(7)日本は本当の戦場の真実を知れ!
地上軍をGIと言う。GIである米兵たちは、自分たちを卑下して政府供給品と言い換える。要するに自分たち兵隊は政府の備品、捨て駒で、ぼろ雑巾なんだという言い方である。俺たちは馬鹿だから兵隊やっているんだということである。地上軍は今はブラッドレー装甲車(ハンビー)に乗っているが、昔は1日30キロとか一所懸命歩いていた。上の将校だけが馬に乗り、ジープに乗っていたが、下は毎日30キロ歩く。それが軍隊である。この地上軍が投下されて街から街を掃討戦をやらなければいけない。そうしないと戦争が終わらないのである。平壌制圧を1週間でやって、指導者を取り替えればそれで終わり。
安倍首相たちは憲法を改正するとか、戦争が出来る正常な国になるのだとか、馬鹿なことを言っている。いくら日本が強がりを言っても現実はアメリカの属国である。だから、主体的には何もできない。だから「黙って何もするな」と言うのが副島氏の戦略だという。ただし、どうせ後方支援活動と言って、後ろの方から荷物運びの人足仕事をしなければいけない。戦国時代の言葉では馬卒であり、馬を引いて荷物を運ぶ仕事である。どんな大きな大名でも戦闘員は1000人が限度である。戦うのは1万人の内の1000人で、残りの9000人は馬卒、馬引き、飼い葉おけ、荷物運びに決まっている。軍隊の後ろの方には赤十字の病院みたいなものがついていて、危ないなと判断したら、司令部と共に先にぞろぞろと逃げていく。これが人間のやってきた本当の事である。突っ込んでいくやつはバラバラと撃ち殺されて、はい、終わり。最先頭の兵隊が殺されたら、もう終わりなのである。あとはやる気がないから、命がけで逃げる。
人間はその程度の生き物だ。強がりを言うやつは本当にアホだ。一番恐ろしいアメリカの人殺し専門部隊の陸軍グリーンベレーや、シールズ(米海軍あざらし隊)やら、こういうのが戦闘の怖さを一番知っている。臆病であれとは言わないが、常に慎重であれ。これが人間の生きる延びる道である。だからと言って、智慧の足りない、臆病者と言うのは困り物である。
アメリカは帝国(エンパイア)だから、その属国の一つである日本のトップには無能なものを指導者として置くようにしている。アメリカは金だけ日本からふんだくればよい。もし日本から立派な人間が出てきて対等に交渉するとか言ったら叩き潰す。日本で反米を明らかにした政治家はみんな順番に殺されている。
橋本竜太郎が、ニューヨークで「日本政府の米ドルの一部を金の備蓄に換えたい」と言ったとたんにコロンと死んでしまった。橋本の秘書なんかは築地本願寺の前でバンと跳ね飛ばされて死んだという。アメリカに逆らうやつは順番に殺す。梶山静六は車の追突事故で死んだ。小此木彦三郎と言う横浜の代議士。この2人(梶山と小此木)の秘書や子分をやっていたのが菅義偉である。親分を料亭の階段から落としたのではないか。菅の親分は全部死んでいる。人殺しでもやらないと一番上にはいけないようになっているからである。副島氏は殺されないでここまで来たという。
トランプは「ワシントンを大掃除せよ」と言った。これを推進しているのがステイーブ・バノンである。副島氏とバノンの脳が一種だという。「ワシントンの各省でとぐろを巻いている官僚たちを叩き殺せ!」という気持ちになるという。「反税金、反官僚、反福祉」である。馬鹿官僚どもが国家予算に集って甘い汁を吸う。最低限いなけりゃいけない公務員だけ残して後は首にすべきだ。公務員の数を10分の1にして、後は全部処分しろ。これがリバータリアニズムである。
ポピュリズムを、日本の馬鹿新聞社と知識人たちが「大衆迎合主義」とか「俗受け大衆主義」と訳しやがった。そうではない。ワシントンで俺たちの代表のふりをしている議員どもと官僚どもを叩き潰せと言うアメリカ国民の怒りの表れである。アメリカの田舎の保守の農場主とか、商店主たちの激しい中央政界への怒りの事である。この民衆反乱の流れにトランプは乗った。バノンがトランプに選挙参謀として「怒れる国民大衆の支持を取り付けろ」と助言して、トランプは勝った。
トランプはど穢い経営者である。不動産業を引き継いで這い上がった経営者である。だから泥臭い。リバータリアンはきれいごとを言わない。理想主義がないのがリバータリアン達の特徴である。