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飛鳥昭雄氏による「日月神示」の霊感語訳(51)

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(51)偽ミロクの666

(富士の巻・第4帖 日富見、見世何時、ミロク)

 一二三が終わったら三四五を成さねばならないが、この三四五が五六七の仕組みとなり、これがミロクの世の事である。このミロクの世に善悪が明確となり、大勢の者が悪である獣に走り、善なる者が一部残る構図となり、その区分は永久に定まる。善を選ばなかった者達は悲惨な有様が襲いかかるが、選びの結果なので自業自得と言うほかない。それまでに一刻も早く悔い改めないと手遅れになる。「日月神示」はそのために存在している。

(解釈資料)

 一二三が「日富見」、三四五が「ミヨイツ」と読み、「御世何時」となり、「何時になれば神の世が来るのか」の意味になる。その神は、「何時=出づ」で「入づ=出づ」であり、「初めなり終わりなりの神」となる。次が五六七の仕組みで、岡本天明はそれを「ミロク」と言っている。つまり、「弥勒」のことだが、弥勒とは未来に現れる仏で「慈悲」を語源とする。

 弥勒菩薩は仏陀の入滅後、56億7000万年後に出現する未来仏で「マイトレーヤー」とも呼ばれている。→(私は、高橋信次先生の奥さんである高橋一栄先生がマイトレーヤーであったことを認識しているが、飛鳥氏の主張している弥勒とはイエス・キリストの事を指している。)

 一説では、56億7000万年は、56億7000万人の間違いで、仏陀の時代の人口が約3億3000万人なので、それに56億7000万人を足すと60億人となり、世界人口が60億人を超えた年と関わるという。国際人口基金の調査によると、世界人口が60億人を突破したのは1999年10月12日とされていた。しかし、この数字はあくまでも統計上の推論であり、1991年の「湾岸戦争」でイラク兵の膨大な戦死者数がカウントされておらず、アメリカ商務省の統計局でさえ、把握していない。ところが、国際人口調査部に勤めるベス・ダポンテが戦争における死傷者の総計を15万8000人と死亡者数を報告書にまとめた。その直後、アメリカ政府はダポンテの持つ関係書類をすべて没収し、職務遂行上の不行き届きを理由に解雇してしまった。これは異常解雇であり、ペンタゴンはイラク兵の戦死者数を極秘扱いしていたことになる。理由はプラズマ兵器の使用である。イラク兵の戦死者の圧倒的な数は、プラズマ兵器が使用された証拠になりうるため、極秘扱いされたのである。そのため、60億人を突破したのは1999年8月11日だった可能性が出てくる。この日ノストラダムスの預言にある1999年第7の月とも重なり、この年の8月11日、地球はグランドクロスに突入し、巨大な十字架にかけられたことになる。

 十字架にかけられた神(メシア)は、イエス・キリストだけなので、「弥勒=イエス・キリスト」になる。このイエス・キリストは西暦3年頃に誕生しているが、彼は人類を救いにもう一度未来に戻ってくる。

「その時、人の子が大いなる力と栄光を帯びて雲に乗ってくるのを、人々は見る。」(「ルカによる福音書」第21章27節) 

「だから、あなた方も用意していなさい。人の子は思いがけないときに来るからである。」(「マタイによる福音書」第24章44節)

 岡本天明は「五六七=ミロク」としたが、どうしてもミロクとは読めない。そこでゲマトリアにかけてみると、「5+6+7」で「18」となり、「1+8」で最大数の「9」なので、世界的な一大事を示唆している。実はミロクには「666」の読みがある。いわゆる悪魔の数字で、「6+6+6「で「18」となる点も五六七と被っている。

「ここに知恵が必要である。賢い人は獣の数字にどのような意味があるかを考えるがよい。数字は人間を指している。そして数字は666である。」(「ヨハネの黙示録」第13章18節)

 567の前に666が現れることで善悪が両端に分けられて定まることになる。


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