(21)不当な裁判に勝利したジョージ・デラワー
ラジオ・ガールのドラウン女史の不屈の戦いは、ジョージ・デラワーに引き継がれた。彼は、イギリシ出身で土木技師の経験を持つ。ラジオ・セラピーとの出会いは、第2次世界大戦中に、米軍が肺炎治療に使用していたドラウン女史の発明装置を調査したことである。この理論と効果に感動し、その治療装置を複製し、さらにデラワー研究所を設立する。そこで、ラジオ・セラピーに使用する4000以上もの新しい「抵抗値」(レート)を発見した。また、当時としては珍しい遠隔治療も数多く行っている。しかし、彼にも不運が襲う。装置の購入者から「インチキだ」と裁判を起こされたのである。彼は一歩も引かず、法廷に立った。そこで反論証拠として「遠隔治療で効果があった」1万以上の症例を提出したのである。その結果、裁判は勝訴した。
裁判所から、ラジオ・セラピーの遠隔療法の効果が認められ、原告の訴えは却下された。残されている記録によれば、「約3万件の内、ラジオニクスだけで三分の一完治し、他の療法と併用して、次の三分の一が完治した。残りの三分の一には効果が無かった」とある。
ラジオニクスは日本にも伝わっている。その伝承者が堤裕司氏である。「マインド・テクノロジー」と言う著書もある。日本のダウジング研究の第一人者である。彼によれば、「ラジオニクスはダウジングの一形態である」という。
ダウジングとは、両手にL型の鉄棒(ロッド)を持って歩き、地下水脈などを探る方法である。古くから民間伝承で行われてきた。水脈などがあるとロッド同士がくっつくなどの反応をする。
もう一人は、江本勝氏であり、彼もラジオニクスの普及に努めている。彼はロナルドウェィン・ストック市が開発した装置「MRA」を日本に輸入し、ラジオニクス装置のオペレーションの経験を踏まえて「波動時代の序章」を執筆する。波動関連の本を13冊の執筆し、波動ブームの旗手となっている。
(2)EAV系
EAVと呼ばれる波動医学を確立したのはラインハルト・フォル医師である。彼は西洋医学を学んだ後、中国で東洋医学を習得している。つまり、東西の医療に精通した医師なのである。フォル博士は、中国で学んだ「経絡」「経穴」の診断・治療を行う最新機器を開発した。それがEAV装置である。東洋医学では、鍼灸師、漢方医は脈診、触診などで患者を診る。言うまでも無く長年の経験と鋭い勘が求められる。その診断を、精密な測定装置に委ねたのがEAV装置である。その方法は、手足のツボ(経穴9に、電極8プローブ)を当て、電圧の変化を測定するものである。これは取り扱いが簡単なので歯科医療での使用例も多いという。つまり、これは東洋医学と西洋医学との成功した融合例と言える。
(3)マナーズ・サウンド療法
ピーター・マナーズ医師は整体療法と電磁気治療で、学位と医師資格を取得している。かれは、「サイマティクス」と言う「音と形状」の研究分野を確立したハンス・ジェーニー博士と共同研究に参加し、「人体内の周波数」の基礎研究を受け継ぐことで、マナーズ・サウンド療法を確立した。
彼は、人体の骨、筋肉、臓器さらに整体に関わるオーラ、エーテル体、xチャクラなどの「固有周波数」3500種類を特定した。人体各パーツ「固有周波数」の存在は波動医学の根本理論となっている。
これら「固有周波数」のズレを測定すれば、病巣の診断となる。ずれを調整すれば治療となる。
マナーズ・サウンド療法は、これら固有周波数を、それぞれ5つの周波数の調和音として再現し、患部や組織に当てて、共鳴・共振させる。すると、病変、疾患も完治に向かう。
マナーズは、これら驚異の治療例を全て臨床現場で実証して見せた。
水にマナーズ・サウンドを聞かせて現れた図形をみると、自然界の造形物を思わせる形状となっている。
(4)GDV診断法
これを開発したのは、ロシアのコンスタンチン・コロトコフ博士である。彼は生物の表面の皮膚細胞に電磁界を作用させる。すると、細胞組織から「光子」(フォトン)が誘発され発光する。(生体発光)
この発光現象のプロセスは「光電子放出」「気体放電現象」などと呼ばれる。コロトコフ博士は、これらの発光現象を病気診断に応用したのである。博士は、この生体発光は、生理的、心理的に心身に状態に応じて、発行量や明るさが変化することに着目した。そこで、患者の生体発光を時系列で測定し、病症ごとの発光パターンを記録し、コンピュータでデジタル・データ処理した。測定された生体発光は、光の面積、強度、密度、フラクタルなどの計算処理されている。様々な実験結果が集約され、診断用の専用ソフトも開発されている。それを応用してs間座間那診断、治療に適用できる、これは最先端の「光療法」と言える。