(25)自分の変態ぶりをアピールする時代が到来している!
秋山「船瀬先生の映画好きは存じていますが、私も一時期は年間250本ペースで観ていました。パソコンにテレビキャプチャーカードを刺して録画して、変換して、行く先々で電子手帳のザウルスで、観てたり。」
船瀬「僕も、多いときは年間500本くらい観てましたね。NETFIXや録画をiPADで。」
秋山「私は特に「スター・ウオーズ」が好きなんです。闇の世界が・・・・。」
船瀬「ダース・ベイダー。」
秋山「そう。「スター・ウオーズ」ネタで何回講演したことか。実はプラーナってフォースなんですよ。」
船瀬「フォースね。もうまさにね。」
秋山「命と命を結び付けている力、それをフォースと言うんだと。私の講演で、「不食になるにはどうしたらいいんですか?」と言う質問を受けます。「プラーナを取ろうと思うよりも、自分から放つんです。アウトがあればインがあるというのが法則ですから、愛のエネルギーを放てばいいんです。あなたが愛そのもの、光そのものであることを思い出し、そこで思いきり無条件に放てばいいんです。そうすると自然に入って来るんです」と答えます。それには「スター・ウオーズ」を見てくださいと。プラーナに親しみたかったらフォースにフォーカスする。エピソード8の時もね、ルークが最後にレイちゃんに手ほどきするんです。「フォースとは何か? 石を持ちあげられる力ですか? 人の心を愛する力ですか?」とか。そして、「素晴らしい。君の答えはすべて間違っている」って言う。それこそエピソード4,5,6で始まった頃は、光と闇の2元性が流行っていた頃で、ダース・ベイダーって言う闇をルークと言う光が滅ぼすという分かりやすいストーリー。」
船瀬「勧善懲悪。実は誰の中にも光はあるし闇があるって言うね。」
秋山「そうそう。ところがしばらくして、次の第2期3部作、エピソード1,2,3が作られたときには、才能あふれるミトコンドリアの数値がヨーダより多いという、アナキン・スカイウォーカーって言う少年がね。」
船瀬「悪に染まっていくと。」
秋山「そう。ジェダイの修行をして、ジェダイマスターの一歩手前まで来るんだけど、最後の最後で恐怖と悲しみに囚われて、闇に堕ちてダース・ベイダーになるという物語。しばらく間が空いて、最後の3部作、7,8,9が始まって、7がフォースの覚醒だったわけですけれどね。それまでは、ヒーローは1人と言った世界だったのが、黒人がライトセーバー持ったりね。抵抗軍の兵士、ストームトルーパーFN-2187と言うんですけれど、彼は、自分の内なる感覚や正義に基づいて行動しだすのね。ペルソナの仮面を脱いで、自分の本質で。」
船瀬「あの黒人の兵士は、自分の生き方を選んだよね。」
秋山「一般社会ではこうじゃなきゃいけない、親からこうしなきゃいけない、とにかく善じゃなきゃいけないとか言われてかぶっていた仮面を、まさに私たち一人一人が外して、「本当は何が好きなの?どんな変人なの?」って、自分の変態ぶりをアピールする時代に来たかなと思います。ドルフィン先生(松久正)が、変態6レンジャーを結成したのは、実は害を及ぼすような酷いことを進めている医者が、今の世の中では間違って尊敬されているという事情がある。でもそれを逆手にとってミッションを行うことにする、という事なんですね。」
船瀬「変人奇人ドクターを集めて。」
秋山「はい。医者に対する信用と言うのを逆手にとって、地球人全体を総変態化する計画を実践しようと。まずは日本からという事で変態6レンジャーでパフォーマンスをしていくとともに、変態ドクター48を結成して世界にアピールする。」
船瀬「それはいいことですね。僕は、文明を前に進めるのは変人奇人だと思っている。本当はまともなことを言っているんだけれど、一般社会から見ると、「何あの人?」ってなっているわけ。変人奇人ね。けれど、そうした動きは、社会の常識がひっくり返って非常識が常識になるという事の、1つの兆しだよね。」
秋山「そうですね。変態も、実は不完全変態と完全変態って言うのがありましてね。コオロギが大きくなって大人のコオロギになる、これは不完全変態と言う。イモ虫がサナギになって蝶になる、これが完全変態。」
船瀬「あれは、別の生命体になるんだよね。」
秋山「そう。中で一度ドロドロの液体になるんだって。それで全部作り直すわけです。」
船瀬「現代生物学は、まだそれを解明できていないんですよね。だって、別の生命体になっちゃうんだよ。」
秋山「エネルギーの設計図がないとできない。そのエネルギーの設計図に基づいてそれを組み直す、物資でない力がないと、出来ないはずですもんね。」
船瀬「まさに、基本中の基本のメカニズムのスイッチが入る。」
秋山「そうです。そのスイッチが入る様に、初めから仕組まれているんですよ。やはり私たちが自分の内なる神、内なる本質に気付く時っていうのは、いったんサナギのように動きを止めるんです。外に意識を向けて動き過ぎるのではなく、内側に向けてね。内観瞑想してじっくりゆっくり過ごす。これがサナギと通じる内観瞑想だと思うんです。その中で自分の本質に気付いて。」
船瀬「そうそう。自分の内なる声に耳を傾けなさいって言うね。」
秋山「自分の、本当のこれから変態する蝶々の姿はどうであったか、色はどうであったか、と言うのを自分で確認して、それを自分で作り出すという事かなって思います。
船瀬「「己の肉体に聴け!」ですよ。中に全てがあるからね。」
秋山「そうです。」