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現代医療の崩壊(34)

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(34)病気は体毒より生じる!

(なぜ病気になり、なぜ、治るのか)

 西洋医学の答えは「それは、わからない」である。つまり、現代医学は、「人間がどうして病気になるのか」の原因すらわかっていない。原因がわからないのだから、治せるはずがない。しかし、東洋医学の答えは明解である。「それは体毒より生じる」

 東洋医学は、病気の本質をはっきり見抜いていた。それは体毒が原因と言うからである。では体毒とは何か? それは体内に発生した毒素である。その毒はどうして生じたのか? その最大の原因は過食である。身体の代謝能力以上の食べ物を食べると、それは排泄しきれずに体内に残ってしまう。身体は、それを老廃物として体内に溜めこむしかない。まずは、脂肪細胞に蓄え、さらに、全身の細胞に蓄える。老廃物とは、身体にとっては異物である。つまり、毒物である。やむをえず毒物をため込んだ細胞は汚染された細胞となる。当然、生命力が衰えて弱っていく。そこで、繁殖するのがウイルスや細菌などの微生物である。身体にとっては体内で反乱が起きたようなものである。身体は、それら暴徒を鎮圧する防衛の為の軍隊を派遣する。それが各種の白血球で構成された免疫細胞軍である。特にウイルスやバイ菌などに直接攻撃を仕掛けるのが顆粒球である。その防衛兵士たちは、活性酸素と言う火炎放射器を帯行している。その炎をウイルスや細菌に放射して焼き殺すのである。しかし、火炎放射は敵だけを焼き尽くすわけではない。自らの組織、器官も熱い炎に炙られる。すると、痛み、腫れ、発熱が生じる。これが「炎症」の正体である。

 「炎症」とは炎に炙られた症状である。例えば、「胃炎」「腸炎」「肝炎」「腎炎などである。つまり、病気の正体は、体内で増殖した微生物を退治する時に顆粒球が放射した活性酸素の炎で生じた「炎症」なのである。その原因を辿れば、体毒に行き着き、さらに辿ると、過食に行き着く。

(万病の原因は「過食」と「苦悩」)

 万病の元は過食だった。体毒の原因はもう一つある。それが苦悩や怒り、ストレスである。悩みや怒りはアドレナリンと言う神経毒を発生させる。これは毒蛇の毒の3~4倍と言う猛毒である。それが体毒として体内を駆け巡り病気を引き起こすのである。「病気」を「気」が「病む」と書くのは本質を表している。

(「症状」を「病気」と間違えた西洋医学)

 西洋医学は、病気の原因がわからない。東洋医学は、原因が体毒と突き止めた。さらに、西洋医学の致命的過ちは、「症状」を「病気」と間違えていることである。東洋医学は、「症状」と「病気」をはっきり区別している。つまり、「症状」は「病気」の治癒反応に過ぎないのである。様々な「症状」は「病気」が治ろうとしている「現れ」なのである。

 そもそも「生命」とは何か? 「生命」の最大の特徴は、ホメオスタシス(生命恒常性維持機能)である。これは「生命は常に正常を保とうとする働きがある」ことを示す。わかりやすく言えば体温である。人の正常体温は36・5度Cである。夏場、炎天下では汗が流れるが、それは汗の気化熱で体温を冷まそうとしている。逆に、氷点下数十度の酷寒では、身体はガタガタ震える。それは筋肉を小刻みに動かし、血行を促進して体温を上げようとしている。このように、「恒常性」を維持しようとするホメオスタシスは単細胞生物から多細胞生物にまで備わっている機能である。この機能があるから、生物は生命を維持できるのである。

 ホメオスタシスは、振子が引力で引かれて正常の位置に戻ろうとする働きと同じである。この時、真下に引力として働くのが自然治癒力である。「風邪」を引いたとする。「病気」が風邪なら、発熱、咳、下痢などは「症状」であり、治癒反応である。発熱は体温を上げてウイルスなどの病原体を殺すためである。さらに免疫力を上げるためである。咳、鼻水、下痢は病原体の毒素を体外に排泄するためである。これらの症状の治癒反応のおかげで病気の風邪は治っていくのである。ところが、西洋医学はこの「症状」を「病気」と勘違いする重大ミスを犯している。そして発熱には「解熱剤」を、咳には「鎮咳剤」、下痢には「下痢止め」の薬物を投与する。まさに対症療法の滑稽さである。「病気」が治ろうとする「命の振子」を逆向きに押し返す。だから、逆症療法とも呼ばれている。治癒反応を薬で止められた振子は傾いたまま固定される。すると「病気」も固定され、慢性化し、悪化していくのである。

(薬物療法が犯してきた5つの大罪)

①逆症療法→「命の振子」を逆向きに押し返し、病気を慢性化させ、悪性化させている。

②毒反射→薬は本来毒である。薬物療法とは毒を投与して生体の毒物反射を利用するものである。Aと言う薬物を投与したら、生体全体の組織、臓器が毒物Aに反射する。これが毒反射である。循環器系が反射して、血圧が下がったとすると、それは毒物に対する生理反射に過ぎないのに、医師たちは狂喜する。「Aには血圧降下作用がある」とし、Aを医薬品「降圧剤」として認可を取り販売し利益を上げる。毒物Aが「降圧剤」と言う薬に化けたのである。A投与で血圧が下がるのは、あくまで生体の毒物Aへの反射である。生体に備わった自然治癒力とは根本的に違うのである。

③副作用→Aによる血圧低下を製薬会社は「主作用」と呼ぶ。しかし、生体の毒物Aへの反射は、全身の細胞、組織、臓器が毒物Aに反応する。消化器系なら嘔吐、腹痛、下痢など。循環器系なら発熱、動悸、不整脈、ショックなど。神経系なら、痛み、めまい、頭痛、不眠など。これらをまとめて副作用と言う。製薬会社にとっては黙殺、無視したい症状群である。実は、これら副作用群の存在こそ、医療マフィアが薬物療法を推進する裏の理由である。彼らは副作用群が患者に発症すると、それを抑えるため症状ごとに、医薬品を投与する。発熱なら、解熱剤、下痢なら下痢止め、痛みには痛みどめ。こうして投薬の種類と量は、幾何学的に増えていく。製薬会社にとっては極楽であり、患者にとっては地獄である。

④薬物耐性→生体は外部からの刺激に対し、何とか生命を維持しようとする。毒物を投与されると、生存のために反応する。その一つを「主作用」として製薬メーカーは、医薬品として販売する。しかし、投薬を続けるうちに身体はその毒に耐性を獲得して反応しなくなる。こうして、薬物耐性の生じた患者への投薬量は増えていく。

⑤薬物依存→投与を続けていくうちに「命の振子」は傾いたままになる。すると、生体は振子の位置を正常と錯覚して生命活動を営む。薬が切れると振子は真に正常な左の位置に戻る。しかし、生体はこれを異常と錯覚し、苦痛を感じるのである。それが禁断症状なのである。すぐに投薬すると振子は偽の正常値に戻り苦痛も去り、患者は快感を味わう。これが薬物中毒である。依存症で患者は死ぬまで薬を手放せない。製薬会社は笑いが止まらない。


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