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飛鳥昭雄氏による「日月神示」の霊感語訳(56)

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(56)紀元前2344年、ノアの大洪水が起きた!

(富士の巻・第13帖 神は無理は言わんぞ)

 この世のすべての物質は絶対神が創造した被造物である。にもかかわらず、人は勝手に神の創造物である土地を自分の領土と考え、土地を売り買いしている。絶対神は過去に一度、天体規模の大災害を起こして大地を引き裂き旧世界を破滅された。人はそのことを覚えていなければならず、たとえ一本の草木でも神の所有物である。山菜もそうなら海産物もそうである。だからまずは神に捧げてからありがたく頂戴しなければならない。人は裸でこの世に生まれ、裸で去っていく。それまでの間、人は神の創造物で食いつないでいるだけである。己の肉体でさえ己の物ではなく、神から借りて生きている。その意味で人は一生物乞いと同じである。

 「日月神示」を理解できれば、人は病に陥ることも無くなる。そんなバカなというだろうが、神に不可能はなく、神を信じきれば人から病は去っていく。それは人の心が、神と同じ綺麗な姿になるからである。「日月神示」には、初めと終わりの神が宿っているからだ。かといって、「日月神示」さえ読めば救われると、お経のようにいう者がいるが、この世の仕事を蔑ろにするようでは何も分かっていないことになる。神の正しい組織の者達は、そのことをこの世の者達に知らせてほしい。

(解釈資料)

 旧世界を襲ったカタストロフィとは、全世界を沈めた「ノアの大洪水」の事である。聖書学的には紀元前2344年に起きた大天変地異で、ノアとその家族8人と、神が選んだ動植物だけが新世界へ赴くことができた。

 旧世界では一つの超巨大大陸「パンゲア」だったが、新世界では大陸放散が起きて、今の世界地図のように移動した。日本もパンゲア大陸の一部だったが、2つに分裂したゴンドワナ大陸の一部と、ローラシア大陸の一部が衝突して出来ている。だから、日本一つで旧世界の超大陸パンゲアともいえるのである。


(富士の巻・第14帖 人の体は神の所有物)

 日本人にわかりやすく言うならば、人の体は神の所有物なので、毎日毎晩、神に感謝をして使わせていただいている精神で過ごすのが正しい日々の過ごし方である。眠りについている間は、神に体を返していると思うべきである。絶対神から預かった体なので、無暗に乱暴に扱うものではなく、ふしだらに使うものでもない。神から預かった賜物として体を思い扱うべきであろう。

(解釈資料)

 神の姿は人型で、見た目には人間と全く同じだが、不死不滅の復活体なので2度と死ぬことがない。全知全能で完全体なので宇宙も天体も自由に創造できる。神は間違いを犯さないレベルまで到達した存在なので、全てを見通しすべてを知る立場にある。

 宇宙の果ても神に取れば手に取るように感知できる世界だが、最も重要なのは愛に満ちた存在と言うことだ。全人類が復活した後の「最後の審判」の場にしても、人は人の欠点や罪を見つける減点法を用いるが、神は加算法を用いて、どんな人でもいい点を見つけようとする。かといって、手を抜くわけではなく、加算したくてもそうしていなかった者に加算することは神でもできない。救世主はどんな悪人にも慈悲を持って接する為、すべての人間は納得して、行くべき世界に赴くことができるのである。「天網恢恢疎にして漏らさず」とはこのことを指している。


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