(16)コスモアイル羽咋の建設と国際会議開催
飛鳥「コスモアイル羽咋建設の総費用はどのくらいかかったのですか?」
高野「用地買収から取り付け道路などすべて含めて52億6000万円です」
飛鳥「ふるさと農村活性化基金で、箱モノ行政には国から援助が出ますね」
高野「少し違います。正確には「リーディング・プロジェクト」と言う当時の自治省の計画ですね。そこから予算が出たのです」
飛鳥「8割、それともそれ以上でしたか?」
高野「9割ですね」
飛鳥「それでは羽咋市は1割の負担で済んだということですね」
高野「起債充当率で90%が当てられました。その大半が交付税で戻る制度でした。「宇宙とUFO国際シンポジウム(1990年11月)をやった時は、後援が防衛省でした」
飛鳥「防衛省とはすごいな」
高野「まあ、大臣のつてとかいろいろあったのです。これは昔、大臣の秘書のアルバイトをやっていたことがあったので、いろいろな所から協力をいただきました」
飛鳥「一番協力的な大臣は誰でしたか?」
高野「いろいろな関係者から「あまり危険なことはするな、アメリカを逆なでするな」と言われました。僕は、「米ソを仲良くさせたいだけなんです」と答えました」
飛鳥「施設のメンテナンスは羽咋市が行っているのですか?」
高野「設置、管理監督は羽咋市なので、国庫から出た資金で地方が建てて、テーマとして初めてUFOを扱った公の建物です。当時、「タイム」誌が取材に来て、「なぜ税金を使ってUFOにアプローチしたのか」と尋ねられました。「タイム」で特集記事が組まれましたね」
飛鳥「ロシアの展示品もありますね」
高野「あれは旧ソ連の○○○○を通じて手に入れたものです」
飛鳥「これはまた、簡単に言いましたね」
高野「諜報機関の人間で本当に使えそうな人間は「エージェントです」と言う顔はしていません。当時は、ソ連からロシアへの移行期で蚊帳の外にされていた機関で、僕が知り合うことができたのは、旦那さんも同じ機関の人でした。ご夫婦そろって同じ諜報機関でした。「何が欲しいの」と尋ねるとキャノンのコピー機はあるがトナーがないという。あとはストッキングですね。トナーとストッキングを持って行ったら、「星の街」などにすべて行くことが出来ました。先の国際会議に女性宇宙飛行士のマリーナ・ポポビッチ空軍大尉を招いていて、彼女が星の街に住んでいたのです。彼女の手引きもあって、通してくれることになりました。そしたら、アレクセイ・レオーノフ所長が出迎えてくれました。1965年に、初めて宇宙遊泳に成功した宇宙飛行士ですね。彼がで出迎えてくれたのです。背が小さいのです。ガガーリンも140数センチくらいでした。レオーノフさんは148センチだと言っていました。小さい人間をわざわざ選んだのです。レオーノフさんがしているタキメーターの腕時計があまりにもかっこよかったので、ぜひ売ってくださいと譲り受け、持って帰ってきました(笑い)」
飛鳥「韮沢潤一郎さんについてはどうですか?」
高野「タレントですよ。若いころからよく知っています。テレビ朝日の新年会とか忘年会に招かれるのはあの人だけです。あんなに面白いことを言ってくれる人はいません。「異星人の住民票がある」なんて平気で言うのですから。テレビ受けしますよ」
飛鳥「大学時代のバイトで政治家を知っていたことは大きいですね。確か高野さんの友人に、科学問題研究家の竹本良氏がいましたよね。彼は父親が自民党の政治家で、彼もそこで秘書をしていたので、その関係から高野さんも政治の世界に顔を突っ込むようになったのではないですか。竹本氏は、レントゲン車のオーナーと聞いていますが、彼との関係が大きいのではないですか?」
高野「政治の世界の経験と言うのは大きいでしょうね。国会議事堂に入っていく時、守衛さんが最敬礼してくれるのです。車のフロントガラスに衆議院議員のステッカーが貼ってあるのを見ると、20歳そこそこの人間に最敬礼してくれるのです。これだから政治家は辞められないのだろうと思いました。秘書の方に先生のところでバイトさせてくださいと頼んで、一緒になってかばん持ちさせてもらいました」
飛鳥「それが将来バチカンへ米を売りに行くことにつながるのですね。大物政治家とコネクションが無ければ、こんな田舎に巨大な建造物を建てられませんし、ロシアとアメリカから貴重な宇宙船を借りることは無理ですし、バチカンへ米の営業も絶対不可能です。必ず政治家が絡んでいると思いました」
高野「某大学教授から「まともな科学者はUFO研究なんかやっていない」と言われたときはカチンと来ました。ハーバードやスタンフォードの教授がUFOの調査や研究をしているという事実を示したかったのです。UFOを信じる奴らはバカなんだという論調や戦略に乗ってしまって、それを頭から信じている。UFOを第2の黒船だとするならば、その実態を暴いてもいいじゃないかと思います。NASAの科学者でUFO研究をしている人間はいないと言いますがそれは嘘です。実際に会って聞いてみると、奇妙な構築物を見たと語る。存在しないはずのUFOを目撃した時は報告せよという報告義務規定まである。人間は浅はかなもので地位とか名誉とか肩書にほだされる。釈迦やイエス・キリストは大卒ではない。この人たちが創り上げてきた哲学(宗教)、目に見えない愛と知恵は数千年残る。今の世の中は愛と知恵が全く見当たらない。だから、木村さんが選ばれてUFOに乗っている理由が分かりました。肩書も地位も何もありませんが、ただ者じゃない」