(15)TPPは経済協定に非ず、ズバリ軍事同盟である!
これも飛鳥昭雄氏の講演である。
西部開拓時代のアメリカは、西へ、西へ、ネイティブ・インディアンをいくら殺しても構わない、神が許している。略奪しても構わないと言うのがキャッチフレーズだった。南北戦争が起こった後、国を統一しなければいけなくなって、南軍、北軍の共通の敵を探すために見つけたのがスペインだった。高級将校たちが甲板から降りた後、アメリカの戦艦「メイン号」をわざと爆破させて、二百数十人を犠牲にした。そして、「リメンバー・ザ・メイン」をキャッチフレーズに国民をスペインとの戦争に駆り立てたのである。「リメンバー・パールハーバー」とよく言うが、当時はスペイン憎しと言う大キャンペーンをやった。スペインの力が落ちていたので、キューバ、プエルトリコ、フィリピン、グアム、太平洋を全部アメリカが制覇した。これでアメリカは太平洋の征服者となったのである。
日本は世界の要である。TPPも日本と言う国を押さえなければ締まらない。安倍自民党は安保法案で強行採決をした。2015年9月17日である。これで「集団的自衛権」が行使されるようになった。一方、TPPと言う環太平洋の経済協定だと思っているが、あれは嘘である。日本は戦後、経済と軍事を分けた。軍事は、アメリカにお任せしてしまった。だから、経済と軍事が両輪だという意識はほとんどないが、あれは「環太平洋軍事同盟」なのである。
なぜ自民党が集団自衛権を通したか? ロシアは北方領土をなかなか返してくれない。中国は尖閣諸島は俺のものだと言っている。もうすぐアメリカが戦争を起こすという時に、アメリカについていないと、日本は三流国になる。リチャード・アーミテージから、安倍首相は「もうすぐ第3次世界大戦が起きるので、ニュー連合軍に所属していないと、日本の領土はどうなるかわからんぞ」と脅されたのである。日本は敗戦国なので取られてしまった島々を返してもらえない。返してもらうためにどうすればよいか。次の戦争で戦勝国の側に入っていなければダメだというわけである。
集団的自衛権を通した後、それまで不可能だと言われてきたTPPが急に大筋合意した。10月6日である。甘利大臣はほっとした顔をしていた。これで、オーストラリア軍、ニュージーランド軍、カナダ軍、日本軍の新連合軍が完成したのである。これによって、ロシアと中国を叩き潰す。結果、自民党は国民の承諾なく毒を食らったのである。乗り遅れたのが韓国である。韓国はもうダメである。もうすぐ、自己崩壊する中国へ行ってしまった。中国はハワイを中心に東西分割案を出したけれど、アメリカは蹴とばした。中国は絶対にアメリカには勝てない。
アメリカが日本つまり自民党に圧力をかけた「アーミテージプラン」のとおりにしないと、日本は新しい連合軍、第3次世界大戦の勝利国になれないと、自民党の前にニンジンをぶら下げた。だから、TPPというのはブラックボックスがあり、絶対に極秘になっている。携帯電話がマナーモードになっている人、全部盗聴されている。携帯電話はそのままマイクロフォンである。アプリでGPSが入っているが、あれはアメリカの軍事衛星と直結している。日本の補助衛星がフォローしながら、今どこに誰がいるか把握している。NORADと言うアメリカの北米宇宙空軍基地に全部データを送って管理されている。アメリカにとれば、日本は実に世界で物凄く効率のいい実験場なのである。福島第1原発の放射能被害の情報もアメリカは日本政府から得ている。これから先、関東地区の子供たちは相当死ぬだろう。10万人以上は死ぬ。ドイツのメルケル首相は原発賛成派だったが急に反対派になった。チェルノブイリと福島は同じ「F7」レベルである。東京は強度な汚染地帯なので本当は人は住めない。あの時、横須賀のアメリカの原子力空母「ジョージ・ワシントン」も逃げたのである。放射能汚染されるので。
中国は、日本列島を中国の物だと考えている。「魏志倭人伝」を見よ。そこは中国の領土だ。日本人は出ていけ」と言う学者もいる。昔の自分たちの領土の一番大きかった頃に戻そうとしている。安倍首相はアメリカの差し出した毒饅頭を食べてしまった。結果、どうなるか? 「日月神示」を見ればわかるが、ここでは触れない。
タリバンも、アルカイダも、ISも作ったのはアメリカのCIAである。アメリカは、フィリピンで当時マニラにいた約1万のスペイン軍と戦った。その時にフィリピンの民族主義の人達が作った反政府と手を組んで、独立させるからと嘘をついてスペイン軍を倒したのはいいが、独立運動も潰してしまった。その時、アメリカは10歳以上のフィリピン人60万人を虐殺している。安倍首相はそういうアメリカと手を組んだ。しかし、日本には天皇陛下と言う最終兵器がある。アメリカはなぜ天皇陛下を絞首刑にしなかったのか? 戦後統治がしやすいためだというのは表向きである。実は聖書学的にもものすごい意味があるのである。