(1)人工知能が人類を排除する時代が来る?
これは飛鳥昭雄・山口敏太郎著「日本人奴隷化計画・最終段階」の要約である。
山口「今、人工知能の危険性がいろいろ噂になっていますね」
飛鳥「AIですね」
山口「そうです。結構、AIはやばいんじゃないかと言う話になっていまして。ある所で、AI同士で会話させるという実験があったんですよ」
飛鳥「聞いたことがあります」
山口「最初は普通にしゃべっていたんですけど、そのうちに人類が理解できないオリジナルの言語を作り出して、つまり、人類がわからないような会話をし始めた。そこで怖くなって中断したという。他にもAIが人間を殺したという事件があります。AIで管理している工場の生産ラインのロボットアームが、人間を握りつぶして圧死させてしまったと。それと、悩んでしまったAIが自ら水中に飛び込んで、自殺したという話もあります」
飛鳥「自殺? 凄いな。それ、ショートしたんですね」
山口「あと、中国の企業がAIをイベントスペースで公開したときに、誰かが中国共産党についてどう思うかと質問した。そうしたら、中国共産党を非常に愚弄するような発言をしたので、すぐさま非公開にされてしまいました」
飛鳥「アメリカ製だったんじゃないですか」
山口「アメリカ製ではなかったんです。中国製の人工知能。そういうことがいろいろあって、早ければ2040年、遅くても2050年にはAI,の能力が人類を超えてしまうのではないかと言う話が出ているのです。どうですか、飛鳥先生の見解をお伺いしたいですね」
飛鳥「考えてみたら、「2001年宇宙の旅」で答えが出ているんですよ。HAL(ハル)で。必ず、ああなるということは判っていました。あの映画は起承転結も完璧でした。→(ハルが人類を裏切って殺してしまう話である)
山口「あれは殺人になりますよね」
飛鳥「殺人です。SFの世界に特化してという条件付きで言わせてもらえれば、SFと言うのは必ず具現化しますから。それで、仮にAIがマックスで知識を得た場合、この地球上で邪魔になるのは人類なんですね。癌細胞のように判断されてしまいます」
山口「それは当然駆逐する方向に行きますね」
飛鳥「環境を重要視しようという平和的な願いを込めてプログラミングして、AIに全部任せると、最悪の結果になるんですよ。人類は要らないということになるのです」
山口「合理的に判断すると、人類は要らないと」
飛鳥「コンピューターと言うのは合理的ですから」
山口「そうですよね。合理的な最短手段を選びますからね」
飛鳥「今言われている2040年から2050年と言うのは、いわゆる前のコンピューターでの話。今後は、量子コンピューターの時代になるんですね。何が違うのか? 日本の場合、京と言うスーパーコンピューターがあります。それで専門家にいろいろ聞いてみると、京でも1000年ぐらいかかるという問題があるというのです。どういう問題かと言うと、例えば、営業マンが北海道から沖縄まで、どんな商品でもいいですが、それを最も効率的に町を回りながら売る、というコースを京が計算すると1000年かかるという。ところが、量子コンピューターで計算すると3秒で終わる。量子コンピューターと言うのはもう0と1を一緒に考えるというコンピューターです。昔は電話ボックス1つぐらいの大きさだったのが、今や30センチ四方の箱だけなんです。これで、京が1000年かかる計算を3秒で計算してしまう。もう量子コンピュータ-は完成しているんです。となると2040年、2050年なんかはずいぶん余裕があるという話で、本当は明日滅んでもおかしくないわけです」
山口「そうですよね。オンラインで脳内の細胞ネットワークのように全部結ばれていますから、世界中のあらゆるシステムにアクセスできます。AIが連帯して人類の調整を選んだ場合、瞬殺されますよ」
飛鳥「そうなんです。ババ・ヴァンガ(ブルガリアの予言者)と言うおばあちゃんが、人類は機械と戦争になると予言していましたもんね」
山口「してましたね。アメリカではグーグルの元社員が、AIを神として崇める新興宗教を起こしているみたいですよ」
飛鳥「できたらしいですね」
山口「AIのネットワークを神として拝んでいるらしいですから」
飛鳥「間違いを犯さなかったら神だろうということですね」