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金融再起動の最新情報(31)

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(31)新たな主導権争い

 クリミナル・ディープ・ステイトとの戦いは、ひとまず人類の勝利で確定した。パパ・ブッシュの登場から始まった地獄の時代は2015年、アメリカ軍が勝利したことで事実上、決着した。

 この状況は、2度の世界大戦の米軍参戦とよく似ている。アメリカ軍が参戦した側が必ず勝つという構図になった。圧倒的な軍事力、世界有数の諜報機関を持つ愛国派軍部連合体が反クリミナル・ディープ・ステイト陣営に回れば終戦が見えてくる。しかし、それは戦いの終わりを意味していたわけではない。新たな戦いの始まりでもあった。

 世界の支配者だったディープ・ステイトは、強固な支配システムを構築していた。内部にハザール・マフィアやナチスを抱え込んだ以上、次の時代も継続して支配者の椅子に座ることは許されない。当然、新しい権力構造、その管理が必要となる。では、誰が新たなシステムを作り、その椅子に座るのか? 

 ディープ・ステイトによって作られた支配システムは、2度の世界大戦を通じてアメリカを超大国にする。FRBを通じて奪い取ったドルを唯一の国際基軸通貨にし、世界最強の軍事力でエネルギー資源を押さえる。そしてドルを石油引換券にすることで大量発行、その莫大な通貨発行益を吸い上げるというものだった。

 少数で多数を管理する面では効率的であり、よくできた支配システムである。だが、ドルを通じて吸い上げた利益を特権階級=ディープ・ステイトたちが私物化し、身内で抱え込んで極限まで格差を広げていったことに問題があった。その利益を再配分できるのならば、決して悪とは言い切れない。つまり、このシステムの管理者だけを変えればいい。一方、新時代に相応しい新しいシステムを作ろうと考える勢力が出てきても不思議ではない。

 かくして勝者の陣営では主導権争いが起こり、味方同士で戦うことになる。正義であったもの同士が順位戦を始めた。今の世界情勢が非常に読みにくいのは、そのためである。

 カオス化した国際情勢に一喜一憂していては理解できない。こういう時は、俯瞰した視点で大局的な流れを読む必要がある。「何が起こっているのかではなく、どこに向かって進んでいるのか」の視点が大切になる。

 さて、世界が向かう先は既に決まっている。2018年11月11日、複数の東西結社が興味深い情報をベンジャミン氏に伝えてきた。新たな国際的枠組みの方向性が決まったというのである。「キリストと観音様の結婚」だという。それが欧米側の結社側の言葉だった。

 要するに世界を東洋圏と西洋圏に大きく分け、人類史上初めてとなる「東西融合」の文明社会を目指すというものだという。どちらの陣営に所属するかは各国の選択となるという。この東西の結婚も現在の実力を鑑みれば西洋が東洋に婿入りする形になるという。婿養子が幸せな生活を送るには持参金の多寡と実家の資産が重要になるというのも世知辛い現実である。それゆえ、西洋側は金と資産をかき集めようと躍起になっている。トランプ大統領の行動も「持参金集め」と思えばわかりやすい。

 現在、3つのステージが存在し、クリミナル・ディープ・ステイトら旧勢力、アメリカを中心とした西洋陣営、中国を中心とした東洋陣営による「三つ巴」の状況となっている。

 「イタリア・スペインにおける政変劇」や「朝鮮半島和平」や「アメリカの貿易戦争」の話題は、大きな世界変化のうねりの中で表面化した氷山の一角であるという認識が重要である。数年のうちに大きな世界変化が起きることは間違いない。問題は追い詰められたクリミナル・ディープ・ステイトたちが最後の悪あがきを仕掛けてくることである。悪魔信仰を持ったハザール・マフィアとナチス派を主体にした犯罪的な支配階層がクリミナル・ディープ・ステイトである。権力者の椅子から引きずり降ろされる前に何とか生き残ろうと必死になっている。結果、世界を戦乱へと導こうとする。典型的なのが、「イラン対イスラエル」、それから「ロシア対アメリカ」の戦争を勃発させようという謀略である。そのために「トランプの個人的なスキャンダル」と「イラン脅威論」と「ロシア疑惑」が大手マスコミのキャンペーンとなって表出している。大手メディアはクリミナル・ディープ・ステイトの配下であり、こうした情報をうのみにするのは間違いである。


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