(10)宇宙は見えない力電磁場で満ちている!
古代人は、直感で自分たちの生命を支配する不思議な力が、身の周りに満ちていると考えていた。目の前の何も見えない空間から、天の果てまで宇宙は不思議な力に満ち満ちている。それが、「場」(フィールド)のエネルギーである。真空は無ではなかった。つまり、「電場」「磁場」「重力場」の3つの場がある。その内生命に大きな影響を与えるのが「電場」「磁場」である。これらを合わせて「電磁場」と呼ばれる。それは宇宙空間を光の速度で波の形で超高速移動している。これが「電磁波」である。
電磁波の力が生物に影響を与えている。地球は巨大な磁石である。地球の核(コア)は溶けた鉄である。それは自転しながらN極とS極をもっている。そして太陽からのエネルギーが、この単純な形状の磁場を歪曲させ、揺さぶっている。これが「地球磁気圏」である。
太陽から噴きつけてくるエネルギーが「太陽風」である。それは、高エネルギーの荷電粒子(イオン)等で構成される。この圧力で、地球の電磁場は大きく歪められている。「太陽風」は、イオン粒子に加えて、X線のような有害放射線を大量放射している。
地球を覆う「地球磁気圏は、これらの放射線を吸収したり、脇にそらしたりして、地球を守ってくれている。この防御が無ければ、生命は地上にも存在しない。地球磁気圏のおかげで人類は、守られて生きているのである。
ベッカー博士は古世代の「種の絶滅」の謎も解明している。古世代は、5回も「種の絶滅」を繰り返していると言う。それはカンブリア期、デボン期、ペルム期、三畳期、白亜期に起きている。その絶滅メカニズムは地球の「磁気反転」にあった。つまり、種の絶滅は、地球のN極とS極が入れ替わる現象である。→(飛鳥昭雄氏によれば、ポールシフトあるいはポールワンダリングと呼ぶ。地軸移動、極移動の事である)
「磁極反転は、地磁気の超低周波(ELF)の大変動を伴ったはずである。つまり、種の絶滅は、磁気反転に伴う①太陽風の直撃、②地磁気(超低周波)の激変で発生した」とベッカー博士は考えている。
ベッカー博士は次に来る種の絶滅は人類ではないのかと戦慄する。人類は有害電磁波を激増させているからである。電磁波汚染による人類絶滅と言う破局が迫っている。原始より、生命は地球の自然な電磁的環境に依存してきた。今日、この自然な電磁波環境は、かって存在しなかった人工的電磁波の奔流に押し流されている。それは身の周りにあふれる恐怖の電磁波汚染である。この危機に立ち向かう術は、市民による協力した行動のみである。
ベッカー博士は明解に断言する。「あらゆる人工的な電磁波は、周波数に関係なく有害である」
その10代有害性とは、①成長細胞に悪影響、②癌細胞の成長促進、③強い発癌作用、④胎児の異常・奇形、⑤神経ホルモンの変化、⑥自殺衝動を引き起こす、⑦異常行動の原因、⑧生理リズムを乱す、⑨ストレス反応を起こす、⑩学習能力の低下である。
政府も教育も、新聞、テレビさえ電磁波に触れることは絶対タブーである。まず、マスメディアはスポンサーが絶対許さない。朝日新聞の若い記者は船瀬氏の前でさらりと言った。「朝日は電磁波問題は書けないんですよね」 これは、他のメディアも全く同じである。日経新聞の若い記者は悔しそうにこう言った。「日経は、スポンサー企業に絡むことは書けません。言えません。喋れません。僕たちはジャーナリストなんかじゃありません」
船瀬氏には百人近い新聞記者の友人、知人がいる。彼らの口から同じ嘆きを何度聴いたことか?
「本当のことを流せない」テレビの前に座り、「本当のことを書けない」新聞を広げているのである。そうして日本人は、その情報源の94%をテレビに依存しているのである。まさに家畜並みの洗脳システムである。