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「リッチスタン」とは何か(23)

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(23)底辺への競争」で格差拡大を目指す!

 ギリシャが、EU創設時にユーロを導入するや、瞬く間に金利が下落し、資金調達が容易になったことは確かである。するとヨーロッパ中の大手銀行が一斉にギリシャに貸付けを行ったが、2004年の「アテネオリンピック」を契機にギリシャの余力も底をつき始める。莫大な資金が必要になるオリンピンク施設の建設と運営の為、さらなる莫大な借り入れを行ったからである。

 ギリシャの粉飾決算を指導したのがゴールドマン・サックスだった。ゴールドマン・サックスがギリシャ政府に、2000年から2001年にかけて、将来の空港税・宝くじ収入を担保にし、ギリシャに数十億ドルも提供したとされる。この金利取引で融資された資金は為替取引で計上されるため、財政赤字はGDP比13%で、これがユーロ全体の信用不安へと発展する。

 更に「サブプライム危機」と「AIG経営危機」と同様、ギリシャの負債急増に多額のアメリカの金融デリバティブも関与していた。ゴールドマン・サックスの最高責任者ゲイリー・コーンら銀行家たちは、ギリシャの粉飾決算の3か月前から働きかけており、その意味でギリシャはゴールドマンが送り込んだ「格差拡大への時限爆弾」だったことになる。

 ゴールドマンと言えば、その背後にいるのがロックフェラーであり、ロックフェラーの上位にいるのがロスチャイルドの構図である。

 破綻したギリシャは、主にIMFが支援しているが、IMFはロスチャイルドの支配下にあり、IMFの支援を受ける国は、ロスチャイルドの支配下に入ったことを意味する。国家がロスチャイルドに支配されるのである。これはロスチャイルドが超国家リッチスタンを完成させ、ヨーロッパがどうなっても構わない段階に入ったことを意味する。それはアシュケナジー系ユダヤが、世界中の99%を支配する最終段階に入ったことである。それはロックフェラーも同じで、世界通貨のドルを駆使して世界経済を操り、アメリカ国内ではすでに1%支配を完成させた。

 2016年のアメリカ大統領選でトランプ旋風が巻き起こったのも、アメリカンドリーム最後の足搔きの悲鳴だった。ロックフェラーは99%のアメリカ人がどうなっても関係なく、アメリカの軍事力に物言わせて、ロスチャイルドの世界支配体制の完成を目指すのである。

 同様に、ロスチャイルドはロックフェラーを通じて、日本人の99%を没落させる戦略を決行させていく。TPPは、その一翼を担い、それには日本人の中間層が邪魔で、小泉純一郎と竹中平蔵を使って、正社員の数を激減させ、契約・派遣社員拡大の前例を構築した。

 この国は前例主義なので、後にはそれを加速させれば中間層は勝手に消えていく。それに異を唱え、アメリカの手先を警告した経済学者の植草一秀氏は警察とマスコムによって合法的に追い落とされてしまった。現在、自民党は、遅くとも10年後には正社員ゼロを目指している。今、中古住宅の数が激減する理由は、中間層が企業倒産やリストラで失業し、再就職がかなわず、住宅ローンの未払いで家を手放すからとされる。

 「団塊の世代」が、アシュケナジイー系ユダヤの標的になっている。やがて「国民保険制度」「年金制度」が破壊される。日本の未来を背負う若者層が彼らの狙い撃ちにされ、既に日本の未来から駆逐されている。自民党が選挙権を18歳に引き下げたのも、まともな生活をするには「国防軍」に入るしかない状況を形成するためである。

 TPPの正体は「新連合軍」であり、ブラックボックスが「環太平洋軍事同盟」である。日本の若者はアシュケナジー系ユダヤの超巨大財閥に操られ、世界中で血を流す時代が訪れるはずである。これは陰謀論ではなく、確かなビジョンである。このことはいずれ分かるが、トランプの出現によりすべてがカオスの状態になってしまった。

 イスラム国は正式に「ISIS]といい、ヨーロッパで「連続爆破テロ事件」を起こし、アルカイダを超える残虐さで世界を震撼させている。彼らのほとんどはムスリム(イスラム教徒)で、EUに特化すれば、親の世代が貧困と内職で中東からヨーロッパに脱出した子孫である。その家族から多数のテロリストが生まれたにもかかわらず、「シリア内戦」からヨーロッパに脱出した400万人の「イスラム難民」をEUが受け入れようとした理由は、「キリスト教博愛主義」とされる。しかし、逆にそれが導火線だったのである。

 つまり、アシュケナジー系ユダヤは第3次世界大戦を起こそうとしているからである。既にフランスのオランド大統領は「フランスは戦争に突入した」と述べ、ローマ法王も「既に第3次世界大戦がはじまっている」と発言している。キリスト教徒を装う「隠れユーダイオス」がロックフェラーだが、世界三大宗教のキリスト教徒イスラム教を同士討ちさせれば、ユダヤ教が生き残る理屈である。

 彼らは北アフリカのチュニジアで「ジャスミン革命」を起こし、アメリカ型民主主義を注入して、リビア、エジプトを転覆させ、シリアを内戦に陥れ、サウジアラビアも例外ではなくなる。

 ハッカー集団「アノニマス」も、NSA(国家安全保障局)が人的資金面で関与していた。トルコ以外は、民主主義など経験したことが無く、台頭してくるのはイスラム原理主義である。そのイスラム原理主義を過激化させたのが「ISIS」で、アフガニスタンの「タリバン」もアルカイダも含め、発端はすべてアメリカである。


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