(35)近代医学理論は、どれもこれもペテンだった!
(近代医学理論の概要)
①細胞起源説→近代医学の父・ウイルヒョウの過ちは「機械論」だけではなく、「細胞は細胞分裂のみから生じる」と断定し、「細胞起源説」を唱えた。現在、世界の生物学、医学テキストの中心には、「細胞は細胞のみから生じる」と書かれている。だから、生物学者や医学者は、それを至極当然な絶対律と信じきっている。ところが、その後、多くの医学者たちが、細胞以外の物質から細胞が発生する現象を観察している。例えば、千島・森下学説で知られる千島喜久男博士は、鶏卵から赤球細胞等が生じる様子を観察し、森下敬一博士も、小腸で消化された栄養源から、赤血球が発生する事実を証明している。これらが「腸管造血」「細胞新生」を裏付けている。「細胞起源説」はこうして否定されたのである。
②癌無限増殖説→ウイルヒョウは「癌細胞は一つでも生まれると、宿主である患者を殺すまで増殖する」と唱えた。ところが、その後の研究で、人体には毎日、平均して約5000個もの癌細胞が生まれていることが判明した。もし、ウイルヒョウの説が正しいのであれば、人類は100万年前に絶滅していたはずである。毎日、数千個の癌細胞が生まれているのに、癌にならないのは、体内をNK(ナチュラル・キラー)細胞がパトロールして、癌細胞を攻撃、殺しているからである。NK細胞が発見されたのは1975年であり、このNK細胞理論こそが、ウイルヒョウ理論を完全否定するのである。しかし、未だ世界の医学教科書は癌無限増殖説を盲信している。誤った癌理論に洗脳された医者に癌が治せないのは当然である。
③パスツール理論→パスツールは細菌の存在を最初に発見し、証明した業績で有名である。彼は「病気は目に見えない病原菌によって起きる」と主張し、細菌(バクテリア)は細菌のみから分裂して生じ、自然発生などありえないと主張した。しかし、後に千島・森下博士たちがバクテリア等の自然発生を証明している。そのためか、パスツールも臨終の言葉として次のよう残している。「現代医学は大きな嘘に基づいている」と。
④ジェンナーの種痘→ジェンナーは予防接種の父と称えられている。彼は8歳の少年に牛痘にかかった農婦の膿を接種し、6週間後に少年に天然痘を接種したら発病しなかった。このわずかな1例の人体実験で、彼は英国政府に称賛され、その種痘法は欧州全土で熱狂的に推進されたが、逆に爆発的な大流行を引き起こした。「種痘が原因だ」とドイツの宰相ビルマスクは激怒し厳禁したほどである。
(栄養学の父フォイトですら詐欺師の頭目だった)
フォイトは栄養学界の大ボスである。その第1の罪は、肉食礼賛である。彼は動物タンパク質を絶賛し、植物タンパク質を劣等と切って捨て、炭水化物は「栄養が乏しい。食べないように」と否定した。彼はドイツ国民の栄養状態を調査し、成人1人48グラムのタンパク摂取を確認し、「国民よ、1日118グラムのたんぱく質をとれ」宣言した。フォイトには、たんぱく質=肉である。さらに「良いものにとり過ぎなどない」と暴言を吐いている。
なぜ、肉食推進を行ったのか? おそらく食肉業界と癒着していたはずである。国民が2・5倍肉を食べれば、食肉の売り上げは2・5倍である。軍部の思惑もあった。肉食は体位向上と攻撃性、俊敏性を養うからである。これらは兵士には理想の素質である。しかし、現在、肉食者の死亡率は、菜食者に比べて、心臓病は8倍、大腸癌は4~5倍、乳癌は5倍、糖尿病は4倍と肉食の惨憺たる有害性が判明している。フォイトの肉食礼賛は大量の病人製造理論だったのである。
(奇人学者の妄想が栄養学の中心になった)
第2の罪は、カロリー理論である。フォイトはエネルギー源は食物が酸素と化合する熱量と考えた。食品を実際鉄釜で燃やして熱量を測定し、カロリー量から生命維持に必要熱量を算出する。成人は1日2400キロカロリー、寝ていても1200キロカロリー必要と算定し推奨した。しかし、生体と鉄釜の同一視は荒っぽい。船瀬氏の友人である森美智子氏は1日青汁1杯だけで20年生きている。僅か50キロカロリーである。基礎代謝熱量の24分の1である。フォイトに言わせれば、確実に餓死する量である。しかし、彼女はふっくらしている。彼女の存在こそ、カロリー理論破綻を証明している。後の研究者はフォイトの栄養学を「科学・医学・統計学の何ら検証も無い空想の産物」と酷評している。しかし、奇人学者の妄想が、今も世界の栄養学教科書の中心に居座っている。それは、フォイトの弟子たちが、世界中に伝道したからである。こうして肉食信仰は世界中に熱病のように広まり、人類は肥満、心臓病、脳卒中、糖尿病、癌、難病など肉食の弊害に悩まされている。ちなみに、生命エネルギー源は、①酸化系、②解糖系、③核反応系、4宇宙エネルギー系の4つが確認されている。