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飛鳥昭雄氏による「日月神示」の霊感語訳(54)

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(54)神界の位階(ヒエラルキー)

(富士の巻・第9帖 地獄の三段目)

 神界は、位階(ヒエラルキー)になっている。至高世界が3つ、中高世界が3つ、それを区分けする世界が1つある。至高世界も3位階あり、下層世界も3つあり、至高世界以外は合わせて7つある。その7つの世界も位階として7段階に分かれている。それら至高世界以外の位階一つ一つにも7段階の位階が存在する。今、この世は地獄一歩手前の世界、下層世界の2段目の位置にある。しかし、この先、下層世界の3番目まで落ちるが、さらにその下は下層世界を通り抜けた地獄の世界になる。そこは光を拒絶した闇の支配する世界で、もはや人の力では何もできない。そこで唯一力を発揮するのは神と悪魔だけである。人の力は及ばない。

 下層世界は人に与えられた世界で、この世をどうするかで人の価値が決まる。人が上昇した中高世界から上の世界は、この世的に生きる者達とは大分違い、自己中心に欲に塗れる者はいない。いかにも信心しているという振りも無く、当たり前に神を受け入れる者達の世界で、これが本来のあるべき人の姿である。

 これから先、下層世界の人々は地獄の世界に突入するようになるが、免れる道は中高世界を通り抜け一気に神界に突入するしかない。そこは神が住まう聖域で、悪の微塵もない世界である。悔い改めて正しい方法でバプテスマを受けるだけで、地獄から神界への門が開けるのだ。

(解釈資料)

 生命の樹は、三柱に球体(セフィラ)が10個、22本の小径(パス)がある構造を言う。厳密には、中央の均衡の柱に隠れたセフィラ「ダアト」が存在するので、11個のセフィラで構成されている。これをセフィラの複数形の「セフィロトの木」と呼ぶ。

 最上位の「上向きの三角形」が至高世界で、「ケテル」「ビナー」「コクマー」で構成されている。「ダアト」は神界へ至る関所で、救世主が自ら番をして人を吟味するところとされる。ここの別名を「バプテスマの門」と言う。

 人は生命の樹を上昇して至高の世界に至るよう創造されたが、多くは「下向きの三角形」である中高世界「ゲブラー」「ケセド」「ティファレト」で留まるか、さらに下の「下向きの三角形」の下層世界「ホド」「ネツァク」「イエソド」に留まり一生を終える。

 その下は地獄で、最悪のセフィラ「マルクト」に堕ちるが、そこからも脱出方法があり、その方法は真の悔い改めと預言者のカギによる神権のバプテスマしかない。


(富士の巻・第10帖 Θの御用なされよ)

 これから先、激しい爆撃で焦土と化す日本は、食糧が枯渇して入手が困難になり、住居も焼失して行く所が無くなる。この世に流される日本人と、真の神の選民の違いは明確になる。神の正しい組織でも、己の本業に疎かであってはならない。神への手伝いは重要だが、己の仕事を蔑にすべきではない。時と所を問わず、神は真面目で正しい者を助けるからである。天皇陛下の心を案じる者が臣民である。「九十」には気をつけよ。東京が大規模に攻め込まれるからだ。

(解釈資料)

 やがて訪れる日本の敗戦と混乱と飢餓、もう一つは、現在から近未来に起きる大きな飢饉の時代の預言である。前者は天皇陛下に対する臣民の心構え、後者は「天の御子=天照大神=イエス・キリスト」の信者の心構えで、心の柔軟な者に神の約束が下される意味である。

 気を付けるべき「90」はゲマトリアでは数字の最高位の「9」なので、最も注意する意味を象徴する。同時に陰陽道の奇数と偶数のあわせの「有・無」の極位を示すため、相当ヤバイ意味になる。「東京大空襲」は、1944年11月14日以降106回を数えるが、1945年3月10日、4月13日、4月15日、5月24日、5月25日の5度が大規模だった。普通、東京大空襲と言う場合は、3月10日を指し、この日だけでも10万人以上が死亡した。これは明らかなアメリカ軍の無差別爆撃で、1922年に定められたはずの、軍事施設以外の民間人殺傷を目的とする爆撃を禁じた「ハーグ条約」に著しく違反した。


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