(52)「日月神示」の神は受胎したヤハウェ
(富士の巻・第5帖 喰う物も飲むものも無くなるのぞ)
食う物がない時代がやってくる。半端ではない飢餓が襲い、飲み物さえ事欠くようになる。これは神の再臨の前に起きる大きな試練で、日本だけではなく世界規模で勃発する。修行や断食で乗り越えられるものではなく、多くは餓死し灰になって消え去る。一般の者達で生き残る術は、飢饉に備えることである。このような事態が起きる前、神が選んだ者は厳しい言葉で警告を発する。神が直接人類に警告するのではない。神は人を召し、その者を通して人々に警告する。
外国の神は枠だけの形と化し、受胎したヤハウェを信じるキリスト教が真の神の組織だが、三位一体を主張するキリスト教がほとんどではお寒い状況だ。
「ヤハウェ=イエス・キリスト」を信じないからである。ヤハウェは旧約の神であり、ヤハウェと同じ神アラーは、既に受胎したゆえ、イエス・キリストを通さねば何もならない。
天照大神であるイエス・キリストは、日本でことを成すのに急いでおられる。それには多くの者の協力が不可欠だが、その者等は、器があっても中身が伴わないので、一刻も早く神道の神がイエス・キリストと悟って器を用意してほしい。ならば悟った者から楽になるだろう。今は一分も無いし、一厘も無駄にできない段階である。今の日本人は時刻を「神の国」と唱えて満足しているが、足元が崩れ落ち、地面に這いつくばるようになる。岩に穴を掘って隠れても、地面の穴に逃げ込んでも意味がない。それでも神は自ら助ける者を助ける。それは神の為でもあり、人の為でもある。これが真理であり、人にとってありがたい仕組みである。
(解釈資料)
「‘」はヘブル語のヨッドで、この1文字で「ヤハウェ」を表す。「○」は肉体で「‘+○」で「受胎したヤハウェ」で「イエス・キリスト」を示している。「○」は霊を覆う肉体のほか、組織、システム、人間を象徴している。「日月神示」は日本人のために与えられた預言書である。この中で語られる事態は日本人の身に起きる出来事である。
日本の神の組織に巣食い害する官僚主義は、飢饉に関しても、「聖書」に預言され、彼らの預言者が警告しているにもかかわらず、お経にとどめて多くの信者の目を塞いでいる。信仰歴の長いだけの日本の年老いた指導者たちは、若者たちの未来を意味のない官僚主義で抑えつけている。
(富士の巻・第6帖 8月15日、敗戦の日の意味)
今は神が自分の全能の力を発揮しないでおられる。人が善悪どちらを選ぶかの自由意思を確かめておられるからだが、それを知っている悪魔の軍勢は、人々を誘惑して罪に陥れ、神界に帰る道を全力で塞いでくる。何の防御もしないと自分たちの未来を根こそぎ奪われる事態に陥るだろう。親の悪癖や罪で子が苦労し、子の悪行で親が振り回されるようになる。
天照大神(イエス・キリスト)が治世する1000年間の「至福年」になれば、全てが明らかにされ、曇りのない美しい世界が訪れる。8月になれば全てが分かる。強烈な光の中ですべてが見えなくなり、日本全土が焦土と化す。が、次の段階の8月はやり直しが全く利かない最終段階が待ち受けている。いつも頭上から振り下ろされる剣の覚悟があるだろうか。人は食べ物だけで生きているのではないことを知らねばならない。
(解釈資料)
この預言が8月15日に降りたことが重要である。問題の8月は日本にとって太平洋戦争の敗戦の日に当たるからである。終戦の日については諸説あるが、日本政府は8月15日を「戦没者を追悼し平和を祈念する日」と定め、「全国戦没者追悼式」を主催している。8月15日で最も記憶に残るのは、昭和天皇による「玉音放送」であり、日本の降伏を天皇陛下自ら国中の人々に公表したことである。「567=ミロクの世」の前に来る「666=ミロク」の世は、大量殺戮が口を開く時代となり、最初の被害者は世界の晒し者として日本が選ばれる。官僚主義に国民が毒され、天皇陛下を軍が支配する国は焼き尽くされねばならない。次に来る8月は恐ろしい事態を招くだろう。これは「両義預言」になっていて、日本だけではなく世界中に襲い掛かる神罰となり、二度とやり直しが利かない。つまり人の世が終焉するのである。
世界が「ハルマゲドン」で終焉した後、救世主の再臨で善人が救われ、神が統治する「福千年」で生活するが、その後に人類へのジャッジである「最後の審判」が行われ、全ての人間が復活して3位階(「至高世界」「中高世界」「下層世界」)の宇宙へ振り分けられる。