(21)「石油王」は怪物「医療王」に変身!
ベンジャミン・フルフォード氏は「人殺し医療」で国際医療マフィアの陰謀も暴露している。
1910年、アメリカである医学リポートが発表された。タイトルは、「アメリカとカナダの医学教育」(著者はA・フレクスナー)である。一見普通の医学論文に見えるが、この論文こそ、現代まで続く医療を蝕む癌を発症させることになる。その内容を、フルフォード氏は、「コールタール医療の提唱」と断罪する。
なぜなら、このリポートをフレクスナーに依頼したのがジョン・D・ロックフェラーだからである。石油産業の独占で巨万の富を築いた初代ロックフェラーは、その持てる財力と、政治力を使って医療分野への進出を図り、20世紀を迎えた1901年「ロックフェラー医学研究所」を設立する。ロックフェラーは、石油と医療をどう結び付ければいいのか? どうすれば医療を独占支配できるのか? その調査をフレクスナーに命じた。それが、このリポートの目的であった。今日、コールタールは発癌性があることが知られている。発癌物質で医療をしようと言うのだから、医療システムそのものが癌になるのは当然である。(フルフォード氏)
コールタールは石油の一種である。その発癌性を、世界で最初に発見したのは日本の医学者・山極勝三郎である。兎の耳に長期間にわたってコールタールを塗り続けると、確実に癌を発症することを立証した。それは「コールタール医療」を提唱したフレクスナー報告から、遅れること5年の1915年の事である。これは、石油を医薬にして莫大な富を得ようと企んでいたロックフェラーにとって、実に目障りな発見であった。
この山極の研究所は、ロックフェラーの政治力で徹底的に握りつぶされることになる。実際、癌発生のメカニズムでノーベル賞を取るのは、「寄生虫説」を唱えたヨハネス・フィビゲルである。(1929年受賞) 誰でも再現できた山極のコールタール人口癌研究は、完全に黙殺され、現在まで「医学界最大の汚点」と言われている。(フルフォード氏)
ちなみに、ロックフェラー医学研究所からは、数多くの研究者がノーベル賞生理・医学賞を受賞している。これも、ノーベル賞財団の正体が、ロックフェラー賞であることを示す。ロックフェラーはノーベル賞財団に大量の寄付をすることで背後から完全に支配しているのである。この事実からも、ノーベル賞の本来の役割は人類の洗脳装置なのである。
面白いことに、当時、ロックフェラーが医学界のスーパースターとして発掘し、ロックフェラー研究所の看板学者となった日本人がいる。それが野口英世である。日本の偉人伝に登場する彼の偉業も、国際医療マフィアが捏造したものだった。
「アフリカのガーナで客死するまで、医学界のスタートしてロックフェラー財団の地位向上、ロックフェラー一派の医療支配に貢献することになる。現在、野口英世の功績の大半は、捏造だったと分かっている。野口を批判しているのではなく、ロックフェラーが医学界で実権を握るために、徹底的に野口を利用したのである。(フルフォード氏)
フルフォード氏は、ロックフェラーに支配された現代医療をナチス医療と呼ぶ。真の目的は、大衆への詐欺と殺戮だからである。
欧米でも20世紀初頭まではホメオパシーが盛んだった。ナチス医療マフィアと結びついた西洋医学がそうした別の医療体系までも敵と決め付け、排除してしまった。西洋医学は、医療ギルドと言う軍隊組織がもとになっている。他の組織への攻撃力も高い、その性質をナチスに悪用されてきたのである。今の医療体制は、軍事独裁体制となんら変わらない。戦争中のナチス・ドイツの状況と全く同じということを理解する必要がある。(フルフォード氏)
このようにして石油王が怪物の医療王に変身した。しかし、本人たちは怪物とは自覚していない。ジョン・D・ロックフェラーは自伝でこう述べている。
「私たちは大いに恵まれた一族なのだから社会の報いる義務がある」「私たちは、資金を気前よく提供し、地域共同体や国の問題に積極的に関わることを求められる。これこそ、父自身が若い時分に身に着け、私たちに、事細かく教え込んだ受託責任の教義だ」
こうしてD・ロックフェラーは慈善事業に積極的に取り組んでいく。それはシカゴ大学、ロックフェラー医学研究所、近代美術館、外交問題評議会(CFR)、カーネギー国際平和基金などである。
D・ロックフェラーは「中央集権化を強め、協力関係を育む」と述べている。つまりは、莫大な資金提供をしてきたロックフェラー一族への忠誠を求めているのである。ロックフェラー研究所の目的は、あからさまに現代医学の支配確立だった。はやくいえば、全世界の医学支配のための牙城であった。1965年、名称をロックフェラー大学の改名し、第2のスタートを切った。D・ロックフェラーは1975年まで同大学理事長として絶対権力を掌握し続けたのである。