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飛鳥昭雄氏による「日月神示」の霊感語訳(39)

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(39)原発再稼働は狂気の沙汰

(下つ巻・第25帖 太平洋戦争とハルマゲドンの両義預言)

 「太平洋戦争」で日本は外国勢力から八つ裂きになるが、それは後になって大きな意味を持ってくる。さらに言えば、今回の大戦がさらなる悲劇の前兆であり、前哨戦だったことを知るだろう。動くことも死ぬこともできない究極の状況の中で、多くの人は神を呪い天に唾するようになる。そこで真の羊と、そうではない山羊とが分けられるのである。これは日本に入った原始キリスト教会であっても同じことで、多くの者にとって正念場となる。人間は、まだ戦える間は、傲慢なので、たとえ神の言葉であっても無視して聞き流せるが、そうではなくなった時、初めて己の無力さを知って神にすがろうとする。それは未曾有の天変地異か、凄まじい規模の人災になるからである。だからこそ、少しでも早く悔い改める必要があり、「日月神示」はそのために存在する。

(解釈資料)

 「日月神示」にある大きな戦争の箇所は、両義預言になっている。「太平洋戦争」と「ハルマゲドン」における日本の立場が巧みに重ねあわされている。太平洋戦争の末期の頃、軍部は一億総玉砕を唱え、本土決戦に女子供を巻き込む狂気の沙汰に走ったが、その結果、2発の原爆が投下され、日本人は地獄の苦しみを味わうことになった。今、自民党は「原発再稼働」を目指して突き進んでいるが、これも狂気の沙汰である。日本では、人命よりも社会秩序を優先するため、あらゆる隠蔽工作が許される。「2011・3・11」の後、「スピーディ」の情報を霞が関と官邸が隠蔽した結果、双葉町の避難者たちは風下に向かって非難を開始し、極めて強いホットスポットとなった飯館村ではほとんどが被爆した。

 1986年4月26日に発生した「チェルノブイリ事故」では、事故発生の3~4年後に染色体損傷による出生時の奇形が目立ち始め、児童にも癌が現れ始める。チェルノブイリでは「半径30キロ以内は永久居住禁止」「250~300キロ以内は立ち入り禁止」であった。東京の銀座は、福島第1原発から240キロ地点にあるため、ロシアでは立ち入り禁止地区になっていなければならない。事実、チェルノブイリ事故と福島第1原発事故は、同じ最悪の「レベル7」である。そうである以上、チェルノブイリで起きたことは、日本でも起きることは確実である。

 ストロンチウム90は、半減期18年と言う猛毒で、体内に入ると骨組織に蓄積され、排出されずに残ったストロンチウム90は、放射能を照射する為、確実に骨を癌化させる。特に幼児や子供には致命的で、数年たった現在、児童の骨癌と白血病の増加が懸念される。しかし、セシウムだけが除染などでニュースに取り上げられ、肝心のストロンチウムが取り上げられないのか?→社会が混乱するからだと言って重要なことは隠蔽していると思われる。→官僚が自分の地位を守るために人命を犠牲にしているのである。まるで戦前の「大本営」と同じ構造である。

 ドイツのメルケル首相は、それまでの原発推進を180度転換し、原発全廃に舵を切った。人命重視の判断だった。しかし、原子力村の一員であるマスコミは、この最重要データを報道する気はなく、社会パニックを起こしかねないとして隠蔽した。

 聖書には、核兵器や原発が原因で死に至る人類の記述と考えられる箇所が存在する。

「この人々は、その期間、死にたいと思っても死ねことができず、切に死を望んでも、死の方が逃げていく」(「ヨハネの黙示録」第9章6節)

まさに生きながら死んでいく有様を描いた描写に思えるが、放射能障害で最後まで生きている器官は能と心臓とされる。生きたまま体が急速に腐敗する自分を感じつつ死を迎える様子は、まさに地獄である。これと同じことが日本だけでなく世界中で起きることになるだろう。神が悪いのではない。気付いても何もしなかった人間が悪いのである。特に2度の原爆を経験しても、都心を放射能で広域汚染される原発事故を経験しても、原発再稼働を許す日本人の罪は非常に大きく、神から厳しい罰を受けるだろう。少なくても、知っていて何もしなかった「不作為の罪」で裁かれる。


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