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神は何を望んでいるのか(6)

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(6)「引き寄せの法則」と「願望実現の法則」は全く違う法則だった!

 3次元と言うのは、縦・横・高さでできている。高次元を、数学的に言うと「横があって、縦があって、高さがあって、また別の軸がある」と言うのが高次元の定義であるが、スピリチュアルの本と読むと、その辺が曖昧になっている。いきなり、高次元と書いてある。

 数学的には、軸がいくつかあるのを次元と言うが、実際、目に見えない世界に1本、2本、3本、また別に軸があるかというと、それはないと言える。

 横があって、奥行きがあって、高さがあって、もう1本、軸があったら、その世界で定義される波動関数というものがあって、これを解くと、モノがモノとして一定の場所に存在できないということを証明できる。

 要するに、目に見えない世界も全部、軸が3つしかないと言える。さて、3次元と言うのは、目に見える世界の奥にエーテルと言う世界がある。目に見える世界の背景に、ネガフィルムのような青写真の世界があって、それを私たちはエーテル空間と呼び、このエーテル空間が私たちの運命を決めている。

 宇宙空間を定義づけている定数と言うのがあり、数学や物理学は、定数がどれかと言うのを発見している。例えば、地震が来て日本列島が跡形もなくなることは誰も想像しない。そこまでは揺らがないだろうというのを定数と言う。残るものを変数と言う。変数を学問で論じるのが数学と物理学である。

 この宇宙にある定数は、3つある。1つは万有引力定数G、それからプランク定数h、それから光のスピード(光速度)Cと言うのがある。

 五島氏があるとき、プランク定数と光速度を掛けて、万有引力定数で割ってルートで掛けてみた。そしたら、5×10のマイナス15乗キログラムとなった。これは、何を意味するのかと言うと、1日の間に新陳代謝で入れ替わるDNAの重さになるという。生物と全く関係ない数字から、どうして遺伝子が出て来るのだろうと不思議な思いがしたという。これはG(万有引力)であり、引き付ける力である。「引き寄せの法則」という本があるが、世界で初めて公式にした。分母の所が引き寄せの力であり、これを解釈すると、引き寄せの力が高くなるほど、代謝が落ちるということである。結局、引き寄せしたら、呼吸を減らし、食べ物も少量にして、余り複雑なことを考えず、ボーッとしていたら引き寄せが起こるということが数式で証明できたということである。(五島秀一著「5次元宇宙の物理学」参照)

 引き寄せしたければ、複雑なことを考えたりしないで、ボーッとしていた方が願い事は引き寄せられてくるというのである。

 プランク定数は、エネルギーを表す。実現のスピードを表している。代謝を上げると、速やかに自分のやりたいことが実現できるという、今度は願望実現の法則になる。つまり、願望実現の法則と引き寄せの法則は全く違う法則であることが数式で証明できたのである。

 これを組み合わせたらどうなるか? 例えば、皆様がタレントになりたいとする。そうすると、タレント養成学校の校長とか脚本家だったり、スターとして売り出す人だったり、そういう人と知り合いにならなければいけない。そういう運を引き寄せないといけない。引き寄せるためには、ボーッとした方がいい。ボーッとしていると引き寄せられてくる。ただ、ここからが問題である。そうやって願う舞台が与えられた時もボーッとしていたらダメである。その時は一生懸命、緊張感を込めて、集中力を込めて歌わないと、実力が発揮できない。だから、引き寄せるまではボーッとしていて、チャンスが来たら一気呵成にやれということである。

 この2つの法則はこのように全く違うものである。ところが、本屋に行くと、引き寄せの法則ばかりだけで、単に引き寄せるだけではダメなのである。引き寄せたければ、ボーッとして、チャンスが来たら一気呵成にやれば、成功できるということである。それから、チャンスが来たときに実力を発揮するためには、筋トレとか、集中力を発揮する必要があるということが公式で出た。1日約1000万個、DNAが入れ替わる。そんなことが数式で出るというのは非常に面白いことである。


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