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カッバーラでしか解けない「ヨハネの黙示録」(59)

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(59)「惑星フェイトン」と破壊し、「ノアの大洪水」を起こした元凶

 フェイトンは「ギリシャ神話」に出てくる神の名で、戦車を意味する。なぜ戦車かというと、太陽神アポロンが乗る太陽の戦車を、その子供であるフェイトンが借りて天空を飛翔したからである。その結果、フェイトンは操縦を誤り、地上に落下して消滅してしまう。

 詩人オウィディウスは、その様子を誌で読んだ。

「フェイトンの馭している太陽の車は、もはや通常の経路をとらず、馬たちは目暗めっぽう突進して、天空に設置された星々と衝突し、径にない軌道を狂気の如く走り回った。その結果、大地は大爆発して炎の中となり、高い場所がそうなるや、深い割れ目が走り、海の水は干しあがった。牧場は燃えて灰となり、木々は焼け失せ、全ての緑なす葉もそうなった。」

 ギリシャ神話は、その舞台を地上に置いているが、神々の場は天空である。このことからセルゲイは、火星と木星の間にあった惑星にフェイトンと名付けている。

 一方、アメリカの天文学者たちは、小惑星帯の総量が惑星一つにも満たないので、アステロイドベルトには星になる前の材料が漂っているの過ぎないとして、「複数小惑星衝突説」をとっている。これは、数が少なく惑星になれなかった材料が、木星の巨大な重力に捕らえられ、ごみ溜めの様に漂っているとする説である。

 しかし、この説には致命的欠陥がある。旧ソ連のアカデミズムが主張するように、惑星が爆発した場合、破片のほとんどは四方八方に飛び散るため、小惑星帯の質量が小さいからと言って、しれhがかって惑星でなかったとは断言できない。

 それから、岩塊が集合するだけでは、超高熱と重力を持ちえない点である。天体形成時には、超高熱で元素が分離されるため、軽い物質の地殻を作り出せるが、小惑星が衝突する程度では不可能だ。それにもかかわらず、小惑星はスカスカの岩塊で、天体形成時でしかできない軽石さえ豊富に存在する。

 さらに最近の観測結果から、小惑星の材質に、生物の痕跡を示すアミノ酸や脂肪酸が確認され、有機物や石油まで含まれていることが判明した。このことから、小惑星の主成分が炭化水素を含む石油、アミノ酸を主体とする「炭素系コンドライト」だとわかったのである。

 このように、「複数小惑星衝突説」は矛盾だらけだが、アメリカの天文学界は意地でもそれを認めない。仮に惑星が破壊したことになれば、アメリカ天文学界の宿敵だった一人のユダヤ系ロシア人が蘇って来るからである。

 イマヌエル・ヴェリコフスキーである。彼は、太陽系では何事もなかったとする「斉一論」を、根底から覆した。崩壊した惑星を認めたら最後、ヴェリコフスキーが著した「衝突する宇宙」の理論を認める羽目に陥るため、アメリカの天文学界は、死んでも「惑星フェイトン」の存在を認めるわけにはいかないのである。

 太陽系に消えた惑星があったことは重要な意味を持ってくる。

 一つの天体が何の理由もなく崩壊するわけが無い。破壊は天体同士の潮汐力が原因で、相互の天体に影響を与える「ロッシュの限界」を超えたからである。そしてそれは、惑星フェイトンを破壊した「別の惑星」の存在を示唆する。その惑星が、旧世界を破壊した「ノアの大洪水」を起こした元凶と考えられるのである。

 月には「マグマオーシャン」という「海」がある。総面積が月の表(地球側)の3分の1を占めている子の海は、他と比べて重力が強いことから、「マスコン(質量集中部)とも呼ばれているが、それは天体内部の重金属が地表に露出しているからである。実際、月の海は周囲と比べて黒みが強く、地表にはないレアメタルが大量に存在する。

 「アポロ計画」では、11号が「静かの海」に地震計を設置したが、その際、月と地球、他の天体との重力バランスが引き起こす「月震」が観測された。最大の者は3メートル振幅の3年周期が続くというとんでもない月震だったため、改めて調査した結果、昔、月と衝突した小惑星が引き起こした震動ということが判明した。

 そこで、天文に関する歴史を再調査すると、今から800年ほど前イギリスのジャーベイズ司祭が著した「年代記」に、月に閃光と煙が立ち昇ったという記録が見つかった。実際、その記録と同じばあしょで、比較t歴新しい隕石孔「ジョルダーノ・ブルーノ」が発見された。比較的新しいと判断されたのは、衝突時の線状痕が残されていたからである。それはクレーターを中心に四方へと伸びた白い線で、鬨の形かと共に薄れ、やがて消えてしまう。

 月は、その時の振動を残したまま800年以上揺れ続けていることになる。そんな天体は通常では考えられない。

 1969年に打ち上げられたアポロ12号は、不要になった月着陸船を月面上空65キロから落下させた。その時、「嵐の海」に設置された地震計が、55分近くも震動し続けた。

 同様の実験は、アポロ13号、アポロ14号でも行われたが、13号は地震計から140キロ、14号は173キロも離れていたにもかかわらず、ともに3時間以上も揺れ続けた。これは月の内部が伽藍洞であることを物語っている。


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