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現代医療の崩壊(37)

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(37)糖尿病治療は受けると危ない!

(糖尿病の薬は飲むな)

 「長生きしたければ、病院に行ってはいけない」とは「週刊現代」が組んだ特集見出しである。同誌は医療批判では、マスコミの先鞭をつけている。「飲み続けると、すごい副作用が、あなたの身体を壊す」「糖尿病の薬はもう飲まなくていい」(7月2日号)

 同誌の主張には根拠がある。2016年5月20日「日本糖尿病学会」と「日本老年医学会」が、糖尿病の判定基準値の見直しを発表したのである。これまで血糖値が6・5%を超えると、一律に「糖尿病」と判定していたのに、高齢者は7・5%まで、75歳以上なら8%までOKとした。さらに、認知症の人は8・5%まで宜しいとした。つまり、「糖尿病」ではないとしたのである。

「そんなにいい加減なものだったのか?」と大人しく従ってきた患者も憤る。同誌に登場した医師は、「高血圧より、低血圧の方が、よほど恐ろしい。血糖の下げ過ぎで体調を悪くしている高齢者が多い」と言う。糖尿病学会は、その事実を知っている為、コッソリ基準値の見直しを発表したわけである。同誌は告発する。

「心臓病で亡くなる高齢者の中に、日ごろから糖尿病の薬を常用している人が少なくない。薬による低血糖で心不全になり、亡くなった人が、実際には相当数、混じっている」

 こうなると完全な薬害、巨額の損害賠償裁判を起こされても仕方がない。学会の対応は、それを恐れ、「糖尿病薬を飲んだり、インスリン注射が逆に大事な寿命を縮めている。こんなバカバカしいことはない」としている。

(インスリン注射で死亡率22%悪化した)

 2001年からアメリカ、カナダで大規模な実験が行われた。それは糖尿病患者の2つのグループを比較したものである。

Aグループ→インスリン投与で血糖値を厳しくコントロールしている。

Bグループ→インスリン無しで血糖値も気にせず食事療法をしている。

3年後の死亡率はAの方がBよりも22%も高かったのである。つまり、薬で無理に血糖値を下げると、心臓に負担がかかり、心筋梗塞を起こすことが判明したのである。

(薬で後戻りできなくする仕掛け)

 医者の勧めるまま血糖降下剤とインスリンを併用すると、血糖値が下がり過ぎ、倦怠感、抑うつ病状になる。重症低血糖状態が続くと、血糖値を上げるためにアドレナリンを分泌し、血管が収縮する。高齢者の場合、心筋梗塞を引き起こしたり、認知小脳を衰えさせることが珍しくない。血糖降下剤で膵臓はボロボロになり、二度とインスリンを作れなくなってしまう。後戻りはできない。すると、インスリン注射に移行する以外、策はなくなってしまう。(渡辺昌医師)

(医者が薬を売りたいだけであるから、もう飲むな)

 良心的医師も現在の糖尿病治療を全否定する。「そもそも、現在主流になっている体内のインスリン濃度を上げ、血糖値を下げるという治療法が間違っている。薬を過剰に使い、低血糖の発作が起きれば、命を落とす危険性がある。高齢の方であればなおさらです」(新井圭輔医師)

 糖尿病にかかる医療費は、年に1兆2000億円超であり、血糖降下剤などの治療薬の売り上げも4000億円を突破している。医療産業は糖尿病なしでは立ち行かない。糖尿病依存症なのである。同誌は結論付ける。

「医者が薬を売りたいだけ。多くの人にとって、もう糖尿病の薬は使わなくてもいい。医者や病院のために糖尿病薬を使い続ける必要など全くない」

(薬の組み合わせで死ぬ)

 日本の高齢者は、薬漬けである。「降圧剤」「糖尿病薬」「コレステロール低下剤」などである。これらには副作用があり、さらに副作用と副作用の相乗効果により死ぬことがあるという。医師は「添付文書」を全く読んでいない。だから、薬の危険な相乗効果で命を落としている患者は夥しい数に上る。

①「ブラビックス」→これは血液を固まりにくくする薬である。心筋梗塞や脳梗塞の再発を防ぐために処方されている。医者は「血液ドロドロを改善する薬だ」と患者に説明する。しかし、こういう患者が手術を受けると、出血が止まらなくなり死亡する。

②「降圧剤」→「ディオバン」など降圧剤と痛み止め(ロキソニンなど)の相乗効果で危ない。消炎鎮痛剤は血圧を上げる作用があり、降圧剤の処方が過剰になってしまう。アクセルとブレーキを同時に踏むのと同じである。身体には深刻な負担となる。

③「コレステロール低下剤」→「スタチン」は筋肉が溶け出す横紋筋融解症と言う深刻な重大副作用がある。ところが、他の高脂血症薬や免疫抑制剤などとの併用は、副作用を加速させる。

④「血糖降下剤」→他の薬と併用すると、血糖値を下げ過ぎ、手足の震え動悸を招く。利尿剤と併用すると、尿が出過ぎて脱水症になる。

 飲み合わせによる死亡事故は新薬の方が多い。認可の時、他の薬との相乗効果は治験が行われない。そのため、添付文書に副作用記載がない。だから安全だと考えるのは間違いである。厚労省に副作用情報が寄せられて初めて「併用禁忌」が「添付文書」に書き加えられていく。つまりは、患者は人間モルモットなのである。


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