(31)トランプ政権を樹立した米軍が「戦争マフィア」と対決
メディアではその全貌が報じられていないが、アメリカ国内では「内戦」が続いている。比喩としての内戦ではない。本当の「軍事的」内戦である。それは、トランプ政権を擁立した勢力による、ハザールマフィアをアメリカ政府の中枢部から駆逐する戦いである。トランプ政権を擁立した勢力とは、具体的に、アメリカ軍制服組、CIA(中央情報局)、FBI(連邦捜査局)、NSA(国家安全保障局)のキャリア官僚からなる集合体である。
この勢力の中心的存在であり、トランプを神輿に担いで合法的に軍事クーデターを描いたのが、アメリカ軍制服組である。さらに、その中心人物は、統合参謀本部議長ジョセフ・ダンフォード、国防長官ジェームズ・ノーマン・マティス、大統領首席補佐官ジョン・フランシス・ケリーの3人である。皆、アメリカ海兵隊の愛国派軍人である。
2016年の大統領選は、ハザールマフィア、クリントン一族の人間であるヒラリー・クリントンを打倒することが目的だった。ヒラリーさえ排除できれば、大統領になる人間は必ずしもトランプでなくてもよかったのである。
だが、アメリカ軍なくしては「軍事クーデター」が成功することはなかった。ベンジャミン氏が以前より、「トランプ政権は、軍事政権である」と言うのは、そういう意味である。
アメリカ軍のハザールマフィア打倒の意思が本物であることは、海兵隊制服組主導からもうかがえる。なぜなら、海兵隊制服組は、ハザールマフィア勢力にとって超が付く「危険人物」を信奉しているからだ。その危険人物とは、スメドリー・バトラー少将である。
バトラーは退役後、「戦争はいかがわしい商売だ」と題するパンフレットを刷り、第1次世界大戦やバナナ戦争(アメリカが行った中央アフリカ諸国への軍事介入)で莫大な利潤を納める軍需産業を非難した。さらに「戦争はマフィアの金儲け」とまで公言。当然の結果、アメリカ・ナチス派のハザールマフィアと対立する。
第2次世界大戦後も、アメリカ軍をハザールマフィアの私兵へと変貌させたパパ・ブッシュに、最後まで盾突き続けた。そのバトラーの意思を継いだ海兵隊制服組が、バトラーの長年の敵であるハザールマフィアに対して宣戦布告をしたのである
アメリカ軍の第1の目的は、アメリカ・ナチス派のハザールマフィアから、アメリカ国民の手にアメリカ軍を取り戻すことである。
アメリカの全戦力は陸海空海兵隊を合わせて140万人規模、年間予算は6000億ドル(約63兆円)にも及ぶ。しかし、国土の防戦だけであれば、現在の10分の一の戦力で十分だと言われている。ハザールマフィアが世界を侵略・支配するために、国防に必要な戦力の10倍まで規模を膨張させてきたのだ。そして今、ハザールマフィアの限界を超えた搾取の果てにボロボロになったアメリカ経済の中で、アメリカ軍の存続自体が危ぶまれているのだ。
「これ以上ハザールマフィアの金儲けに使われたくない」と言う意思の下、アメリカ軍は「トランプ軍事政権」を樹立したのである。