(33)出版業界の現状
山口「僕は一応、学者でもありますので、修士号を持っています。いつもガチでやりますよ。」
飛鳥「言わないと、このことを知らない人、結構多いんですよね。」
山口「そうなんですよね。やっぱり、修士号や博士号を取った人や、学者たちが、こういうエンタメでオカルトを分かりやすくやって、「ここはエンタメだよ、ここはガチだよ」ってところを出していかないと、コンプライアンスをクリアした、新しいオカルトは出てこないと思いますね。新しいライターが「〇〇〇」に行くと、「お前、誰と付き合っている?」って編集長が聞くんです。それで、僕の名前が出たら、「山口と付き合っていると俺は使わねえぞ、あんな奴と付き合うな」って言う圧力をかけて来るんです。そんな汚いことを、何人もやらされてるんですよ。裏も取っていて証拠はあります。」
飛鳥「そうなの。」
山口「山口と付き合うなって言われています。おカルテックで有名なミュージシャンも、そんなこと言われたそうです。そういう人、一杯いるんです。そうしたくそ汚いことをやって来て、最終的に、メディアの世界、出版業界、テレビ業界で、ドンドン嫌な奴になって行って、最終的に「〇〇〇」の部数が落ちるんですよ。」
飛鳥「オウム以前の実売部数ってわからないけど、オウム事件の後は、仕方がないんですが、ガクンと落ちたみたいですね。」
山口「僕は今、「ATLAS」っていうウェブの方をやっています。月間は最低でも100万ページビューですよ。」
飛鳥「そうですね。「TOCANA」か「ATLAS」かって言うぐらいのね。」
山口「今、180万ページビューいっています。この前、たった1日で15万ページビューいったんですよ。影響力の差はハッキリしています。」
飛鳥「凄いなあ。どんな事件が起こったんだろう。」
山口「ブラジルのジュセリーノが、人類滅亡の日って言っていた日に、ボオンといきました。その当時、ジャニーズもいろんなしくじりをやっていて、相対的にバアンと騒ぎが大きくなりまして、1日で15万人が見たわけですよ。それぐらいの影響力。ネットなんかでパアッと出した方が、よっぽど拡散率がいいですよ。時代はとっくに変わっているんです。」
飛鳥「確かに出版は斜陽産業ですが、まだまだ腐っても鯛と言うところはありますよ。」
山口「「TOCANA」は、あれはサイゾー系です。サイゾー系で、Tと言う脳学者がいるじゃないですか。あの人の媒体ですよ。」
飛鳥「実は今年、飛鳥堂株式会社を立ち上げて、出版業務もすることになったんです。それで近くオカルト雑誌「ASKAマガジン」を出すんですが、「M」と違うのは、あっちは何でもありの幕の内弁当で、こっちは飛鳥昭雄一本の情報雑誌になります。」
山口「へえ、「M」は文句を言いませんか?」
飛鳥「「M」が最澄の天台宗なら、こちらは空海の真言宗(密教)です。比叡山から一向宗、浄土宗、浄土真宗、日蓮宗など多くの宗派が生まれましたが、高野山からは基本、真言密教だけを貫いていますから。」
山口「それでも対抗誌、いや競合誌になりますよ。」
飛鳥「いや、先ほど言いました最澄と空海のような共存誌です。落語に古典落語と新作落語があり、共生しているように、「ASKAマガジン」は最先端オカルト情報を目指す、極めて稀なオカルト雑誌になると思います。」
山口「月刊ですか?」
飛鳥「いえ、最初は季刊誌、それから隔月誌、最終的に月刊誌を目指します。出版コードは持っていますが、基本はアマゾンを中心に販売します。」
山口「なかなか興味深いですね。」