(22)ゴッソリ切り取るリンパ節廓清はやるな!
(欧米にはない荒っぽい奇習)
日本の外科医は、癌手術の時、平然と「近くにあるリンパも取っておきましょう」と言う。これをリンパ節廓清(かくせい)と言う。「リンパ節廓清は日本の悪しき習慣です。昔からリンパ節を取ってきたから、今も取る」と言う理屈しかない。「リンパ節を治療したから寿命が延びたというエビデンスをしめせた試験は一つとして存在していません」と近藤誠医師は言う。したがって、欧米では、日本のように「廓清至上主義」は見られない。なぜ、日本の外科医は癌周辺のリンパ節までゴッソリとりたがるのか? 「彼等は癌細胞を一個たりとも残してはならない」と言う考え方に凝り固まっているからである。しかし、外科手術で、あらゆる癌細胞を取り除くことは不可能であることは常識になっている。「実際、所属リンパ節に転移があっても、その後、他臓器などに転移の現れてこない患者がほとんどです」「そもそも、所属リンパ節を含めたリンパ節は、癌などの進行を食い止めるために存在しているのです」「癌の進行を食い止めるための関所をリンパ節廓清で潰してしまうと、かえって強盗や泥棒がはびこってしまうという話にもなりかねない」(近藤誠医師)
*この考え方はアメリカがリビアや中東を民主化させようと反政府軍を支援しているのと似ている。アメリカは、リンパ節廓清をしているのである。だから、癌が暴れ出すのである。アメリカは、わざとそれを仕掛けてきたということである。なぜなら、アメリカを支配している軍産複合体が戦争を望んでいるからである。
(目を覆う残酷後遺症の数々)
リンパ節を根こそぎ手術で切除すると、深刻な後遺症が患者を襲う。特に重い後遺症が出るのは、子宮頸癌、子宮体癌、卵巣癌などである。これらの癌では、女性の骨盤内のリンパ節をゴッソリ取り去るから当然である。さらに、神経も傷つけられるので、排尿障害や排便機能が損なわれる。その症状もひどい。子宮癌のリンパ節廓清では、両足が付け根部分から腫れあがる。乳癌で脇下のリンパ節切除では、脇の下がひどく傷む。感覚が無くなるなど悲惨である。直腸癌でも、排尿障害、排便障害、性機能マヒなど悲惨である。元プロレスラーの北斗晶さんも術後の会見で、「リュックも背負えない」と嘆いていた。それは、このリンパ節根こそぎ切除をやられた可能性がある。特に、執刀医の手元が狂うと、重篤な神経麻痺が起きる。つまり、術中、術後に、死亡することもありうるということである。
(神の手教授の手術は部下がやっている)
「有名な名医や著名な教授の診察を受けて、執刀の約束を取り付けたとしても、そんな約束は当てになりません。だいたい全身麻酔をかけられてしまえば、実際に誰がメスを握っているか、患者にはわかりません」(近藤誠医師)
近藤医師の知り合いの外科医は、有名教授の代理で執刀していたと明かしている。影武者みたいなものである。「テレビドラマで神の手などと持ち上げられていた血管外科の教授が、手術室でゴルフクラブを振り回していて、モニターか何かを壊した」というニュースもあった。なぜ、手術中にクラブを振り回していたのか? それは部下が手術をしていたからである。神の手を持つ教授は暇だったのである。
(部下が手術代行をするのは当たり前)
有名教授が、部下に手術代行をさせるのは日常茶飯事である。紹介状をもらい、高い謝礼まで包んで、神の手にすがり期待する患者と家族は、まさに知らぬが仏である。有名教授ほど、「手術をさせてやる」ということを餌に人を集めているのである。
癌手術では、手術を直接の原因とする「術死」と認定されるのは、患者が手術後30日以内に死亡したケースに限られる。しかし、30日以降に死亡しても事実上、術死であるケースが多い。「術後、1か月以上の入院を経て、自宅に戻った時容体が急変して再入院となり、そのまま帰らぬ人になってしまったというケースはゴロゴロある。それでも、統計上は「術死」としてカウントされない」(近藤医師)
(癌術後検査は受けるな)
癌手術が終わっても医師は、「術後観察で様子を見ましょう」と通院を指示してくる。ところが「術後の検査や観察は有害にして無益」なのである。理由の第1は、患者の生存率、つまり寿命が延びることはないからである。学問研究の世界では、術後サーベイランス(術後の経過観察)は無意味が常識である。なぜ、無意味な「経過観察」をしているのか? 最大の理由は、病院や医師の都合である。患者が切除手術だけを受け、その後、問診のみで各種検査を拒否したり、通院を拒否したりすると病院経営が立ち行かなくなるからである。つまり、病院の金儲けのためにやっているのである。患者にすれば、癌再発を早く見つけられるほど馬鹿を見ることになる。
癌専門医は、点数稼ぎのために患者を「経過観察」の為と称して検査を勧めている。新たな癌を発見して、またも治療地獄に引きずり込むのが狙いである。
(心臓バイパス手術は76%は不要だった)
詰まった血管にバイパス手術は不要だった。バイパス手術とは、血管に狭窄や閉塞が生じた場合、他の場所から取ってきた自分の血管または人工血管を移植して、代替回路を作り、血流を回復させる手術である。主として心筋梗塞で詰まった冠状動脈に用いられる。
もう一つの工法がステントである。血管内に金属製の網状筒をカテーテルで挿入して、それを風船で膨らませて、冠状動脈などを拡張し、血流を改善させる。まさにアクロバットみたいな手術である。然し、米医師会は、これら血管形成手術76%が無意味と判定した。これら「冠状動脈バイパス手術は、大手術で極めて高額で、命の危険もあり、後遺症も残ります。食事など生活習慣を改めない限り、バイパスもステントも血栓が詰まる」 だから、これらの手術で確実に寿命が延びるわけではない。これが心臓病外科の常識だという。高額医療費を払って受けた患者は唖然とするでしょう。知らぬは患者ばかりなり。患者にとって、不都合な真実に対して、医者は全員口をつぐんでいる。
(肉好き心臓病死は菜食者の8倍)
不必要なバイパス手術は病院の利益のためにする。医者は手術の成功すれば、治療は成功したという。しかし実際には違う。手術後も、患者はリスク要因を抱えている。発症につながった生活習慣を変えなければ再発を繰り返す。そうして患者にとって何のメリットも無い高額な検査や治療が行われている。肉好きの心臓病死は菜食者の8倍と言う報告もなされている。菜食こそ、真のベスト療法である。
(手術はやってはいけない7つの理由)
①安易に切らせないこと→手術はできるだけしないに限る。身体にメスを入れると以下のダメージを与える。高齢者は何もしないのがベストの選択である。
②空気の害→臓器を空気に触れることで酸化ストレスなどの後遺症で内臓にダメージが残る。
③内臓摘出→「いらない臓器は取っておいた方がいい」として平気で全摘するが、人体に無駄な臓器などあるはずがない。
④麻酔副作用→麻酔薬は劇薬であり、様々な重大副作用がある。全身麻酔で寿命が6年縮むは生命保健統計の常識だという。
⑤免疫力低下→免疫力低下は術後1年以上続く。
⑥輸血の恐怖→免疫不適合ショックのGVHDを発症すると、確実に死ぬ。その他、深刻な副作用も医者も知らない。
⑦後遺症→胃の全摘では、食事が厳しく制限される。腎臓除去は、人工透析でしか生存不能と言う悲劇が待っている。
外科医が切りたがるのは、高額医療費で儲かるからである。胃切除で120万円、心臓バイパスで220万円、開頭手術で血腫除去なら160万円である。