(20)欠陥、危険だらけの腹腔鏡手術
(開腹手術より怖い落とし穴)
腹腔鏡手術の10大欠陥を挙げる。
①技術的に難しい→遠隔操作による施術のため。
②視野が狭い→内視鏡モニター越しに行うため。
③癌転移を見逃す→開腹手術、肉眼には劣る。
④リンパ節移転も見逃す→移転の2割を見逃す。
⑤隣接癌が再発する→手術成功率が低い。
⑥癌を取り残す→腹腔鏡は見えにくい。
⑦患部が判り難い→直接臓器に触れない。
⑧術後縫合が困難→内視鏡では難しい。
⑨感染症を起こす→縫合不全で合併症になる。
⑩術後急死も多い→欠陥による後遺症で。
(患者は出世のための実験台)
群馬大学で続出した惨劇がなぜ起こるのか? 危険極まりない手術なのに若い医者ほどやりたがる。それは、日本内視鏡学界が、手術の回数によって「認定医」「指導医」というお墨付きを与えるからである。だから、これらの肩書が欲しい若い医師たちは、一例でも多くの腹腔鏡手術をやりたがるのである。盲腸炎でも、わざわざ腹腔鏡でやる医者がいるので呆れる。出世のために危ない橋も平気で渡る。つまり、患者は医者の功名心を満たすための実験台とされている。群馬大学の大量殺人医もそんな一人だったのであろう。上司もそれを見逃していた。腹腔鏡手術による隠れた犠牲者は全国に多発している。
(断食はメスのいらない手術)
腹腔鏡手術しかやったことのない医者は欠陥医者である。腹腔鏡で大量出血したら、迷わず、開腹手術の切り換えるべきである。ところが、開腹手術の経験のない若い医者は、それが出来ない。手術中にトラブルが起こっても対応できず、パニックに陥るだけである。メスで身体を切り刻む手術と言う医療行為そのものが不自然なのである。ファスティング(少食・断食)はメスのいらない手術である。やはり原点に戻るべきである。
(全身麻酔を1回やれば寿命が6年縮む)
週刊現代に「全身麻酔が身体に残す大ダメージ」として「1回やれば6年寿命が縮む」と警告した。これは「生命保険業界の常識」だという。麻酔が原因で手術中に亡くなる人は10万人に一人だという。ただし、これは医療機関から報告された数値であり、副作用事故を報告すると、麻酔の犠牲者は10万人に100人超と言うことになる。年間に行われる「全身麻酔」手術は約250万件であり、単純計算すると、麻酔死は年間に2500人超と言うことになる。具体的被害例は次の通りである。
事例1→80歳の女性が、脊椎の手術後に植物人間状態になった。
事例2→30代男性が、全身麻酔による低酸素脳症で死亡した。
事例3→74歳男性は、動脈瘤手術の全身麻酔で寝たきりになった。この男性は、麻酔が醒めると、頭が痛いとしきりに訴え、退院後自宅に戻っても頭痛を訴え続け、やがて寝たきりになった。手術から1か月ほどたった夜中に、意識を失い救急車で搬送されたが医者に「手遅れ」と言われ、脳溢血で3日後に死亡した。親族が最初に動脈瘤の手術をした脳外科医に「ひどい頭痛の原因」を問いただすと、「おそらく麻酔が深く入り過ぎた」と頭を下げた。つまり、手術時の全身麻酔失敗が原因だと認めたのである。
(なぜ麻酔が効くのか判らない)
そもそも麻酔薬でどのようにして麻酔がかかるのか? 現代医学は、その作用機序すら判っていないのである。つまり、「麻酔薬を投与すると、人は意識や感覚を失うのか」と言うメカニズムすら、いまだ解明されていない。「今まで効いてきたから大丈夫だろう」と言う経験則で医者は麻酔を打っているに過ぎない。だから、死亡と言う重大事故も、真相は永遠に判らない。
ある麻酔専門医は「なぜ効くか判らない。だから、事故が起きたときの検証もできない。つまり全身麻酔の事故は今後も防ぎようがない」と投げやりである。高齢者、喫煙者、心肺機能が弱い人は特にリスクが高まる。熟達した麻酔専門医がいない病院は要注意、危険である。