(22)命はイン・アウト とらわれないという流れ
秋山「不食って言う言葉は、最初、山田鷹夫さんが言われたんでしょう。私なんか、不食なんて自分で言ったことないんですよ。プラーナ食とか波動食とは言いますがね。」
船瀬「山田鷹夫さんに「講演に来てくれ」って言われて、2018年10月に行きましたけどね。今、おしっこを飲んで体におしっこを塗る健康法を実践されてるから大変なんですよ。もう楽屋に行ったら、部屋中その臭いで。」
秋山「そうなんですか。」
船瀬「全員おしっこを飲んで、全員塗りまくっているから、近づいてきたら、もう臭いが体中から(笑い)。」
秋山「新しい種類の抗生になるかもしれない(笑い)。」
船瀬「みんな、「えっ? 船瀬さん、まだ尿飲んでないんだ」って、もう奇人扱いなの、僕が(笑い)。」
秋山「さくらももこさんとか、結構実践者はいるんですよ。健康雑誌の「ゆほびか」の編集者も、この間フェイスブックで告白していたしね。女性の編集者です。私、まだ山田鷹夫さんとはゆっくり話したことはないんです。「食べない人たち」で共著になってますけど、私もシャイだし。彼も多分シャイなところがあって。」
船瀬「まあね。ぶっ飛んでますよ。尿にはまっちゃって。それは、もう。今日は、朝から3リットル飲んだとか。」
秋山「そんなに出るの? 美味しいんですかね。」
船瀬「いや、俺はいや・・・・(笑い)。」
秋山「分かる、分かる。」
船瀬「そのシンポジウムに行ったのよ。僕はもともと理系だから、きちんとした因果関係、エビデンスがあるのか知りたくて行ったんだけど、「とにかく飲めばわかる」って、そういう感じなんだよ。」
秋山「合理性はあるらしいんですけどね。」
船瀬「あるらしいけれど、飲んでる人も結構脳梗塞とかしたりして。じゃあ、意味ないじゃないかと言うんだけれど、もし飲んでなかったら、その前に死んでいたかもしれない。」
秋山「て言うか、これをやらなきゃダメとかって頭固い人は、それで脳梗塞になっちゃいます。マクロビオテイックとかさ、食べ物に気を付けすぎる人。」
船瀬「そうそう。それは一番ハマる悪いドツボなんですよ。」
秋山「こうじゃなきゃいけないって、制限的な思考が強い人はね・・・。」
船瀬「「ねばならない」が一番やめねばならない(笑い)。」
秋山「矢山先生も「免疫は流れである」って言っています。流れなんですよ。心も流れ。だからその1つのことに執着するとね。」
船瀬「そう。ヨガの教えは「とらわれてはいけな」と言う。とにかく、「命はイン・アウト、流れだ」って沖先生もおっしゃっていた。だからとにかくとらわれないこと。」
秋山「だから、命があることにも、とらわれていてもしょうがない。やっぱり、死ぬのは悲劇だと思っている人がまだ多いので。この間、変態6レンジャーが集まったんですよ。変態ドクターレンジャーを結成していて、私、ドルフィン先生(松久正)、長堀優先生、池川明先生、巽一郎先生って言うひざの手術の専門家だけど瞑想が得意な方、あとは医者さんで真弓定男先生と一緒に働いている梅津貴陽先生で、変態6レンジャーとかやっているんです。」
船瀬「いいな。遊び心あって。」
秋山「まず死生観を変えないといけないと思ってるんです。死ぬのが悪いって言う前提だと、結局救われないみたいになっちゃうわけですよ。死ぬほど素晴らしいことはないと。その素晴らしい死をどのように迎えるのかという事で、自分の命の大切さを捉えていけば、より前向きになれるという。」
船瀬「食べないと死んでしまうという恐怖感から、みんないろいろなことしちゃうからね。」