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ロックフェラーが隠すホメオパシーの秘密(9)

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(9)2人の偽医者に米国医師会を腐敗させる!

 医学教育について、ロックフェラーが狙ったのが、米国医師会(AMA)である。彼は教育と利権で手懐けた医師たちに医師会を乗っ取らせ、自らの傀儡組織に仕上げた。都合の良いことに、米国医師会はロックフェラーが目をつける以前から腐りきっていた。この全米最大の医療団体は2人の偽医者に完全に乗っ取られていたのである。最初に乗り込んだのがシモンズ博士である。彼は医師資格がないのに、自ら医師と名乗り、堂々と新聞に公告まで掲載している。出世欲の塊の彼は、米国医師会の存在を知り、ネブラスカに医師会ネブラスカ支部を設立する。その才覚から米国医師会に機関誌編集長として参加する。この狡猾な男は、すぐさま医師会事務局長に就任する。医師会に集まる金のすべてを掌握し、実質、米国医師会を我が物にしたのである。

 その補佐役として就任したのが、もう一人の偽医者フィッシュべインである。彼はシモンズの忠実な部下となった。

「米国医師会(AMA)は全米で最も図々しい2人の偽医者の掌中に握られ、強力な支配を受けることになった」

「シモンズ博士は、生涯において金儲け以外の動機で行動したことが無かった男で、米国医師会の持つ巨大な権力は、必ず金儲けと言う金の鉱脈に自分を導いてくれることを即座に悟った」

 シモンズは、医師会が製薬会社や病院などに恩恵を与えると、報酬が得られることに気付いた。そこで彼が最初に着手したのが、医薬品など「新製品」に対する「認定証」の発行事業である。当時、医師会には「製品」をテストする実験室も、設備も一切なかった。それでもシモンズは「認定証」を乱発した。その認定方法は、業者の「金力調査」に基づいていた。つまり、金を多く積んだ業者に「認定証」を授けた。早く言えば、賄賂の多寡で「認定証」発行を決めたのである。

 米国医師会が当初から、偽医者に実権を牛耳られるほど腐敗していた。この事実をほとんどの米国の医師たちは知らない。なぜなら、この2人の悪名は医師会の公式記録から、巧妙に削除、抹殺されているからである。しかし、残された様々な記録、資料から、その滅茶苦茶さが伝わってくる。

「シモンズと、その一味が医学書出版と、広告を独占するために使った方法は、露骨かつ非合法なものであった。米国医師会は、自分たちの機関誌以外の媒体に広告を出した製薬会社に対して、薬の「認定」を取り消すぞとあからさまに脅迫した」(E・ジョーゼフスン博士)

 この悪党シモンズは、こうして1924年、引退するまで医師会を支配し続けた。

 そして、その跡を継いだのが部下の偽医者フィッシュべインである。ところが彼は上司のシモンズより、さらに金まみれの独裁者になっていく。

 ここで全米最大の医療団体、米国医師会を2人の極悪な偽医者たちに、欲しいままにさせてきた張本人はロックフェラーだった。そうして、医学界のヒトラーは、25年間も医師会のドンとして君臨し、「西側世界第1の遊び人」として酒池肉林の放蕩三昧を繰り返した。

 腐敗させて、支配する。それは、他者を闇から支配する要諦である。ジョン・D・ロックフェラーは全米の医学・医療利権を掌握するために、2人の偽医者の悪党を送り込み、巨万の利権で酔わせて、その背後から支配した。こうして、米国医師会は、ロックフェラーの出先機関と化した。偽医者のシモンズとフィッシュべインは忠実な飼い犬だった。そして歪められた医学教育で、全米のほとんどの医師たちがロックフェラーの軍門に下った。

「なぜ、米国医師会は堕落するのか?」の著者F・G・リドストン博士は次のように記している。

「米国医師会に巣食う寡頭勢力が、誇らしげに吹聴してきた業績は、専売薬品やインチキ薬品製造業者、偽薬品に対する遅まきながらの宣戦布告であった。これらの医薬品が医師会雑誌の広告を飾り、その広告収入で、この寡頭勢力がぼろ儲けしていることを考えると、その偉そうな態度に、私は吐き気を覚える」


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