(2)国際秘密結社が、歴史を裏から操っていた!
世界の歴史は、闇の支配者によって操られてきた。日本人の最大情報源はテレビであり、9割以上の人は、テレビが真実であると信じきっている。しかし、地球の僅か1%が、残りの99%を合計した以上の富を独占している。政治、経済、学問、メディア…あらゆる権利を独占支配している。それが、世界権力(グローバル・パワー)の真の姿である。そしてできるだけ地球大衆に気づかれないよう、悟られないようにしている。99%の人類が1%に支配され、ハイジャックされていることに気づけば、いろいろ支障が出てくるので、闇からの支配がスムーズにいかない。だから、メディアを完全支配し、自らの存在に関する情報を一切流さない。政治も完全掌握しているので、行政などが自らの存在に触れることを絶対許さない。学界も支配下にあるため、彼らの存在を研究することはタブーである。その存在に触れたり、発言したりする研究者、批評家、著述家などは、例外なく異端のレッテルを貼られ、社会の表舞台から追放される。(船瀬氏などはその典型である)
国際秘密結社の名はフリーメイソンである。「自由な石工」と言う意味である。そのマークにコンパスと定規、さらに神(GOD)と幾何学を表す「G]の文字が刻まれている。まさに、この組織が石工組合であったことは一目瞭然である。石工の職能組合が、秘密結社に変貌した理由は2つある。
①王族、貴族から身を守るためである。つまり、王族、貴族の宮殿や城壁などは宝隠し部屋、秘密の通路、仕掛け罠など秘密の宝庫だった。王族にしたら、隠し部屋の秘密を守るために石工達を口封じで殺してしまいたい。そこで、石工たちは城郭設計図の写しを密かに作っておき、それを命の安全保障の担保として石工組合に託した。そのため、「暗黙の脅し」により、王族、貴族も口封じは出来ず、代金を払うしかなくなった。
②特殊技術ノウハウの秘匿である。技術情報は門外不出だった。こうして石工組合は生き延び、さらに技術情報を守るという2つの目的の為に秘密結社化していった。
最初の石工組合はギルドそのものだった。彼らが集会所(ロッジ)としたのは居酒屋だった。そこで情報交換し、さらに杯を酌み交わした。現代で言えば、商工会議所みたいなものだった。しかし、そのネットワークは、次第に拡大し、欧州全域に及び、秘密結社として隠然たる力を持つようになった。そこに目を付けたのがロスチャイルドやロックフェラーなどの新興財閥、国家権力、教会権力などであった。その節目となるのが1717年、英国首都ロンドンに建設されたグランド・ロッジと1723年制定されたフリーメイソン憲章である。これに「自由」と「平等」と「博愛」精神を礎に世界統一するとはっきりうたっている。
つまり、職能組合(ギルド)は欧州の新興勢力に完全に簒奪されたのである。だから、1723年以前のフリーメイソンは古代フリーメイソンと言う。それ以降は近代フリーメイソンと分けて考えるべきである。
近代フリーメイソンは世界中に広まって「巨大団体ー秘密結社」に成長し、同じく謎めいた秘密結社である「イルミナティ」とも深いところでつながっている。フランス革命やアメリカ独立戦争、2つの世界大戦、9・11同時多発テロなど世界に衝撃を与えた事件や戦争の陰には、必ず彼らの思惑が蠢いている。
近代フリーメイソンは次第に隠然たる力を秘めた秘密結社に成長していく。そこには、貴族や王族なども会員として参加するようになっている。
アメリカはフリーメイソンが創った実験国家である。1776年、アメリカ独立宣言にある「自由」「平等」「博愛」は、フリーメイソン大憲章の宣言と同じである。その独立宣言起草委員の一人で、アメリカ建国の父と称えられるベンジャミン・フランクリンはメイソン会員だった。初代大統領ジョージ・ワシントンもメイソン幹部だった。トマス・ジェファーソンも会員であり、米独立宣言著名者56人中53人がメイソン会員だった。つまり、アメリカとは「メイソンの」「メソンによる」「メイソンの為の」国家であった。