(32)「呪い面」はマジでヤバい!
都市伝説的に、ロケでヤバイの映ったけど、放送できなくてお蔵入りした心霊映像がいくつかあるとかよくささやかれていますね?(編集部)
あれ、どこまで本当なのですかね。一時期心霊番組によく出ていた芸人のTさんに聞いたのは、心霊番組でロケに行った女の子がおかしくなって死んじゃった。それ以来、しばらくTさんは心霊番組を断っていたという。何か心のバランスを崩して、おかしくなって、その子のメンタルが弱かっただけかもしれないが、実際にそういうことはあるみたいですよ。(山口氏)
Mさんという映画プロデューサーの方に聞いた話では、その方は、結構昔に怪談師の草分けのIさんのビデオスタッフを何回かやっていたらしい。それで、Iさんの事務所から台本がファックスで送られてくるのだけど、4ページ目だけが足りない。3ページの後に5ページになっている。それで、「すみません、一枚抜けています」と言って送り直してもらったら、Iさんは律儀にも全部送って来たらしい。しかし、また4ページだけが抜けている。それから、撮影の時に衣装を車のトランクに乗せて運んだら、Iさんの衣装だけがびしょ濡れになっていたこともあったという。(中沢氏)
妙なことってあるよね。僕が持っている「呪い面」を見たいというファンがいたので、京都の連久寺に預けている呪い面を送ってもらった。それで、「山口敏太郎のオカルト漢塾(おとこじゅく)」と言うイベントが終わった後、希望者だけ面に被せた布の中に入って、面を見るということをやった。イベントの後、気持ち悪いからスタッフにすぐ京都へ送り返すように指示した。そのあと、決算期で忙しいときに体調が悪くなって血圧が上がり、「もう立てない」みたいになって1か月くらい休んだ。(山口氏)
ああ、そうだったんだ。ある種の霊障かもしれない。(飛鳥氏)
それで、なんとなく気になってスタッフに呪い面を送り返したかどうか聞いたら、「すみません。まだ送っていないです」という。それで、具合が悪くなったのだと思う。(山口氏)
山口さんがあの面をお台場に乗ってくると言うので、「それはやめましょう」とみんなで止めたのです。あれには僕も関わりたくないのです。例の口裂け女の映画を撮るために岐阜に行った時も、誰が送ったのか、間違って呪い面が岐阜の方に届いたのですよ。(中沢氏)
誰かが送ってきた。(山口氏)
山口さんが「なんだこのダンボール」と言って開けたら、呪い面だった。僕らは「怖いから絶対見ない」と言って、「大事な撮影なのだから送り返してください」と主張した。それで、呪い面をゆうパックで送り返した。後で確認したら、呪い面を発送したちょうどその時間にカメラが壊れていたのですよ。その日の朝まで何も問題なかったのに、撮影中にカメラが壊れるというアクシデントが起きたのです。(中沢氏)
あの呪いは伝説になった。(山口氏)
だから、本当にあれには関わりたくないと思った。(中沢氏)
あれ、本気でヤバイね。預けている三木大雲住職とも、これはマスコミにも一般人にも公開しない方がいいと、永久封印しようと話している。(山口氏)
テレビで放映したのを見ましたが、あの時は何か起きなかったのですか?(編集部)
一杯あります。例えば、「大阪スポーツ」紙が呪い面を預けているお寺に撮影に来たときにはカメラが壊れたし、「ミヤネ屋」のスタッフが写メで撮った時には携帯が壊れた。(山口氏)
ともかく呪いは危ないですよ。僕は、五寸釘で藁人形を打っている人を目撃したことがある。(中沢氏)
ええ?夜に?(飛鳥氏)
はい。別にそれを見に行ったわけじゃないけど、友達とツチノコ探しに山に入ったら、トントントンみたいな音がしたので、気になって2人で見に行ったら、藁人形を打ちつけていた。(中沢氏)
それは、山の中に神社があって?(山口氏)
神社もありました。場所は群馬の某所です。釘を打っていたのは女の人で、釘を一杯持っていた。(中沢氏)
へえー。そんな人本当にいるのだ。呪いの藁人形の発祥は京都市鞍馬の貴船神社とされている。そこがメッカになっている。そのせいか、未だに「丑の刻参り」が行われているみたいで、監視カメラが境内の何か所かに設置されている。もともと御神木に人型を釘で打ちこむことから「人柱」ともいい、本来なら身代わり、自己犠牲の意味を持つ「流し雛」と同格です。それを呪詛のために使うとは本末転倒で、だからこそ禁止されている。「人を呪わば穴2つ」と言われているように、最後は自分の身に降りかかる。だから、「丑の刻参り」は絶対にやるべきではない。(飛鳥氏)