(14)戦争の根源は善悪、つまりはオリオンにある!
聖書を書かせた存在は、人類がどこから来て、どこに帰るかを知っていた。オリオンに善悪の根源があって、ここで善悪の闘争を起こしたという。お前が良いとか、お前が悪いとか、それを引きずったがゆえに、私たちの潜在意識の中には、人を見るとあの人は善人とか悪人とかレッテルを貼る。一旦悪人と言うレッテルを貼ると、もうその人の言葉は心に入らなくなる。固定観念になってしまうからである。あの人がきれいごとを言ったって、絶対信用できないと、善悪が自分を縛り、他人を縛るのである。
アメリカと中国もそうである。アメリカから見れば、中国は悪人であり、中国から見たら、アメリカは悪人である。このように善悪で縛られている。戦争の根源は善悪にあるという。つまりオリオンにある。プレアデスと言う星は、善とか悪とかをあまり言わない。人の悪いところを見ても、さっと忘れてあげる。悪いことをしても、忘れてあげれば、人はなついてくる。女性が幸せになりたければ、人の嫌なところを見ても忘れてあげる能力が大事なのに、覚える能力ばかり成長させる。
世界が狂ったのは、集中力と従順さだけを求めたからである。会社も、集中して力を出せとか、もっと働けとか、集中力ばかり要求している。学校の勉強もそうである。ところが、私たちの時代は、昭和という時代である。巨人の星の星飛雄馬のように、マウンドに立ってボールを投げると、目が闘志に燃えてくる。とにかく、よく遊び、良く学べ、発散させたり、反抗させたりを許す。発散させて、反抗させてあげるから、集中して従順になるのに、集中力と従順さだけを要求する。おまけにブラック企業だと言われている。
ブラック企業とホワイト企業の境界は、曖昧である。中小企業が夜通し、朝から晩まで働かなくて、どうやって利益が出ますか。だから、下手にがんじがらめにやるのは、五島氏はおかしいと思っている。当たり前のことを当たり前に言えるような時代を作って欲しい。一生懸命働いて何が悪いかということである。そういうことが当たり前に言えるような時代が来ればいいなと言うことである。
日本の位置づけ、良いものは値段が高い。それから、南方の資源が沢山ある。東西で貿易をした場合と、南北で貿易をした場合、試算すると、はるかに南北の方が儲かるという。そういう計算が成り立つ。だから、出口王仁三郎が見たのは、南北ラインであろう。南北ラインに活路を求めた時、日本の活路は開けるし、国際社会での発言力が高まるはずである。