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日本人奴隷化計画について(38)

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(38)梶原一騎はCIAと癒着している出版社にやられた?

飛鳥「そういえば昔、「チャンピオン太」と言う漫画がありましたね。週刊少年マガジンかなんかで連載していたはずです。」

山口「原作者は梶原一騎ですね。」

飛鳥「梶原一騎です。あれは画期的でしたね。」

山口「作画者は吉田竜夫先生ですよね。」

飛鳥「そう。「ノックアウトQ(主人公の少年レスラー・大東太が使う必殺技)」って、あの技は、本当はあんなに高く飛び上がれるのかは別ですけど、理屈は合っている気はします。」

山口「梶原一騎はほんと、国民栄誉賞挙げてもいいですよ。」

飛鳥「本来はね。」

山口「ええ、本来は。彼は意外と早く死んでるんですよ。」

飛鳥「50歳ぐらいでしょう。」

山口「57歳で死んだんです。天才でしたよ。」

飛鳥「だって、最後はもうヨボヨボでしたよ。仙人みたいになっちゃって。某出版社に仕掛けられましたね。」

山口「そうですね。CIAと癒着している出版社ですから。」

飛鳥「後半は出すもの出すもの、余り振るわなかったですね。もう劇画の時代は終わってましたから。ところが、殿様になっちゃてましたからね。原作をもっとやらせろって言って。「お殿様、時代が変わりまして」と言いに行ったのが、当時の某少年雑誌の副編だった男だけど。」

山口「暴行を受けたという人がいたみたいですね。」

飛鳥「そう。あれわざと殴られたの。わざと殴られるようにしたと一部の業界では噂でしたね。」

山口「仕向けたと。日本人的な根性論の梶原一騎が邪魔だったのかな。」

飛鳥「そうかもしれませんが、何とも言えません。だから殴られた彼は、当然、会社からもよくやったってことで誉められて、その後すぐ編集長に昇格しました。」

山口「梶原一騎って、青年期の写真とか見ると結構優男で、そんな暴力的な人じゃないですよ。文学青年って感じですよね。」

飛鳥「そう。弟で真樹日佐夫と言う人がいます。」

山口「真樹さんは割と武闘派でしたよね。」

飛鳥「そう。かなり、いかついです。」

山口「城西大学空手部でしたっけ。」

飛鳥「そうでしょう。でも、あれは男の時代でしたよ。まだ男が男だった時代ですよ。」

山口「優男って、1回マッチョになっちゃうと、ちょっと暴力に走っちゃう傾向があります。三島由紀夫も割とひ弱なイメージがあったけど。」

飛鳥「筋肉隆々になったからね。」

山口「ボクシングとか始めちゃってね。あんなクーデターみたいなこと仕掛けちゃって、最後、あんなふう(割腹自殺)に爆発して終わった。」

飛鳥「僕は漫画家志望だったから、スタートは手塚治虫から始まったんですよ。それで、手塚治虫のテクニックを全部吸収して持っていったら、「君ね、今、劇画の時代なんだよ。丸い顔で丸い大きな目と言う時代はとっくに終わってるの」って言われて、劇画を身に付けて持っていったら、「あのさ、今は細い線で、アニメっぽくて、四畳半的で、女の子が売れる時代なんだよ」って言われて・・・・。要するに、ずっと時代的に遅れに遅れたんですよ。それで最終的にどうなったかと言うと、ずんぐりムックリな三頭身の飛鳥昭雄の漫画に八頭身のミスター・カトウが出てきた。あれは、僕が遠回りしたからこそできた作品なんですよ。遠回りしなかったら、あの漫画は出てこなかったです。ミスター・カトウ、あれは線がゴルゴ13みたいな劇画調ですからね。」

山口「一番面白い時代でしたよね。漫画にしても、プロレスにしても、野球にしても。」

飛鳥「何でもできた時代ですね。でも一番ショックだったのが、ジャンプが出た時です。それまでの週刊少年漫画は、冒頭にオカルトとか、河童とか戦艦とか、特集が必ずあったんですよ。これはもう儀式のようにありました。でも、ジャンプが出てから消えたんですよ。新参者のジャンプには冒頭特集記事の予算が無くて、これまた予算がないので大御所に頼めず、新人の漫画だけになり、それが時代にマッチして売れに売れまくった。それで冒頭を飾っていたオカルトページが消え、週刊少年漫画雑誌に、女の子の水着が出始めて。」

山口「石原豪人の絵、すごかったですよね。妖怪の絵は昭和のトラウマです。」

飛鳥「石原豪人はいいですよ。妖怪とか描いていましたね。UMAとか、私も大好きでした。彼の展示会があれば必ず行きたいですね。」

山口「あの時分に育った子供たちは、みんなネッシーとか話題にしていました。」

飛鳥「何に主に描いていましたか? チャンピオン?」

山口「チャンピオンじゃなくて、サンデー、マガジンじゃないですかね。凄い怖い劇画でしたね。」

飛鳥「分かります。あまり引く手数多に描いていましたから、どこの雑誌が中心かわからないほどでした。」

山口「豪人の原画イラストが、全部ごっそり残ってるんですよ。著作権の管理が微妙な感じになっていて。もったいないですよ。あれ、想像力で描いていたら凄いですよね。」

飛鳥「ほとんどそうですよ。彼は間違いなく一つの分野を確立した天才でしょう。」


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