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「闇の支配者最後の日々」の要約(17)

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(17)テロの犯人は「イスラム教徒」ではない!

 パリとベルギーで相次いで「テロ」が起こった。このテロは「ヤラセ」である。報道を鵜呑みにすると、八百長を仕掛けた側に利用されてしまう。ヤラセであろうが亡くなった被害者は「リアル」である。こんな茶番劇の犠牲者になった人たちの為にも真実を見極める必要がある。

 まず、この2つのテロの犯人は「イスラム教徒」ではなかった。ところが、メディアを見ると、狂信的なイスラム過激派の犯行と騒ぎ、あたかもイスラム教徒全体が狂信者の集団と言わんばかりである。宗教の為なら銃を持って敵と戦い、自爆テロも辞さない「狂信者」と言うレッテルを貼ろうとしている。言うまでも無く、大半のイスラム教徒は、信仰のために銃を持ちたいとも考えないし、ましてや自爆テロなどやるはずはない。

 どうして大手メディアは、イスラム教徒を盛んに狂信者に仕立て上げるのか? 理由は簡単である。「テロ」の原因をごまかし真実を隠すためである。

 多くの人がイスラム教徒の狂信者集団であるイスラム国(IS)の犯行と信じれば、片が付く。テロの背後関係など気にしなくなる。それを狙っているのである。テロの実行犯は「本当のイスラム教徒」ではない。この視点で事件を再検討すると、報道とは違う実相が見えてくる。

 2015年11月13日のパリ同時多発テロから検証していく。パリ市街と郊外のサン・ドニ地区の商業施設でイスラム国(IS)の戦闘員とみられる複数のジハーディストのグループが銃や爆弾を使って起こした同時多発テロで、死者130名、負傷者300名以上を出したとされている。

 ベンジャミン氏は即座に「おかしい」と思ったという。速報のニュース映像に一般市民がスマートフォンなどで撮影した映像が無かった点である。日本でこのような事件があれば、スマートフォンで撮影した映像がツイッターやフェイスブックを通じて世界中に流れていくはずだ。3・11の大震災で実証済みである。この実行犯がジハーディスト、あるいはムジャヒディン(イスラム聖戦士)と呼ばれるイスラムの過激派ではない証拠もあった。ジハーディストが攻撃する時、周囲の人々に「コーランを唱えてください」と声をかける。イスラム教では同胞を殺すのを戒めている。イスラム教徒でコーランを読めない人間はいないので、同胞がいないことを確認するのである。ところが、事件の現場にいた人たちから、この確認行為を見たという証言は一切なかった。この1点だけでもテロ実行犯がイスラム教徒ではない証拠となる。

 事件後も、テロがヤラセという証拠が次々と出てきた。パリ・テロとボストン・テロの両方に出演したクライシス・アクターの女性が見つかったのである。テレビ用語でいえば、「サクラ」の事である。ニュース番組で事件や話題についてコメントする一般人の多くは、テレビ局があらかじめ役者に頼んで撮影している。クライシス・アクターの場合、事件の被害者に成りすまして、事件の首謀者に都合のいい発言をしたり、時には「死体」にまで扮したりする。非常に悪質なのである。

 ベルギーのテロ事件はどうか? 2016年3月22日、ブリュッセルのブリュッセル空港及びマールベーク駅で連続爆破テロが発生、死者38名、負傷者198名と言う被害を出した。

 「ブリュッセルはテロに狙われている」という事件前から警告が複数の欧米当局から出されていたにもかかわらずベルギー政府は何の対策も講じなかった。オランダはCIAからの情報としてベルギーにも伝えたと公式に発表している。又、トルコのエルドアン大統領も演説で「ブリュッセルのテロ」を警告している。これはパリ・テロの実行犯を逮捕した報復テロの可能性を指摘したものだが、米軍関係者によって運営されている軍事諜報サイトでは、シリアで拘束されたトルコの諜報員は「ベルギーにトルコ政府が加担している」と証言したと報じている。さらにブリュッセル空港の警備を担当していたウクライナ人が連続テロの発生日に限って不在だった、と言う不自然な状況まで報告されている。

 パリ同時多発テロのみならず、ベルギーの連続爆破テロ事件も、偽イスラム教徒を名乗った「イスラム国(IS)」による国際ハザールマフィアの犯行と考えるべきなのである。


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