(35)過激派と穏健派の2大メーソンが熾烈な抗争へ
アメリカでの新旧勢力の対決には、根深いものがある。それが、ブラック・メーソンとホワイト・メーソンの対立抗争である。
いかなる組織にも過激派と穏健派が存在する。国際秘密闕所フリーメーソンも例外ではない。さらに、そこには、目のくらむ超巨大利権が絡んでいる。富の集中は、権力も集中させるが、構想も呼び寄せる。身近では、日本最大の暴力団、山口組の内部抗争がその典型だ。その分裂劇も原因は、金と権力の奪い合いなのだ。巨大秘密結社も同じ構想が付きまとう。特に腐った汚い金の周りには、金蠅、銀蠅もたかるし、死神も寄ってくる。さらに、過激派と穏便派の対立も激化してくる。それは、我々の想像を超える熾烈なものだ。
その兆しが見えたのが、2011年世界金融危機だ。メーソン・ロッジ発祥の地であるギリシャ、そしてメーソンの母国アメリカが危機に瀕した。その背景については並木伸一郎氏が解説する。
「これは、メーソンの最高位に君臨するとされる、ロスチャイルドとロックフェラー2つの財閥での、内紛が起きたためだという。これまで裏から金融をコントロールしてきた両財閥だったが、時代の趨勢によるのか、あるいは世代交代で不都合なことが起きているせいなのか、あちこちでほころびが出始めているらしい」
かっては師弟関係だった両家も3代、4代・・・と代を重ねている。権力抗争が起こっても不思議ではない。
「それに乗じて、内部で反乱を起こし、離脱して、「反メーソン=ブラック・メーソン」として暗躍するグループが増えてきているのだという」(並木氏)
つまり、秘密結社メーソンは、今や完全に2派にわかれつつあるという。大別すると、ロックフェラー(ブラック)VSロスチャイルド(ホワイト)と言う構図である。
「しかも、メーソンのロッジはそれぞれ独立しており、今や敵と味方に別れている。そこに付け込んだのが、同じ世界統一を目指すバチカンの闇の勢力で、そのバチカンが、すでにブラック・メーソンの一派と組んだという情報さえある」(並木氏)
つまり、2派に分裂したメーソンの争いに乗して、第3の秘密組織バチカンが漁夫の利を得ようと登場した図式である。
これから両者の対決は、凄まじい抗争を見せ始める。
「2派の間で、ついに核を使った抗争が起きたといわれる」 並木氏は耳を疑う事実を述べる。それが、2011年8月23日、午後1時51分に発生した奇妙な地震だ。アメリカ東海岸は、突然M5・8の振動に襲われた。震源はバージニア州リッチモンドの北西地点。小保では114年ぶりの地震だった。付近のノースアンナ原発も緊急停止。首都ワシントンも93年ぶりに大きく揺れた。この地震は、普通の地震とは全く異なっていた。地震波形を見ると通常発生するはずのP波が全く検出されていない。地震には「縦波」(P波)と「横波」(S波)がある。P波は伝達速度が速いので、先に地震計で観測され、次にS波が到達する。
「では、P波のない地震がなぜ起こったのか? 答えは明白だ。「核爆発」だったからだ。なぜなら、核爆発による地震では、このP波が発生しない」(並木氏)
「これを裏付けるべく、2011年8月24日、ロシア連邦軍参謀本部情報局(GRU)の関係者からの情報で「メーソンが構築した地下都市が、核爆発で襲撃された」と言うニュースが、ロシアの英語版ニュースサイトに流出した。それによると、アメリカ本土の中西部に巨大な地下都市が建築されていて、そのトンネル網の末端が核で攻撃されたというのだ」
こうなると、まるでハリウッド映画の世界である。しかし、報道には信憑性がある。
「そこには、1960年代に米空軍によって構築された大陸間軍事用トンネルの複合体であり、その後にCIAが使用していたものだという。今回、核攻撃されたのは、コロラド州とバージニア州の地下に延びる主要なトンネル網の末端らしい」(並木氏)
冷戦時代に、米軍部が、核攻撃によって、地下に基地やトンネル網を配備したというのは、十分あり得る話だ。それがCIA極秘基地からメーソン組織に転用されていく過程も理解できる。CIA自体がメーソン下部組織の情報機関であるからだ。
「この前例のない核攻撃は2011年8月22日に始まった。そして、コロラド州トリニダード近くの地下トンネル網の東末端で、第2の爆発が起こった。この爆発が同23日に発生した地震の引き金になったのだという。つまり、地下基地が2発もの核攻撃を受けたのである。その結果、爆風が内部のトンネル中を吹き荒れ、フロリダ州のマクディル空軍基地の地下を通っている主空気圧開放トンネル末端の空気穴から噴き出したのである」「その時の音が、奇妙な音として全米ないし世界中に響き渡った。この時、マクディルの近くのトロピカーナ・フィールドで野球の試合が行われており、そのビデオを見ると、この不審音がしっかりととらえられていた」「核爆発が起きたならこの爆風は放射能だ。当然、内部は放射能物質で汚染され、トンネル内部にいた人間たちは破滅したはずだし、地上にいる人々もかなり被爆したはずだが、間瀬メデイアで報じられることはなかった。事件は、完全に闇に葬られてしまったようである」(並木氏)