(12)気分で決めている癌検診
(癌細胞の定義はない)
「現代医学は、癌細胞の定義をあきらめました」と近藤誠医師が断言する。
「昔は、癌細胞と言えば、増殖して患者を死なせるという存在でした。だから、悪性新生物と呼んだのです。しかし、顕微鏡で細胞検診するほど判らなくなってきた。よく十人十色と言いますが、癌細胞は千人千色です。いかにも悪そうな細胞が、実はおとなしくて、おとなしそうな細胞が凶悪になる。だから、現代医学では、癌細胞の定義はないのです」
船瀬氏は「それはおかしいじゃないですか。現に癌検診では、最終的な生検で、細胞を病理医が顕微鏡で観察して、「これは癌だ。これは違う」と判別して、本人に癌告知をされているじゃないですか? 癌細胞の定義がないのなら、彼ら病理医は、何を根拠に決めているのですか?」と質問する。
近藤医師は「実にいい質問です。彼等病理医は気分で決めているのです。その証拠に、病理医は朝、「これは癌だ」と判定した同じ標本を、夕方に見せると、「癌じゃない」と言う。さらに困ったことは、外科の方から、病理に「怪しいのは、みんな癌にしといて・・・」と言ってくる。だから、病理医も心得たもので、怪しいヤツは、全て癌にする」と証言している。
癌細胞も、誰が見ても癌と言う真っ黒から白まで、グレーゾーンがある。病理医はグレーゾーンも全部癌と言うことにして診断書を書き、患者に告知する。患者本人は、通知者に青くなり膝が震え、家族は泣き崩れる。まさか、「気分で決めた告知書」なんて、夢にも思わない。だから、検診で見つかる癌は癌じゃないのである。つまり、ガンモドキであり、「良性」なのである。癌細胞は何もしなければおとなしいのである。
(欧米で癌ではないが、日本では癌になる)
驚愕すべきは、癌検診の判定が気分で決められていることであり、癌ではない良性細胞を癌だと偽って、「診断書」をでっち上げていることである。近藤誠医師は、何の問題も無い良性変化を、悪性癌だとでっち上げる手口の一例を教えてくれた。それは初期胃癌の診断である。体調が悪い時、口内炎になった経験があるが、口の内側粘膜に水泡が出来たり、ただれたりすることがある。それを医学用語で「異形上皮」と言う。上皮とは組織や臓器の表皮の事である。日本の癌学界では、同じ変化が胃の内壁にあると、早期胃癌と判定し、胃の切除を命ずる。口内炎を癌だと医者が言ったら、さすがに「あなた馬鹿じゃないですか」と誰でも怒る。ところが胃の内部だったら、「ああ、そうですか」と顔面蒼白で受け入れてしまう。欧米では胃の異形上皮は癌と判断しない。2~3日の絶食をすればいやでも治る。ところが日本では、「早期胃癌、胃の部分切除」と医者は叫ぶ。ここでも詐欺と恫喝と傷害が堂々と行われている。
(初期大腸癌は嘘八百)
さらに悪質なのが早期大腸癌であり、やはり粘膜に異形上皮があるだけで「大腸粘膜癌」と診断し、「大腸部分切除」を強行する。欧米の医師なら、「異形成」で癌ではないので、そのまま帰宅させる。しかし、日本では開腹手術になってしまう。欧米のドクターが知ったら、クレイジーと仰天するはずである。日本では癌として切除するポリープも、欧米では「高度異形成」で癌ではないので放置している。異形上皮を何でも癌だとでっちあげて、切りまくるのは日本だけである。(テレビドラマに「ドクターX]と言う番組があるが、失敗しない女医の物語であり、世界最高峰の手術をすれば、人は助かるのだというメッセージが感じられる)
ガンモドキの多くは、異形上皮つまり、口内炎レベルの病変である。もともと癌でないので、すぐ治る。最近、癌が治りやすくなったと言うが、もともと癌でないのだから当然なのである。癌保険もこのカラクリを認めている。「契約書」の隅っこに小さな文字で「上皮癌には適用されません」と書いてある。保険会社は、それが癌ではないことをとっくに知っているのである。
(前立腺癌50人中49人はガンモドキ)
「日本人男性の前立腺癌で、悪性は約2%で残りは良性である」と近藤誠医師は言う。つまり、前立腺癌と診断された男性の50人中49人はガンモドキなのである。癌患者はでっちあげられている。なぜ、病院はでっちあげるのか? それは、癌患者1人につき、最低でも1000万円は儲かるからである。だから、男性陣が前立腺癌の検診を受けると、前立腺肥大、炎症など他の病気でも、殆どすべて前立腺癌にでっちあげられる。他の病変でも癌にしてしまうのである。それは、日本だけに限らず、世界的傾向である。とりあえず癌と言うことにしておけば、抗癌剤、放射線、手術と高額医療で稼ぎ放題となるからである。
(前立腺癌で手術すると、オムツ使用、勃起不能となる)
前立腺癌だと診断されると、医師は深刻な顔で手術を勧めてくる。前立腺に何本もの針を刺され、さらに手術を受けると、悲惨な予後が待ち受けている。まず、2人に1人は小便が垂れ流しになる。だから、一生オムツの世話になる。さらに男性機能は完全に失われる。しかし、50人中49人が前立腺癌だと騙されているのである。その事実を知ったら、患者は怒り心頭だろう。だから無知は悲劇であり、喜劇なのである。癌でないのに、癌だとでっちあげ、信じられない医療犯罪は今も横行している。女性ではマンモグラフィなどで乳癌と誤診され、乳房を切除される。単なる乳腺炎などを癌だと騙して、乳房を全摘する。それを近藤医師は、「証拠隠滅のためだ」というのである。医者が診断の根拠としている数値、装置も出鱈目である。例えば、前立腺がんの診断基準とされてきた腫瘍マーカー(PSA数値)や乳癌検診のマンモグラフィも、米政府は「誤診が多く推奨しない」と今頃になって言い出した。つまり、PET検査、CTなど最新機器も誤診だらけであり、信用しないことである。
(マンモグラフィ検査は捏造である)
日本女性12人に1人が乳癌にかかると言われている。だから、政府は乳癌検診を積極的に呼び掛けている。しかし、これは癌でもない女性を乳癌に仕立てる恐るべき罠なのである。その第1の罠が、マンモグラフィ検査である。「マンモグラフィ検診論文の8本中6本は捏造した欠陥論文だった」と岡田博士は断言している。学術的に完璧だったのは2論文だけだった。そのいずれもが「マンモグラフィ検診は無効」と断定している。それなのに、日本の厚生省は2004年にマンモグラフィ検診導入を決定した。無効と判定されている検査方法をあえて導入しているのは、国際医療マフィアの言いなりになっていることを示している。
(米政府のマンモグラフィ禁止の衝撃)
米政府は2010年11月16日に「40代女性にマンモグラフィは推奨しない」と実質禁止を表明した。米癌協会(ACS)が、マンモグラフィ推進を開始したのは1983年であり、アメリカ女性は27年間も騙されてきた。そして日本女性は、未だに洗脳され続けている。米政府がマンモグラフィ禁止を打ち出した理由は、この検査が無効だけではなく、誤診を多発させるからである。少なくとも2~3割は乳癌ではなく乳腺症だった。癌ではない女性を癌にでっちあげ治療に引きずり込んでいた。その事実も米政府は認めたのである。恐るべきは強い発癌X線を乳房に照射することであり、乳癌を発症させるリスクである。乳癌検診で乳癌になる。マンモグラフィは、女性を乳癌にでっちあげ、抗癌剤、放射線、手術などのおいしい利権の獲物にするための仕掛け罠だった。日本政府は未だに罠で狩りを進めている。