(1)エイリアン解剖フィルムの日本放映
これは飛鳥昭雄・高野誠鮮著「UFO対談・宇宙開発の真実とエイリアン問題」の超要約である。(かなり専門的なことが多く、私自身に理解できる範囲でと言う意味) 高野氏はTBSで「ナポレオンの村」と言うドラマの主人公にもなった有名人で、スーパー公務員でもあり、ローマ法王にコメを売りつけるという途方もないことをやっている。日蓮宗妙法寺の住職でもあり、宇宙科学博物館「コスモアイル羽咋」を作った。→こんなことが出来るのはアメリカのエイジェントだからだと思える。
飛鳥「1995年にエイリアン解剖フィルムの世界一斉公開が極秘に進められ、そのフィルムをもとに日本ではフジテレビが特別番組を放映した。「エイリアン解剖フィルム」には、そのもとになったフィルムがあるということですが・・・」
高野「エイリアン解剖フィルムを制作した人間たちが見たというフィルムがあるらしい。それを模倣してエイリアン解剖フィルムを作くらせたらしい。制作に当たってユダヤ人のスポンサーがいたという話なのです」
飛鳥「フィルム提供者はジャック・バネットで、それをプロデュースしたのがレイ・サンティリと言う男だと聞いている。相当お金がかかっている。あの手術室には当時の電話機、掛け時計、手術ベッド、手術器具など時代考証から見て正確に1940年代後半で揃えられていた」
高野「ジャック・バネットは制作にはものすごくお金をかけている。とんでもない額です」
飛鳥「この時はフジテレビも相当額払ったはずですよね」
高野「放映権の金額は、全世界で決まっていた。何秒にいくらと言う形で全部決まっていた。実は放映する日が全部決まっていたのです」
飛鳥「あれは、1995年4月と5月の2回にわたってイギリスの「ロンドン美術館」のホールで試写会が行われ、世界同時(8月28日)放映することが条件だった。その結果、アメリカを含む世界22か国で同時放映された」
高野「そうです。最初に機密試写会をやった時は、世界中から5~6人だけ参加して秘密試写会のような感じでした。ある関係者から日本人では私だけが呼ばれ、ロンドン市内で行われた」
飛鳥「相当儲けた人間がいましたね」
高野「そういうものを作る動機は何かを考えると、一つは、ディバンキング(極秘情報に見せかけた偽情報を流すことによる真実の隠蔽)の意味合いですね。本当に公開されては国家安全の脅威となる場合にとられるのがディバンキング計画である。もっともらしい情報を先に出しておいて、次に「ほら、ウソでしたよね」と言わんばかりの情報を出し、これを何度も繰り返すことによって大衆の関心を低下させる手法でである。1953年の時点で、こうした社会的信頼を落とすための心理作戦が最も効果的であると結論付けています。最初面白いと思ったのは、米大統領直属のUFO問題専門調査委員会に関する「MJ-12文書」が出てきた時、大勢は信じる方に傾いたけど、結局は嘘だったということになった。この「MJー12文書」や映像が出る前に、必ずと言っていいほど、噂が先に流された。実在していた墜落UFOの調査委員会がばれそうになっているという、かなりレベルの高い信頼できる筋からの情報があった当時、リチャード・ドゥティ将校がもたらしたものとして「MJ-12文書」が急に公開された。
ドゥティが偽文書をばら撒いたのです。これは普通なら公文書偽造です。すぐ首が飛ぶでしょう。しかし、彼は全く罰せられていない。おかしいじゃないですか。ドゥティの家系を調べると、父親も空軍情報部にいてUFO問題と深くかかわっていた。「緑の火球」などの不可解な発光現象の究明のための調査計画であったトウィンクル計画に関わっていた」
飛鳥「あのエイリアン解剖フィルムは、コダック社製16ミリのモノクロで、90分の音声なしでしたが、音がないだけに妙なリアリテイがあった。検視手術はロズウエル事件の1か月後、ダラスのフォートワース基地内で行われ、真贋で不可欠なコダックフィルムが当時の物だというお墨付きもあった。検視の方法は、先に左右に胸部を切り、次に上下にメスを走らせて内臓を露出させるやり方で、専門的にもおかしくないということでした」
高野「はい、そうです。フィルムも1コマだけ渡されて分析すると1947年当時のコダック社製でビデオには全くないシーンが写っていたりする。全体が実に巧妙に仕組まれていましたね」
飛鳥「このエイリアンの特徴は性器から見て女性であることと、両手足の指が6本ずつあること、さらに指の間に水かきが無く、両目を覆う薄く黒い皮膜があることなど、それまでのグレー・タイプの常識をことごとく覆すものでした。特にその指の数から、ダースやグロスの「12進法」を持つ世界から来た可能性が示唆されました。実は、放映当初から、エイリアン解剖フィルムは怪しいとされていた。撮影者のジャックのカメラが、ズームになるとピントが甘くなることや、重要な画面になると検視医の背中が邪魔をするままにしているなど、元空軍カメラマンにしては不自然なことが多すぎるという指摘もあった。さらに言えば、解剖フィルムを持ち込んだサンティリ自身が元CIA職員だったことが暴露されている」
高野「CIAは死ぬまでCIAですからね」
飛鳥「別の観点からフィルムを分析したグループもあった。ビデオに起こされたフィルムを鑑定したところ、画質がビデオ撮影時と変わらないことが判明したという。コマ数をカウントしたところ、フィルムのコマ数(1秒24コマ)と、ビデオフィルムのコマ数(1秒30コマ)が違うのに、ダブりや空白部分が全くないにもかかわらず、放映時に比べて使われた当時のドキュメント・フィルムには典型的なダブり現象が現れたという。つまり、解剖フィルムの原板はビデオ撮影されたものと言う結果になったそうです」
高野「そうですね。大切なのは、出てきた情報の真偽と信憑性の問題です」