(5)生命も存在も波動であり、物質は存在しない!
生命は波動で、各臓器は固有波動がある。現代、量子力学の創始者でノーベル賞を受賞したマックス・ブランクは、次のように喝破している。
「すべては波動であり、その影響である。現実には何の物質も存在しない。すべてのものは、波動から構成されている」
ドイツ振動医学は人体に備わる7つのチャクラの存在を確認している。
①頭頂チャクラ ②前額チャクラ ③喉チャクラ ④心臓チャクラ ⑤脾臓チャクラ ⑥臍チャクラ ⑦根チャクラである。
チャクラと経絡は、東洋医学の根本原理である。ドイツ振動医学はチャクラを活性化し、正常化する「周波数」を、初期の内に突き止めている。生命が波動なら、臓器や組織も波動である。各々の臓器や組織は、固有波動で生命活動を営んでいる。病気とは、これら臓器の周波数の乱れから発症する。鍼灸治療は、周波数の乱れを改善する。ヨガは呼吸法のリズムで改善する。同様に、ドイツ振動医学は、微小振動による共鳴で改善するのである。「病気は臓器の周波数の乱れ」と言う概念は既に現代最新医学も認識している。
生命発生はソマチッドの「吸気」現象である。近代医学の生命観は、未だに「機械論」である。それに対する「生気論」は「生命は神秘的な生気によって営まれている」と主張してきた。古代ギリシャの医聖ヒポクラテスも「生気論」者である。森下敬一博士も「生気論」者である。森下博士の生命論の根幹は、ソマチッド理論である。生命の発生は、ソマチッドの吸気成長にある。つまり、ソマチッドが生命エネルギーである気を吸収し、成長して細胞化していくのである。
ソマチッドの存在発見は、ガストン・ネサン博士による。既成学界はガストン博士を徹底的に弾圧し、逮捕、裁判によって抹殺しようとした。それはガリレオの地動説を圧殺しようとする天動説の愚挙に等しい。
ソマチッド吸気による成長とは、どういう原理か? 「4次元の気が、3次元世界へと転入し、物質化したものが生命細胞小単位すなわちソマチッドやチューブリンである」 4次元に存在する宇宙エネルギーは螺旋状に存在する。「螺旋運動は、横から見れば波動、正面から見れば回転である。それが物質化して、3次元の生命体になる」(森下博士)
チューブリン(球タンパク質)は、螺旋状に配列しながら、微細な微小管を形成していく。「チューブリン微小管は、組織細胞の弾力性保持、気管絨毛、小腸絨毛の形成に寄与する。なお、体内に直接侵入した気は、チューブリン微小管を定宿としている。それゆえ、微小管は気の定宿室と言える」(森下博士)
森下博士が画期的なのは、東洋医学で物質的な存在実体が確認されていなかった経絡をチューブリン理論で証明したことである。
「経絡は、チューブリン微小管が成長した脈管だから、ソマチッドがリンパ血管に安住するのは当然である。なぜなら、「リンパ血管」は気しか通行していない「経絡」が、リンパ液が流れリンパ球が存在する「リンパ管」に移行する中間形態だからである」(森下博士)
この「経絡造血」発見により、人体は2つの経路で造血していることが判明したのである。
「つまり、人体では「食物により小腸絨毛造血」と「気による経絡造血」の二重構造になっていて、後者が基本的な造血形態と考えられる」(森下博士)
森下理論は、4次元宇宙の波動エネルギーと3次元生物の生命エネルギーとの関連を証明する画期的なものである。
日本で最初に診療に「波動測定」を取り入れたのは森下博士である。文字通り、患者の気のエネルギーを測定した値である。それは、患者の各臓器に、「測定装置」から波動エネルギーを送り込み、その反射波から21段階の数値で、エネルギー・レベルを測定するというものである。まさに原理は、コンピュータによる最新鋭診断と変わらない。当時の「気能稚」測定器はプリミティブなものであった。気の乱れている人がやると、数値も乱れた。それで中国の山奥で暮らしていた女性たちを招いてオペレーターとして採用した。その結果、「気能値」測定は安定したという。森下博士はわが道を堂々と進んでこられた。近年ようやく、世界でコンピュータを駆使した「波動測定」装置が開発され、普及し始めている。博士は数十年前から臨床現場で採用してきたのである。