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波動と断食が魂の文明を起こす(29)

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(29)「放てば手に満つ」 老子に学ぶ

秋山「私は音楽にもトラウマがあったんです。楽譜も読めませんし、全然習ったこともないんですけど、音を楽しめば音楽かな、という事で、本当に余計なことを考えずに楽しんでやっていたら、最近はプロの音楽家からコラボしようって言われるんですね。ありがたいことじゃないですか。ライアーとか石笛とか、ちょっと変わった楽器をやっているから。ここにあるライアーの土台も自分で、5センチの板から彫り上げたから、世界で1つのオリジナルですからね。」

船瀬「すごくいい音ですよね。先生の演奏を聴いて、ほんとに宇宙的なものを感じました。天空からの響きですよね。」

秋山「ありがとうございます。いい音が出たり、この部屋の波動がよかったりするのは、CHIEさんの絵が掛かっているおかげ様でもあります。この絵は半端じゃないんです。役目を持ってここにきています。私の事務所も皇居の半蔵門にとても近いんですね。半蔵門は、陛下の吹上御所に一番近い門なんですよ。ロータス事務所を立ち上げた時は、日テレの側の麹町駅近くだったんですけど、1年もしないうちにテナント都合で出てくださいと言われたんですよ。急ではあったんですが、今までいさせてくださって感謝しますって言ったら、ここが募集開始したのをいち早く見つけたんです。シェアオフィスなんですけど、最初に申し込めたから一番いい部屋を自分で選べました。しかも安い。ほとんどの備品も、タダでもらっちゃったんです。」

船瀬「そうだったんですか。」

秋山「机も、椅子も、コピーなどの複合機も、本棚も、全部、天からもらった。それそこ、ボランティアの講演会を始めたころだったんですね。本当に、ジャスムヒーンさんからも、「見返り無くやると、それは別の形で天から戻って来るよ」と言うのは聞いていたけれどね。」

船瀬「それは禅の教えにもありますね。「放てば手に満つ」って言う教えがあるんです。欲を捨てて全て世に放てば、全てのモノが入って来るって。でも、入って来るのを期待して放っちゃいけないわけです。」

秋山「それ、老荘にも書いてあるんですよね。「相手からもらいたいなら、まず与えなさい」って。」

船瀬「そうそう。老子は凄いですよ。僕は「上善若水」って言う教えなんかもすごいなと思ってね。「最高の善は水の如し」という。」

秋山「「為すこと無くして、しかも為さざる無し」というのもありますね。何事もしてなくて、しかもしている、という。赤ちゃんが最高の存在なんですよ。」

船瀬「そうそう。あと「強い枝は折れるが、弱い枝は折れない」とかさ、逆説に見えて真実を突いていますよ。それと「兵強き国は滅びる」って言っています。あと「小国寡民」と言って、理想的な国は小さくて人口も少ない国だと。凄いね。」

秋山「小さな村ベース、小さなコミュニティ。」

船瀬「それが、本当の理想なんだよってことを言っているよね。」

秋山「今まさに、この言葉が生きていますよね。」

船瀬「そうそう。老荘思想は奥が深い。」

秋山「本当。」

船瀬「「兵強き国は滅びる」って、昔によくそんなこと言ったよね。今のアメリカを見てもそうだし、大日本帝国もそうだったでしょう。あれだけ軍備増強して頑張ったのに、東京は焼け野原になって。」

秋山「ジャスムヒーンさんが去年のワークショップで言っていたのは、「セント・ジャーメイン、サン・ジェルマン伯爵は、中国では老子として知られていました」って。セント・ジャーメインと老子が同じ存在なのかと思ったら、結構腑に落ちるところがあります。大阪に、これまで私の講演会も5回くらい開いてくれたところがあって、88アカデミーって言うんですが、5日間気功断食してから、ホノルルマラソンを完走するという事をしているんです。85歳の方も完走したんですよ。4年連続でそのイベントをしていましたが、船瀬先生にもぜひ取材に行っていただきたいです。」

船瀬「5日断食でホノルルマラソンですか?」

秋山「はい。」

船瀬「体が軽くなったんだろうね。」

秋山「はい。85歳の方も完走しましたよ。そこで手伝ってくれている私の学校の後輩でシンガーソングライターの人がいるんですよ。その方が自分なりの祈りをしていて、よくセント・ジャーメインが出て来るというんです。なんだか、本当にセント・ジャーメインとその方はお友達と思えたものですから、「じゃ、今度会うときにセント・ジャーメインと自分の関係について聞いといて」なんて冗談で言ったんですよ。私の本「誰とも争わない生き方」の冒頭で書いた、アドバイスを受ける時のアドバイス。それは、ジャスムヒーンさんがセント・ジャーメインから聞いたとおっしゃっていたことですけど、「そのアドバイスがあなたの自由を広げるものなのか、自由を制限するものなのかをチェックしてみてください」と。」

船瀬「自由こそが、生命の本質だものね。」

秋山「「もし自由を広げるものであれば、そのアドバイスを受ければいいでしょう。でも自由を制限するものであれば、受け入れる必要はありません」と、こういうアドバイスなんですね。例えば、野菜でも、無農薬の野菜しか食べちゃいけませんって言われると制限的になるわけですよ。意識を狭めちゃうのね。一方で、無農薬の野菜って言う選択肢もあるんですよ。そう言う農家を支援すれば自然環境の助けにもなるんですよって言う言い方をすれば、広げることにもなるわけです。同じ内容でも言い方ひとつですよね。」

船瀬「ダメって言っちゃ駄目だよ。」

秋山「そう。ダメって言っちゃ駄目ってね。逆説的な。」


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