(35)アカシックレコードからデータを引き出すのに、日本人が一番適任かもしれない!
シューマン共振、つまり地球の電磁波の周波数である7・83ヘルツの脳波が、日本人のYAP遺伝子に関係するとすれば、日本の禅が今ある形になっているのも納得できる。中国にも禅はあるが、日本の禅宗がまさに禅を完成させた。
禅の基本は「瞑想」だ。瞑想とは何も考えないのではなく、脳をリラックス状態に置く技で、無を思い続ける思考を言う。無欲・無我・無心を指している。つまりは、無は存在しないのではなく、無と言う概念を思い続ける行為、すなわち無限思考と言う神域に通じる道を指していると解釈できる。
日本人は絵画を描く能力の面でも、他国より卓越しており、何も描かない空間を使って心境や現実を強調したりする。だから、筆を入れない空間は無ではなく、宇宙そのものが表される。墨で描く一筆画もそうなら、浮世絵や錦絵もそうで、空間恐怖症のように広い部分を埋める海外の絵画とは全く違う。
「鳥獣戯画」を祖とする日本の漫画もそうで、オールカラーで埋め尽くすアメリカのコミックに違和感を覚えるのは、そこに手を加えない無の空間が存在しないからだ。海外は物質を描くが、日本人は心を描くわけである。
だから、象徴が大きな意味を持ってくる。和歌や俳句もさることながら、能や狂言にも同じ流れがあり、無を持って有を表現する日本人の技は他を圧倒する。それで、禅と日本人の無を理解し活用する文化は見事に一致している。そこにシューマン共振が関わるなら、日本人とガイアの関わりも無視できないレベルになる。(飛鳥氏)
中国の禅って思索しますよね。頭で考える。(山口氏)
日本の禅は考えてはいけないとされるわけ。でも、それは無と言う広大な空間に身を委ねることで、ガイアとの一体感を味わうことだと思う。(飛鳥氏)
「無私の日本人」と言うベストセラーになっている本があるが、飛鳥先生は読みましたか?(山口氏)
ああ、まだ読んでいない。(飛鳥氏)
「私の感情」とか「私の利益」とか、そういうことなしで考えられる民族ってあまりいないと思う。中国人とか韓国人には無理ですが、日本人は自分を殺して考えることが出来る。その「無私の日本人」というのと、日本独自の禅の考え方はかなり近い。そうなると、アカシックレコードからデータを引っ張り出すのに、日本人が一番向いているかもしれない。(山口氏)
向いていると思う。メンタル的に日本人は内向き志向だから、ガイアに向くのに一番適任かもしれない。(飛鳥氏)
それで、地球の磁場と言うのは天候にも直結するでしょう? 例えば、テスラコイルで地球の気象を操っていると言われているが、日本人が生きた人間テスラコイルだとすれば、それこそ「台風人間」みたいに、人間の力で気象を操れるのではないですか。(山口氏)
日本人は予言が大好きなのだ。近代以降でも出口なお、出口王仁三郎、岡本天明などの大物予言者が現れている。妖怪も、祟りもある意味で超能力だからね。この国ほど奇々怪々な国はない。(飛鳥氏)