(29)本物の超能力者の実力
高野「本物の超能力者は絶対に表に出てきません。テレビに出てくるのは大したことはないのですよ。とんでもない奴がいるのです。カメラのボディそのものには触らないで、プリズムだけ外に飛び出させるのを見たことがあります。ニコンへ持っていくと、「6000度くらいの熱を加えましたね」と言われる。一瞬の内にプリズムだけが飛び出るのです。プリズムの留め金が溶けているのです。正露丸を瓶から出して、それを元通りにするというのも見ました。シャーレに入れておいた正露丸がどんどん消えていって、ビンの中に戻ってしまう。トレーニング方法が面白いですね。若い能力者を一つの部屋に集めてやったり、マウスの尻尾を手を触れないままちぎってそれを元通りにしたり、いずれにせよ、本当にすごい奴は表に出さない。強烈なのがいますよ」
飛鳥「日本に来る中国の超能力者の多くは、スパイですかね。とある中国人超能力者が日本に来たとき、中華料理店に入って店長を呼びつけ、料理をさんざん出させて、金を払わないで店を出たらしい。それなのに、店長はペコペコしていたという話があります。アメリカのある大学教授が自分の勤めている大学のキャンパスで突然物乞いを始める。なぜそうなったのかと言うと、一人の男がマッチ箱程度の黒い箱を手に持って教授に近づき、すれ違いざまに言葉を耳元でささやくと、男は教授の首に手を回し、ゆっくりと回転させるように座らせるだけで、頭のよさそうな教授は、男が手渡した「私は物乞いです。何も食べていません。御恵みを」と言う板を手に、学生相手に本当に物乞いを始めたのだから驚きを通り越して恐怖に包まれた。この箱はNSA(国家安全保障局)の発明で、ほんの数秒で人の人格を変え、思い通りの行動を起こさせるという。長時間は無理だが、人格者一人を痴漢にするくらいは朝飯前だという。
こうした手を使ったなと思ったのは、2012年11月14日、NHKの森本健成アナウンサーが、東京の東急田園都市線渋谷~二子玉川間を走行中の急行電車内で、女性の下着の中に手を入れ、胸を触った疑いで警視庁に現行犯逮捕された事件です。言えることは、森本アナウンサーは痴漢をしたという事実を認めていないことです。この事件で重要なのは、原子力村の意向が絡んだ官憲による国策逮捕である可能性が浮上したことです。森本アナは2012年7月24日に放送された「NHKスペシャル・原発事故調最終報告~解明された謎 残された課題」の司会を務めた人物である。NHKアナにすれば珍しく、最後まで執拗に食い下がった司会ぶりを示していた。原子力村が決して触れてほしくないタブーへの追及姿勢に満ちあふれていた。原子力村はこの原発事故検証番組をアーカイブとして再放送できなくするためには、番組出演者の誰かを犯罪者に仕立てる必要があった。そのターゲットになったのが森本アナで、メイン司会者を破廉恥犯罪の犯罪者にしてしまえば、この番組の公共性を剥奪し闇に葬ることができる。原始力村の背後にいるのはアメリカで、自民党に一刻も早い原発再稼働を求めている最中だった。アメリカは日本と協力して原発を世界中に売りさばくことで莫大な利益を獲得しようとしているので、目だった反原発活動は反米行為とみなされる。自民党はアメリカの言いなりだから、本音は原発再稼働と増設であることは間違いなく、反原発活動家は目の上のたんこぶともいえる。そこでNSA職員が例の箱を持ち込み、森本アナに仕掛けた可能性が極めて高い」
高野「社会的地位を奪うのですね。切れ味鋭いコメントを出す評論家は危ないです。手鏡で女子高校生のスカートの中を覗こうとしたという事件もそうですね」
飛鳥「植草一秀教授の事件もそうです。事件当時、植草教授は竹中平蔵氏を追っていた。当時、アメリカは小泉内閣を全面支持し、日本経済の構造をアメリカナイズすることを強く望んでいた。植草教授はそのアメリカ型経済戦略に真っ向から反対していた。そしてアメリカに知られるところとなった。このケースは検察の常套手段が使われている。冤罪にして、その人間がいかに非道で悪辣かをリークする方法です。すると日本人は単純なので簡単に騙される。2004年4月8日3時過ぎ、植草教授は品川の高輪口側のエスカレーターで、女子高生のスカートの中を手鏡でのぞこうとして捕まり、早稲田大学大学院を辞める羽目に陥った。植草教授を警察が後をつけていた行為がまず奇妙で、人ゴミでごった返すJR品川駅で、上りエスカレーターで手鏡をポケットから出して、下に持っていった証拠を持って現行犯逮捕されている。これは最初からターゲットを絞っていたことを意味する。・・・・後になってエスカレーターに監視カメラがあることを知り、その公開を要求したところ、録画を消してしまったという。それに、鉄道警察が階段を駆けあがりながら犯行を確認したと言っているが、階段からエスカレーターを見下ろすことは不可能です。…おかげで植草教授は早稲田大学大学院を辞める羽目になった」
高野「社会的な信頼が一挙に失墜しましたね」
飛鳥「その後、植草教授は名古屋商科大学で仕事をすることになりますが、警察は執拗に植草教授をつけ狙い続け、2006年9月13日午後10時過ぎ、今度は女子高生に変装した婦人警官に痴漢行為をしたとして逮捕した。場所は京急本線の品川~鎌田間の下り快特電車内でしたが、女子高生に化けた婦人警官に痴漢する確率は限りなくゼロですよ。その婦人警官は男を誘う卑猥な動きをしていたことになり、むしろその女こそ逮捕されるべきでしょう」
高野「本当に危ないなと思われたらいろいろやられます。ヘラヘラしていればいいのです。本当の事と、間違っていることを同時に出していればいい。・・・・横浜かどこかで女の子がいなくなって大騒ぎしたのに、突然出てきて、いつどうやっていなくなったのかわかりませんと言う事件がありました。あういうのはおそらくアブダクション(宇宙人に誘拐されたこと)だと思います。・・・・世界中がエネルギー問題も食料問題も滅茶苦茶な状態です。その解決策が見え隠れしてくる状態が生まれるきっかけが「黒船」なのです。黒船がカギになりますよ。昔の日本では黒船が来ることによって国内が一つにまとまりました。それと同じことが全地球規模で起こってくると思いますね。だからUFOは第2の黒船だと思えばいい」
飛鳥「聖書学的には、世界中が終わる直前、新エルサレムと言う超弩級の階段状ピラミッドが地峡に戻ってくると預言されている。その構造物は預言者エノクが作った城塞都市で絶対神の手で天空に取り上げられたとされている。これが後のラピュタになるわけです。そのエノクの街が巨大化し、再び地上に戻ってくるとき、その一辺は1万2000スタディオンと記されている。1スタディオン=約185メートルなので、エノクの街は外周一辺早く2220キロ。北海道の稚内から沖縄の手前の徳之島までの距離に相当する。一説ですが、その超弩級階段状ピラミッドは真っ黒だという。それが黒船と言うことかな」
高野「ギザのピラミッドは真っ白だったという話がありますね。塗料の一部が残っていたりすることもあるようですね」
飛鳥「古代ギリシャの大理石の石造は純白だったというのは間違いで、全部色つきだったという話もある。本当は仏像は極彩色で、寺社は朱色に塗られて絢爛豪華でした。ド派手だったのが剥げ落ちたのです。古くなって劣化しただけですよ」
高野「彩色は本当です。決して濃淡ではなくカラフルな世界です。原色です。五色を使うのです」
飛鳥「ありがとうございました。これで学研ムー編集部の新企画、高野シリーズが決定した。高野さん地雷を踏んでしまいましたね(笑い)」
高野「ムー」の怖さ知りましたよ(笑い)」