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現代医療の崩壊(31)

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(31)痔の薬「ボラギノール」の正体は外科用強力麻酔薬である!

(麻酔薬リドカインに恐ろしい副作用)

 「私は外にサッ、私は中にチュッ・・・・」のテレビCMでおなじみの痔の薬「ボラギノール」シリーズである。愛用者は相当な数にのぼる。その効能は「いぼ痔、切れ痔の痛み、かゆみの改善」である。これで、悩みの痔が治ればメデタシ、メデタシなのであるが、その効能成分「リドカイン」を調べて驚いた。これは外科用強力麻酔薬だったのである。つまり、強力な局所麻酔薬であり、局所麻酔作用はプロカインの2~4倍強力であり、毒性の強さは同程度だという。速効性なので手術や緊急の場合に利用されるという。外科用麻酔薬を痔に塗れば、痛みが消えるのは当然である。しかし、麻酔が切れると、また痛みが襲ってくる。つまり、麻痺だったのである。

 リドカイン「添付文書」には「劇薬」とある。その定義は、薬事法によれば、「毒性が強く、中毒量と常用量が極めて接近している」「副作用発現率が高い」「使用量を見誤ると危険」と指定されている。リドカインの副作用も怖く、「急性心筋梗塞」「アナフィラキシーショック様症状」「薬物毒性」「肝臓障害」などがある。そもそも麻酔は、その毒性で知覚神経・運動神経を遮断する。さらに手足の冷え、血圧低下、低酸素血症、意識喪失、血流低下などの副作用がある。

「ボラギノール」愛用者は、お尻に強力外科用麻酔薬を塗っていたのである。麻酔が切れれば、確実に強烈な痛みがぶり返す。さらに、麻酔薬による血行障害で、肝心な痔疾の自然治癒力も阻害される。だから、愛用するほど痔は慢性化し悪化していく。→「不可」

(「ブリザエース注入軟膏」の「止まって治す」は不当表示である)

 ブリザエース注入軟膏の「止まって治す」は、肛門の奥に薬剤を注入する。主成分は、局所麻酔薬リドカインである。「痛みを止めてくれる」が「痔は治せない」。麻酔が切れたら、また痛むの繰り返しである。だから、CMの「止まって治す」は不当表示である。そもそも痔の原因は血行不良である。それは動物食、砂糖の過食による体液酸性化で起こるのである。→「不可」

(鼻づまり薬を気楽に使うと命に関わる)

 花粉症で鼻をグズグズいている人は多い。「鼻がスカッと抜ける」を売り物にしているのが「花粉症対象薬」や「鼻炎薬」である。

①「コンタック鼻炎スプレー」→有効成分は、べクロメタゾンプロピオン酸エステルであり、これはステロイド剤の一種である。ステロイドは最初は劇的に効くが、そのうち使用をやめた途端にリバウンド症状に襲われる。そうして、その症状は深刻化していく。いわゆるステロイド地獄である。この薬剤には、眼圧上昇、肺炎、アナフィラキシーショック、てんかん、骨壊死、カンジダ症、紅班など17件もの副作用報告がある。さらに添加物も問題だらけである。こんな毒物・刺激物のエキスを鼻にスプレーしたら、最終的には副作用で大変なことになる。→「不可」

②「ストナジェルサイナスS]→「鼻づまりにストナ!」のテレビCMは、如何にも鼻がスッキリしそうである。しかし「ストナ」の正体は、総合風邪薬だった。その証拠に、SJS(スティーブンス・ジョンソン症候群)の原因薬剤アセトアミノフェンも配合されている。つまり、「ストナ」にも命に関わる重大副作用SJSのリスクがある。「鼻水、鼻づまりに効く」と謳われている成分ベラドンナ総アルカロイドの毒性は「嘔吐、散瞳、異常興奮を起こし最悪、死に至る」とは恐ろしい。その他副作用も「麻酔性イレウス、中毒性巨大結腸」と凄まじい。鼻づまり程度でストナを常用するとトンデモナイことになる。→「不可」


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