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波動医学の最新情報(39)

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(39)「アロマテラピー」の香りも波動である!

 「音」「色」と同じように「香り」も波動エネルギーである。聴覚、視覚、臭覚は、どれも外部環境を波動で感知し、脳に伝える。五感つまり、①聴覚、②視覚、③臭覚、④触覚、⑤味覚は、全て波動エネルギーを、人体の感覚器官を通じて脳に伝えている。だから、残りの④触覚、⑤味覚も波動である。

 指圧などは④触覚を生かした波動療法であり、美味は⑤味覚を通じた癒しと言える。「香り療法」(アロマテラピー)は、古代より行われてきた。嫌な臭いは「悪臭」として臭覚神経を刺激する。それは乱れた波動である。その乱れた刺激が脳に伝わり、脳はその悪臭から離れるように肉体に指令を出す。悪臭に仰け反るのは、その反射の現れである。

 「美臭」とは整った波動であり、美味しい食べ物が放つ香りがそうである。その波動刺激は快感をもたらし、脳の食欲中枢を刺激する。私たちは、美味しい料理に出会うとまず、その香りに酔う。また、好きな異性の匂いに魅かれたときも、生命力は高まる。食欲、性欲は生命エネルギーの原点である。つまり、良い香りの波動は生命力を高め、悪い匂いの波動は生命力を低める。

 日本にも「香道」がある。「香り」によって精神を高め、清め、修めるという習練の道である。香りの療法は世界各地に存在してきた。これらを総称して「アロマテラピー」という。その代表が古代インドから伝わるアーユルヴェーダである。これは、インド大陸に伝わる伝統的医学である。語源は「長命」「生気」を意味する古代サンスクリット語「アーユス」と、「知識」「学問」を意味する「ヴェーダ」に由来する。それはもう一つの伝統的医学、ヨーガと重なる。ヨガは食事、呼吸、体操を重視する。これに対してアーユルヴェーダは食事、生薬、手技を重んじる。手技とは薬油を用いたマッサージである。生薬の中に薬草(ハーブ)も含まれる。これらから精油が精製され、「アロマテラピー」(芳香療法)に用いられている。

 アーユルヴェーダは、生命の源は3つの要素(ド―シャ)からなる。それが①風(ヴァーダ)、②土(カパ)、③火(ピッタ)である。これらが調和した状態がド―シャ・バランスである。それが不調和になると病気が生じる。現代インドには、アーユルヴェーダ医師の国家資格(BAMS)がある。大学で資格を取得すれば、医院を開業することができる。アーユルヴェーダを教える大学は、インドでは100以上あり、専門大学院が設立されている大学もあるという。BAMS医師の教育期間は1年間の研修期間を含めて5年半にも及ぶ。インド政府が伝統医療を誇り、深く理解、評価していることに感動する。(船瀬氏)

 「アロマテラピー」とは、精油(エッセンシャル・オイル)の芳香さらに植物に由来する芳香を使って、病気の治療を行う医療である。その他、外傷や心身治療、病気の予防、ストレス解消、リラクゼーションなどを行う。つまり、芳香の整った波動に、心身の波動を共鳴させ調和させるのである。原理は「音」「色」の波動療法と同じである。

 いい香りをかいだ時、誰でもいい気分になる。さらには疲れが取れ、心の安らぎを感じる。これこそアロマテラピーそのものの効果である。ストレスとは、交感神経の緊張から起こる不具合であり、それが芳香のバランスの取れた波動に心身波動が共鳴し、整った波動が回復する。

 実際に船瀬氏はアロマテラピーを体験したという。例えばオレンジ精油を一滴手のひらに垂らす。それを両手でこすり合わせて、顔を覆い、深く呼吸する。さわやかな柑橘系の香りが肺から全身に広まっていくような、清々しさに包まれる。全身の疲れが一瞬で抜けていく爽快感があるという。これは「サウンド・セラピー」で調和のとれた音響を聴いたときに感じる快感と通じる。

 アロマテラピーで用いられる精油は、天然由来であることが原則である。合成香料はダメなのである。なぜなら、天然物質の分子構造には面白い一面があり、それは「鏡面体」の存在である。これは鏡に映したように二種類の構造体が存在するという意味である。右手、左手はちょうど鏡に映したように対称形である。天然物資も、全てこのように二種類が同じ量だけ存在する。これを自然科学では「手の命題」と名付けている。なぜ、自然界には鏡面体が存在するのか? その理由はわかっていない。さらに興味深いことは、合成化学技術を用いても、一種類の構造体しかできないというのである。これは「右手ができた」が「左手がない」のと同じである。つまり「片手落ち」なのである。これが天然物と合成物の決定的な違いである。

 天然オレンジ精油には、オレンジ香料二種類が共存している。このアロマ効果は二つの鏡面体により発揮される。しかし、人工的な合成オレンジ香料は一つの鏡面体しかできない。だから、乱れた香り波動なのである。これは、オーディオCDの波動が自然音とは異なることにも通じる。CDの音楽は正しい音の波動を出していない。CDの波動は非可聴域の20ヘルツ以下、2万ヘルツ以上をカットしている。さらに、アナログ波形ではなく、階段状のデジタル波形である。だから、CDのこの不自然さが、CD音響療法の効果を妨げているのである。CD音楽は目の覚めるクリアサウンドだが、長く聴いていると疲れてくる。同様に、合成香料も疲れてくるのである。


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