(29)「神聖幾何学」 形態・図形は波動を発する
「形には波動がある」という。新潟でお目にかかった(株)コロナの内田会長もその一人である。彼は新潟大学工学部卒の技術者であり、理科系である。その理科系人間が、「形にはエネルギーがある」と断言するのである。例えば、彼は図形の描かれた名刺サイズの紙を船瀬氏に手渡す。金色で印刷され、なんとなく荘厳さを感じる図形である。
「右手に持ってください」「左親指と人差し指を思いきり強くくっつけてください」
船瀬氏は、内田会長の言われるままにする。それを内田会長は、身を乗り出して両手で離そうとする。が、離れない。
「では、右手の紙を放してください」(内田会長)
今度はあっけなく船瀬氏の親指と人差し指が離れたのである。なぜだろうか?
これは「Oリング・テスト」と呼ばれる。代替医療の診断方法として、広く行われている。自分の有益なものを持つと、指は離れない。有害なものを持つと、指は離れる。よって、患者に合ったサプリメントなどを確認するときに使うという。別名「筋反射テスト」という。これが9割近い確率で当たるという。適不適のチェック方法として採用している医師も多い。では、どうして「有害」「無害」が、親指と人差し指の筋肉反射に伝わるのか?
現代の西洋医学では、全く説明がつかない。だから、「あれはインチキ」と露骨に否定する医者がほとんどである。船瀬氏は内田会長にこう語りかけた。
「これは、幽体の存在を無視しては説明できませんね」(船瀬氏)
「そのとおり。幽体が対象物の波動エネルギーを感知して、それを筋肉神経に伝達しているのでしょう」(内田会長)
幽体とは、西洋でエーテル体と呼ばれているオーラ層が該当する。幽体離脱という現象が実在する。つまり、肉体と幽体は重なって存在している。重病や危機に瀕すると、幽体は肉体を離れる。これが幽体離脱である。幽体には、意識も感覚もあるようである。
さて、Oリングは本人の意志とは無関係にすぐ開く。Oリングテストも、この幽体の存在がわかれば、すぐ理解できる。つまり、右手に有害なものを持つ。そこからは悪い波動を発している。幽体はそれを感知し、神経細胞に情報を伝える。だから、筋反射力は弱まる。
理系技術者であり研究者の内田会長も、「形態はエネルギーを発している」と断言する。
「それは波動エネルギーですね。この図を右手に持って、左手で側のバッグを持ち上げてください。軽いでしょう?」(内田会長)
「ほんとだ、軽い」(船瀬氏)
今度は図を取り上げられ、バッグを持つ。
「あれ、重い。はっきり実感できる重さの違いだ」(船瀬氏)
今度は船瀬氏の携帯電話に八角図形の金色シールを貼ってくれた。
「これで、有害な電磁波は押さえられます」(内田会長)
はたで見ている人は、単なるオマジナイだと笑うだろう。しかし、特殊な図形・形態が波動エネルギーを発していることは、間違いない。
「あらゆる存在は波動であり、その影響である。物質は存在しない」(量子力学の父・マックス・プランクの言葉)
全ての実在は、波動であり、その結果なのである。図形や形態も、各々波動を発している。それは最新物理学では常識である。
形態にはエネルギーがある。それを指摘する識者も次第に増えている。
形には特定のエネルギーがあり、そのエネルギーのことを形態波動と言う。ピラミッドに宿るピラミッドパワーなどは有名である。形態波動については、パワーストーン研究家の豊原匠志氏がコラムに書いている。
「ハートは愛や命の象徴として使われますし、卵の形は可能性や誕生を象徴します。実はこれは単なる象徴ではなく、本当にそれらのエネルギーが宿っているのです。形が持つ力を実際に活用してきた古代民族も多く、古い時代の装飾品等で、この図形や形の力を使い、実際に強力なエネルギーを持つパワーオブジェクトも非常に多く存在しますし、遺跡や建築物等にも形の持つ力を活用したと思われるものが多数残っています。風水なども、この形のエネルギーと切り離せないものです。例えば、建築物なども非常にこの形の影響を強く受けていますし、私たちも意識こそしませんが、形の影響を受けています」
よく何かを見て「気味が悪い」と思うことがある。その時は、まさに形の悪いエネルギーを感じて反発しているのである。「気味」という言葉は、それを物語る。「気エネルギーの味が悪い」のを感じているのである。逆に気持ちよく感じる形は、良い気エネルギーを受け取っているからである。