(34)ハンド・ヒーリング(手当療法)は日本生まれ
ハンド・ヒーリングは、波動療法でもオーソドックスな療法である。俗に「手当療法」と言われる。
治療師(ヒーラー)は患者の患部に手をかざして横に動かす。すると、手のひらに患部の波動を感じ取る。治療師にうかがうと、最も感じるのは冷感だという。冷えは古来から万病の元と言われている。その原因は血行障害である。いわば、酸欠状態であり、体温も上がらず、臓器も冷えている。当然、細胞も弱っている。そこが病むのもまた当然である。
ヒーラーは手のひらに感じる冷感で、まず診断する。細胞、組織、臓器は各々固有の周波数を持っている。そこが疲れたり病んだりすると、固有周波数からズレた乱れた波動を出す。疲弊、疾病が重いほど、周波数のズレは大きくなる。訓練したハンド・ヒーラーはその微細な変化を手のひらのセンサーで感知する。それは、まさにたゆまぬ訓練、習練で得た特殊能力である。
世界的な電磁生態学に権威、ロバート・ベッカー博士は、ハンド・ヒーリングの原理は、MRI(磁気共鳴映像法)と同じと明言している。MRIは電磁波を体内に送り込み、その反射波を手のひらで感知する。勿論、正確さでは言えばMRIが格段に勝っている。しかし、MRIは人体に強力電磁波を送り込むため、人工電磁波は有害である。これに対して、治療師が送り込むのは、極めて微細な波動エネルギーなので、全く安全である。
次にヒーラーは患部に正常な波動を送り込むと、臓器の乱れた波動は、この波動に共鳴して調律され、本来の周波数に戻る。これも長年の修練が必要であることは言うまでもない。
以上を見ると、ハンド・ヒーリングも、気功治療の一種であることがわかる。気功師の手のひらからは、目に見えない強い波動エネルギーが出ている。ハンド・ヒーラーたちが手のひらから出している波動、患者が患部から発している波動・・・それを一言でいえば気エネルギーである。
病人は患部から陰の気エネルギーを出している。臓器の波動の調整は、言い方を変えれば、気エネルギーの調整である。ハンド・ヒーリングの行ってきた診断と治療を、現在は 「AWG」や「メタトロン」などの最新コンピュータが瞬時に行っている。超高性能コンピュータとセンサーの速さには、さすがにヒーラーもついていけない。しかし、治療師には機械に無い人間としての温かみがある。優しい笑顔、手のぬくもり、励ましの言葉・・・これらにはコンピュータもかなわない。だから、ハンド・ヒーリングの役割と仕事は、これからも続くと思っている。
世界的に代替医療としてポピュラーなハンド・ヒーリングのルーツは 日本にあった。それは俗に「手かざし」あるいは「霊気(レイキ)」と呼ばれ、庶民の間では広く行われていた。
「民間療法であり、手当療法、エネルギー療法の一種である。霊気は民間療法における霊術・民間精神療法の潮流の一つである。霊術の世界で霊気は手のひらから発する癒しのエネルギーを指す言葉として一般的に使われてきた。「レイキ」は1922年(大正11年) 臼井甖男が始めた「臼井冷機療法」に始まる」「彼は安心立命の境地を求めて、鞍馬山に籠り 21日間の断食を行う。21日目の深夜、脳天を貫く雷のような衝撃を受けて、失神。目覚めた時には、治癒能力を得ていた。これが海外で独自に発展・簡略化したもの。「レイキ」は臼井の弟子の林忠次郎から日系アメリカ人ハワヨ・タカタに伝えられ、「レイキ」としてアメリカで行われ、タカタとその弟子によって世界中に広まった」(ウィキぺディア)
「レイキ」のルーツは日本であることがよくわかる。 2007年には、世界中で約500万人が実践しているという。
「健康維持や自己啓発に有効であるとも主張される。宗教で行われる「手当て」「手かざし」とよく似ているが、レイキ関係者は、「レイキ」は宗教ではないとしている」
「レイキ」は、日本発祥の言葉として、欧米を中心とする海外で認知度が高い。逆に日本で「レイキ」と言っても全く知られていない。その理由の一つが、 戦後GHQがこれらの普及を厳禁したからである。禁止の理由は「霊術」であるからという。GHQの背後には、まぎれもなく闇の支配者フリーメーソンが蠢く。GHQのトップ、マッカーサー司令官ですら、フリーメーソンであったことが判明している。
なぜ「レイキ」が、これほど海外で根強い人気と支持を集めているのか?
理由は簡単である。「病気が治る」からである。治療効果が無ければ、500万人もの人々に普及はしない。病気が実際に癒える。だから、欧米を中心に人気がある。
ドイツなど欧州11か国では、レイキ治療を受けると医療費としてみなされ、医療機関には保険金が支払われるという。
日本ではどうだろうか? 驚いたことに、手当や手かざし治療を行うと、詐欺罪で逮捕され、刑務所に入れられる。最高裁判決で、これらの行為は「詐欺犯罪」であると断定されている。世界では合法だが、日本では違法という。これが情けない日本の現実なのである。