(2)スーパー公務員、高野氏の知られざる姿
飛鳥「今回は、まず最初に、講演という形で竹本良先生が話してくださいます。それが終わったら、高野誠鮮さん。高野さんはテレビに結構出ています。公務員はもう退職されましたか。スーパー公務員ということで地方活性化というか、あれは活性化をもう超えちゃっています。彼は国から約60億円をふんだくって巨大な、バビリオン、宇宙科学博物館「コスモアイル羽咋」を作りました。アメリカのマーキュリー宇宙カプセルとかロシアとかの国宝級のヴォストーク型帰還用宇宙カプセルなどが展示しています。永久に借りていいといわれている。つまり、もらったということです。それだけではなく、ローマ法王に米を売りつけるという途方もないことをやってのけたんです。公務員はこんなことまでできますよと、TBSで「ナポレオンの村」というドラマの主人公にもなった超有名人でございます。
それ以外にも、公務員の鑑ということで、いろいろな番組でも取り上げられています。昔、「すぐやる課」というのがあったんですけど、それを超えちゃっています。テクニックが素晴らしいです。とにかく手紙作戦で、ダメ元で手紙を書く。この方はお寺のご住職さんで、不思議なものをいっぱい見ているんです。
要は、表に出したらびっくりするぐらいの超大物2人なんです。こういうチャンスはなかなかないと思います。皆様方、余りお気づきではないでしょうが、ヒカルランドは裏技をいっぱい使っていて、「業界の異端児」とまで言われています。出版社がイベント会場を持っていることが、まずおかしい。やたら本のタイトルが長いのですが、その方が中身がわかります。アマゾンでも販売されているのですが、アマゾンの場合は本の帯をとって表示してしまうんです。ところが、ヒカルランドは帯を印刷しているので取れないのです。アマゾン泣かせです。そういうのも全部、石井健資社長が考え出しています。あと、僕も仕組みがわからないのですが、ヒカルランドは、ほかの出版社よりも、はるかに早く本になるんです。三上編集長も「いまだにわからぬ。どんな裏技を使っているんだ」と言っていました。
社長の石井さんは、もともと徳間書店で「超知シリーズ」を出された編集長でした。自分の好きな分野をやりたいということで、本間肇さんという小説部門の編集長の方と作った会社がヒカルランドです。ヒカルランドのロゴキャラクターは「ちびまる子ちゃん」の作者さくらももこさんが描いています。だから、非常にアットホームな雰囲気です。学研の本社ビルに入った方はいらっしゃらないかもしれませんが、あそこも確かにイベント会場はあります。だけど大きすぎてパーテーションで区切られています。外部に貸して、どこかの企業のお偉いさん方の講演会とか、お堅いんです。ここはラフに来られますし、駅からも遠くないので、僕は非常にここを好んでいます。
それでは大物の竹本良さん。全部しゃべっちゃいなさいよ。ここだからしゃべれるものがあるんじゃないですか」
竹本「まあまあ、しゃべっちゃいますけどね」
飛鳥「まず、ご自分の紹介からどうぞ」