Quantcast
Channel: 日本と世界の情報ブログ
Viewing all articles
Browse latest Browse all 1382

「八咫烏秘記」の開封(4)

$
0
0

(4)預言者エノクと天磐船

 恐竜が跋扈し、巨人族が襲ってくる状況の中、超古代アスカ文明の王家、預言者アダムの子孫は正しき者達を統治していた。「創世記」には記されていないが、どうも歴代の預言者たちは高度な科学技術を手にしていたらしく、既に飛翔体、つまり飛行機を製造していたという。動力源は不明だが、「八咫烏秘記」では、天王族の飛翔体を「天磐船(あめのいわふね)」と呼ぶ。記紀では物部氏の祖神であるニギハヤヒ命が乗って天空を飛翔したと記されている。つまり、超古代アスカ文明の天王族は天磐船に乗って、全世界の人類、五色人たちに教えを説いて巡幸したというのである。このあたりの記述は古史古伝の一つ「竹内文書」にも通じる。竹内巨麿が手にしたという「竹内文書」には、現代の地名が多数登場し、明らかに偽書であることが判明しているが、これにはわけがある。つまり、意図的に偽書として世に出したのである。竹内巨麿が「竹内文書」の元ネタとしたのが「八咫烏秘記」なのである。

 「正統竹内文書」の伝承者を自称する秘密結社「竹内神道」の第73世・竹内宿禰こと、武内睦泰氏は五色人の存在は勿論、超古代文明のあった都の名が「アスカ」であることを認めている。ここで重要なのは超大陸アスカ文明の天王族が天磐船に乗っていたという点である。大聖王は「創世記」で言う預言者エノクである。エノクは義人ゆえ、神が天に取り上げたとされる。しかし、実際のところ、昇天したのはエノクだけではない。彼に従う義人が多数、街ごと天に引き上げられたのである。「旧約聖書」の失われた聖典の一つ「ヤシャル書」には、そのことが記されており、これが後の小説「ガリバー旅行記」に出てくる天空の城ラピュタのモデルとなる。この預言者エノク=大聖王について、「八咫烏秘記」は天王族最大の聖人と讃える。彼は神の意志に従って、巨大な三柱の石造宮を言霊の光によって製造し、そこに「知識と知恵の書」を納めたという。三柱の巨大石造宮とは、エジプトの三大ピラミッドの事である。三大ピラミッドは古代エジプト文明の遺産ではない。超古代アスカ文明の遺産なのである。遊牧民ベドウィンの伝承によると、三大ピラミッドは預言者イドリス、もしくはスウリド王が建造した記録庫だという。イスラム教の「コーラン」にも登場するイドリスとは「創世記」で言うところの預言者エノクの事である。預言者エノクは、超古代アスカ文明の高度な技術を使い、巨石建造物を造り上げたのである。更にエノクの天磐船もまた、その形状はピラミッドだった。多くの人が居住していたのだから、城郭都市ピラミッドと言っていいだろう。「八咫烏秘記」には大聖王の都の固有名詞は見当たらないが、文脈から判断するに、「天都」なる語が該当する。ある時、天都が浮上し、エデンの園である寧楽(なら)と同様、日玉(太陽)へと昇って行ったという。ちなみに、預言者エノクのピラミッド城郭都市の事は、アメリカのNASAも極秘裏に存在を確認しており、現在も、太陽の灼熱のコロナの中を公転していることが分かっている。

 超大陸パンゲアであったが、地上に悪がはびこるようになると、徐々に天変地異が頻発するようになった。巨大な地震が起こるようになり、異常ともいえる現象が起こった。地面から漆黒の闇が染みだし、地上を覆い始めたのである。原因は「内地玉」だったと「八咫烏秘記」は語る。内地玉とは、地球内部に存在するもう一つの地球=地玉の事である。いうなれば、地球内天体である。地球内天体について、あからさまに記しているのは「八咫烏秘記」だけである。

 地球は空洞ではないが、そこに天体が存在しうる空間が存在する。亜空間である。現在、プラズマによってもう一つの3次元空間が生じていることが実験によってわかっている。アメリカ軍の機密情報によれば、地球内部には地磁気によって恒常的に発生するプラズマにより、亜空間が生じている。アメリカ軍はコードネーム「アルザル」と密かに呼んでいる。

 地球内天体アルザルは、地球と同じ環境だが、夜が無い。大気がプラズマ発光しているので昼間の状態が続く。そこには多くの生物が棲息している。1974年2月にバード少将が北極圏からプラズマ・トンネルを通って、地球内天体アルザルへと侵入した。その時に、マンモスやサーベルタイガーなど絶滅した動物のほか、身長10メートル以上の巨人族を目撃している。かって地球上に存在した生物たちが、地球内天体アルザルに棲息している。これは運ばれたのである。超自然的な力によって、超大陸パンゲアにいた巨人や小人を含む人類は勿論、恐竜をはじめとする多くの生物がプラズマ・トンネルを通って、地球内天体アルザルへと送り込まれたのである。驚くべきことに「八咫烏秘記」に記されている。突如、地上を覆った漆黒の闇が地上の五色人や生物たちを連れ去り、同時に残った者達を灼熱の炎で焼き尽くした。内地玉へと移された人間は、五色人の一部、具体的に黄人と赤人、そして青人のほか、巨人族や小人族も含まれていたようである。内地玉の世界、すなわち地球内天体アルザルの名も「アスカ」と言った。時輪密教の「シャンバラ」と称される地下世界は、正式名称「アスカ」なのである。内地玉アスカにも、当然ながら王家がある。超古代アスカ文明の王朝を受け継ぐ天王族がおり、人々を統治している。バード少将が目にした人々は内地玉アスカの人々だったのである。


Viewing all articles
Browse latest Browse all 1382

Trending Articles



<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>