(1)流れる水のリズムで健康を取り戻す
これは、増川いづみ著「古代のスプリットと共にすべてを超えて生きよう」の中で第4部「水の流れと音の周波数による新しい療法の可能性」の要約である。
流体力学をはじめ、あらゆる観点から生命について研究して作られた水の装置「フローフォーム」の普及に力を入れている。ハート形の器の左右を、交互に揺れながら水が流れていく装置であり、これを設置すると、自然が近くにない場所や室内でも、水の流れからよい影響を受け取ることが出来る。フローフォームを眺めているだけでも気分が落ち着く。なぜなら、このリズムは人工的な物ではなく、自然界が織りなすリズムに合わせて作られたからである。自然界の川の流れや海のうねり、様々な植物の生長の仕方、それら黄金比率なども計算に入れて開発された。このフローフォームの流れを録音して聴くと、川のせせらぎに似て、その心地よさを感じ取れる。
今、地球はいたるところで自然が破壊されている。私たちの心身も同様に自然のリズムが失われている。自然のリズムには水が大きく関係していて、体を自然のリズムに戻すには、水の力を使うと良い。ところが、その水の命が失われつつある。水道管の例で言うと、カクカクと直線の組み合わせで曲がっている。これでは水のエネルギーが死んでしまうという。本来、水は波のように曲がりたがる。私たちの血管も曲線である。もし、血管がカクカク曲がっていたら、すぐに詰まってしまう。直線は水にとって、化学物質と同様にストレスなのである。
フローフォームは8の字を描きながら回転するメビウス運動をしている。この自然のリズムを取り入れることにより、心身の健康を取り戻すことが出来るのである。
フローフォームから放出される自然の振動が、空気中の水分を伝わって私たちに影響を及ぼしている。私たちの体細胞と共に、組成液が振動し、反応する。フローフォームのそばに座っているだけでエネルギーが共鳴し、そこにいるだけでリラックスできる。
私たちの身体は、体内の水が活性されていないと、老廃物を運ぶ力や赤血球などの成分を運ぶ力が弱まる。それから、脳も多くの水分を含む。水には、脳内でメモリーを水分子に記憶する力、記憶した情報を、細胞内の水を瞬時に活用して伝達する力、また、振動して細胞膜までを刺激する力などがある。こうした体内の水の機能が損なわれると、新陳代謝が下がって疲れが出たり、眠れなくなったりする。様々な病気の根幹原因が新陳代謝の異常であり、これには水が大きく関わっている。海外では、認知症や糖尿病の人がフローフォームを使用し、治療のサポートになっている。エネルギーが高まって疲れが取れたという人もいれば、不眠症で悩んでいた人が、これを置いた途端に眠くなったというケースもある。水の振動と回転があるべきリズムで流れる時、リラックス状態になり、脳波にも大きな影響を及ぼす。
水は常に動き続けていることが大事で、振動しなくなったら淀み、腐敗していく。体中の水も同様である。振動やリズムが悪いと水が劣化していき、不調や病気の原因になる。
普段、疲れがたまっている人ほど、眠くなる。増川先生の知り合いが連れてきたお客様が、フローフォームの近くに座ったら、寝てしまったという。その人は人前で寝るようなタイプではなく、新幹線でも寝られないと言っていた人である。この人の様に、疲れに気付かず麻痺状態になっている人が多いのであるが、フローフォームの振動で緊張がほどけ寝てしまったのである。
フローフォームを置いておくと、周りの植物が生き生きしてきて、細かい根が伸びてきて生長していく。エネルギーを吸収しようとしているのである。
*フローフォームとは、8の字のメビウス回転をなす、水の流れを作り出す装置である。自然界に元々あるメビウス回転リズムが、空間や人体に良い影響を与え、心身の不調を癒すことでも注目されている。大、中、小様々なサイズや形態があり、流れの速さ、落差、水量、形状などによってリズムは微妙に変化し、心地よいハーモニーを生み出す。