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飛鳥昭雄氏による「日月神示」の霊感語訳(45)

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(45)岩戸隠れとキリストの磔刑

(下つ巻・第35帖 宇豆女はウズの女=イエスの女)

 この世は人と神の持ちつ持たれつの関係で成っている。正しい人々が喜べば神も喜ばれる。黄金は魅力的だが、人の心を惑わせるためにロクなことが無い。結果、拝金主義は世界を滅亡に追いやる元凶になる。大自然の草木や動物までが喜ぶやり方が、光である神のやり方である。そうすれば人々は健康になり、寿命も延びるだろう。神の世が訪れれば、「天子様」は永遠に生きて崩御されることはない。その体のまま神界に入られ、戻ってこられるときは、神の体を得ておられる。人々もそうなるには、今の有様ではダメである。彼らはすべての責任を天子様お一人に押し付けている。そういう人々は不忠を絵にかいたような者達である。それでも天子様は彼らを顧みられ、それぞれの位を授けてくださる。だから少しでも早く悔い改めて欲しい。そして神の臣民になって欲しい。

(解釈資料)

「天子」は2つの意味を持つ両義預言である。1つは、「天子」とは「天の父なる子」の意味で救世主(メシア)を指している。つまり、イエス・キリストの事である。2つは、「天皇陛下」を指している。最後の登場する最後の天皇陛下は特別な召しを持っている。そのため、「預言者エリヤ」のように生きたまま天に取り上げられ、復活体としてイエス・キリストと共に降臨する可能性がある。あるいは、平安京でイエス・キリストを出迎えるかである。

「彼らが話しながら歩き続けていると、見よ、火の戦車が火の馬に引かれて現れ、二人の間を分けた。エリヤは嵐の中を天に上って行った」(「列王記 下」第2章11節)

 天照大神の「岩戸隠れ」は、イエス・キリストの磔刑と復活を描いた神話である。イエス・キリストを罠にかけたのは、ユダ族出身のユダである。一番弟子だったペテロは、イエスの身が心配になり、大祭司の屋敷の中庭にいたが、女中にイエスの弟子と指摘され、そんな男は知らないと3度も否定した。その時、鶏が鳴き、イエスがペテロに預言した鶏が鳴く前に3度私を知らないという預言が現実になる。イエス・キリストは、ローマのピラト総督の前でユダヤの民衆によって罵倒され、彼らから死刑を宣告される。その後、イエスは官邸に戻され、ローマ兵の侮辱を受けながら、頭に茨の冠を被せられる。そして、自分のための十字架を背負い、民衆の罵声を浴びながら、エルサレムからゴルゴタの丘に至り、木に掛けられたのである。母マリアと弟子のヨハネに見取られながら、イエスは息を引き取るが、その直後、エルサレム周辺は暗黒に包まれ、凄まじい大地震が発生する。夕方になって落ち着いた頃、弟子たちがイエスの遺体を麻布に包み、番兵の目の前で横穴の岩墓に収め、岩の蓋をして封印した。その3日後、マグダラのマリアと母マリアが、香料を塗りにイエス・キリストの墓に行ってみると、既に重い岩の蓋は開いており、そこに2人の天使が座っていて、イエス・キリストが復活したと告げたのである。そこに復活したイエス・キリストの姿があり、最初にマグダラのマリアに話しかけた。その直後、イスラエルの墓から大勢の死人が復活し、エルサレムに溢れることになる。

 イス・キリストが死んだ瞬間、エルサレムは暗黒に閉ざされ、人々は不安に駆られて騒ぎ立てた。これが天照大神の岩戸隠れに伴う暗黒である。

「一緒に十字架につけらた強盗達も、同じようにイエスを罵った。さて、昼の12時に全地は暗くなり、それが3時まで続いた。」(「マタイによる福音書」第27章44~45節)

 番兵が岩で蓋をし、封印の印が貼られたが、3日目にマグダラのマリアと母マリアは、イエス・キリストの遺体に香料を塗るため墓にやって来たところ、封印された石の蓋が2人の天使によって開けられていた。

 イエス・キリストは復活の「最初の初穂」であり、その後、エルサレム近郊にあった墓から、多くの善良だった人々が出てきた。

「墓が開いて、眠りについていた多くの聖なる者達の体が生き返った。そして、イエスの復活の後、墓から出て来て、聖なる都に入り、多くの人々に現れた」(「マタイによる福音書」第27章52~53節)

これが「記紀」ではワラワラと死霊が地面から出てきた記述になっている。

 マグダラのマリアハ悔い改める前は、娼婦だったという。だから「宇豆女」は裸で踊る性描写となっている。一方、マグダラのマリアはイエスの妻だった説もある。そうなら、「ウズの女」は「イエスの女」の意味になる。

 メシアの生誕が12月24日ではなかった事は、多くの研究から判明している。そもそも12月に羊を放牧することは行われない。羊飼いが外で番をするのは4月になってからである。つまり、イエス・キリストの誕生日は春の4月頃となる。天照大神の復活日は神武天皇を通して4月5日と判明する。実は、イスラエルでは太陽が沈むと、その時点で翌日になるため、紅星が導いた聖夜はユダヤ暦の4月6日となる。4月6日が聖夜であれば、羊飼いの放牧とも一致する。さらに「古事記」では、天照大神が地上に高天原からニニギ命を降臨させるとき、天孫降臨の寸前、猿田彦の存在が記されている。これがイス・キリスト降臨の前に現れた紅星(ベツレヘムの星)の記述と一致する。猿の顔は赤く紅の暗示にもなっている。全ての神々が天照大神の御霊分けとなるため、「天孫降臨」の真意は、ヤハウェが現人神になった降臨、つまり生誕となるのである。よって、イエス・キリストの誕生日は4月6日であろう。


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