(22)「音叉療法」 ツボ・チャクラに響きを送る
宇宙の存在は波動である。生命も精神も波動である。そして、各々が固有の周波数で振動している。宇宙は絶対法則に基づいて存在している。それが固有周波数による波動である。
最も理想的な波動にある状態を「道(タオ)」という。「タオ」から外れれば、地球も自然も人間も病気になる。それは宇宙の基本の「周波数」からズレているからである。
人体の場合、本来の周波数に戻してあげると、人体は、自然の法則(タオ)に回復する。これが「波動医学」の原点である。
近代から現代にかけて、西洋医学に完全に欠落していたのが、この波動の視点である。
逆に、東洋学の根幹は、「気」の概念である。それはまさに気エネルギー、つまり波動理念である。
世界の哲学者が、東洋哲学に雪崩を打っているのも当然である。
世界の医学者が、東洋医学に殺到し始めたのも、又当然である。
この波動医学へ、世界の医学潮流(メガトレンド)は完全に変わり始めた。自然治癒力を否定してきたウイルヒョウ以来の現代医学は完全な行き詰まりを見せている。つまり、袋小路に迷い込んでいる。彼らに欠落していたのはエネルギーの概念であり、波動の理論なのである。現代人の医者たちの多くは、波動医学に無知、盲目である。世界の医学潮流の潮目が変わったのである。彼らは、完全にその流れから取り残されている。落ちこぼれの医者たちに未来はない。
医療マフィア、ロックフェラーに洗脳された西洋医学者たちは、東洋医学を頭から軽蔑していた。「気」の存在など迷信だと嘲笑い、「鍼灸」等は呪術扱いしていた。ところが、科学技術の深化と進歩が、その鍼灸の科学性を証明したのである。
超高感度の温度センサーで、人体表面をスキャンすると、ほんのわずかな体温の変化も感知する機能が装備されているので、画像を見た医師たちは驚嘆したのである。体表面に、わずかに体温の高い箇所が、光る点として連なっていたのである。そして、それはなんと、漢方の鍼灸ツボ(経穴)と見事に重なっていたのである。
「経絡」「ツボ」は存在したのだ。以来、現代の医学者たちは、積極的に鍼灸治療(アキュパンクチェア)を取り入れている。アメリカだけでも、数百もの私公立の鍼灸学校が既に存在している。それどころか、欧米では「手当療法」(ハンド・ヒーリング)に、医療保険適用が当たり前になっている。欧米では、インテリ層やセレブでヨガ、瞑想が当たり前になっている。また、知識層では菜食(ベジタリズム)は当然で、完全菜食者(ヴィーガン)が爆発的に増えている。人類の新たな目覚めを感じさせる。
これら世界の潮流に、唯一取り残されているのが日本である。医学の面でも、日本は世界の落ちこぼれになっている。
鍼灸治療では、ツボに金属の鍼(ハリ)を打つ。ツボ(経穴)は、「経絡」の交差点で、「経絡」は気エネルギーの流れる通路である。因みに、「チャクラ」は、さらに大きな気エネルギーの通路と出入り口である。「経絡」が普通の道路や路地だとすると、「チャクラ」は高速道路であり、インターチェンジである。巨大な「経絡」「ツボ」と考えれば良い。
音響治療の世界的権威、ファビアン・ママンは断言する。
「サウンド・セラピーは、鍼治療の理論に応用することができます。「黄帝内経」(紀元前173年、最古の医学書)のような古典的な鍼治療のテキストや、「難経」(西暦180年)には、人間の身体の健康をコントルールする「経絡」や「経穴」の関係性が詳細に書かれています。その後の、現代研究も含む臨床診療は、この驚くべきシステムの根本となる真実を証明しています」(ママン)
最先端の診療機器が、古来から伝わる鍼灸理論を証明したである。ママンは、鍼に変わる刺激治療として、音に着目した。
「おそらく古代の中国人は、音が経絡のネットワークに及ぼす効果に気づいていたでしょう。しかし、この素材の臨床的な応用メソッドで生かすことができませんでした」(ママン)
伝統的な鍼灸には2つのタイプがある。
①中国式→鍼を「経絡」や「ツボ」の奥深くまで差し込む。これは経絡の陰のエネルギーにアプローチしているので、少し痛みが強く、患者の陰の気が生じるまでの間、ぼんやりしてしまう。
②日本式→鍼を指すのは1ミリから最大2ミリであり、陽のエネルギーを鍼で引き上げる。その結果、患者はすぐに元気になる。
現在の世界の鍼治療は、この2つの流れが合わさったものである。
ママンが世界に先駆けて開発した音叉療法は、彼が日本で習得した鍼灸治療がベースになっている。振動して鳴っている音叉の柄の部分を皮膚の表面に当てる。そのまま音叉の振動を送り込むことで、肉体、臓器の「経絡」を刺激して治療する。つまり、乱れた臓器波動を共鳴現象によって、本来の固有周波数に戻すのである。