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聖徳太子の「未来記」開封(56)

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(56)三悪僧の三番目は親鸞である!

「「未来記」第十三章の全文」

第三名親鸞法師 不信諸仏而専信一仏 不修諸法而偏行一法 不供養諸僧而歸依供養自作法師

不著黒衣袈裟而整鼠毛白衣 不受持戒律而許女犯 不行斎食而噉肉味 汚仏寺而穢神社

集俗男俗女而吊亡者 以為自家為體 惑婦人輩而令堕畜生道 故王臣不許而名犬衆

将守不信而呼悪黨 此一黨違仏法僧之儀式 而外背王公将守之法度 是兵乱之因縁 亡国之基

禁而深應禁 退治而猶可退治者也

(第十三章の一の読み下し文)

第三は親鸞法師と名づく 諸仏を信じずして専ら一仏を信じ 諸法を修めずして偏に一法を行ず 諸僧を供養せずして自作の法師を帰依し供養する

(現代語訳)

三番目は、親鸞法師という。全ての仏を信仰するのではなく、ただ一仏だけを信仰し諸法を学ぼうとしないで、ただひたすら一法だけを修行する。

(現代注釈訳)

 「諸法」とは一切存在の意味。「一法」とは一仏のこと。阿弥陀如来のみの一神教ならぬ一仏を説くことを言う。

(歴史的事実)

 親鸞も天台宗から出た僧侶だった。南無阿弥陀仏と唱えるだけで極楽に行けると説いた法然が浄土宗を起こした後、その弟子の親鸞が新たに「浄土真宗」を開いた。親鸞は一心に念仏を唱えたら、即、往生が定まるとし、悪人ほど救われると説く「悪人正機説」を表した。これが無知な農民たちの間で枯れ木に火が付いたように燃え広がり、信徒が一気に激増する。仏も一仏だけで、念仏で往生という気軽さは、知識が希薄だった農民層に大受けし、野火のように広がった。

 これはユダヤ教の一神教の仏教版ともいえるが、ユダヤ密教の奥義(カッバーラ)では、神は3柱と教えている。つまり表面とは違い、ユダヤの奥義では神は3神なのである。それを明らかにしたのがイエス・キリストであり、天の父・子(救世主)・聖霊を絶対3神とした。(三位三体) 

 それゆえに、多くのユダヤ人はイエス・キリストを異端として十字架に掛けたが、ユダヤ人が聖典と仰ぐ「旧約聖書」には明確に神を複数回で記している。

「神は言われた。「我々にかたどり、我々に似せて、人を造ろう。そして海の魚、空の鳥、家畜、地の獣、地を這うもの全てを支配させよう。」(旧約聖書「創世記」第1章26節)

「主なる神は言われた。「人は我々の一人のように、善悪を知る者となった。」(旧約聖書「創世記」第3章22節)

 しかし、ユダヤ人たちはイエス・キリストの言葉を理解出来なかった。後のカトリック教会もそれ(三位三体)を拒絶し、三位一体の一神教を唱えている。そこから飛び出したプロテスタントも三位一体の一神教である。

 親鸞の浄土真宗は、別名を「一向宗」とも言い、これがやがて農民たちに大きな不幸をもたらすことになる。


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