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歴史の波動とは何か(16)

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(16)波動方程式ならフリーエネルギーも解明する!

江本「波動の世界では基数が定まらず、0がいつも同じ0ではありませんよね。その観点からフリーエネルギーの場合は、人の調和が加わらないと何も誕生しないと、アインシュタインの法則が示しています。 そして、フリーエネルギーの実験は、自分一人、もしくは信奉者の中だけでは成功しても、信用しない人の前だと成功しないんですよね」

五島「シュレーディンガーと言う人が波動方程式をつくっています。その解釈ですが、この中に、私は波動の秘密が隠されていること気がつきました。この「シュレーディンガーの波動方程式」については、確率解釈以外は、物理的には全く意味がないと、正統派と称する物理学者は言っています。しかし私は、この式から波動には「実数の波動と虚数の波動がある」と解釈し、これが自説の歴史波動のビッグバンになったのです。実は、波動と言うのは虚数、すなわち精神的な部分と物理的な部分で成り立っていることを表している。そうすると、この式は波動が変化したらエネルギーになることを表しているのです。しかもi(虚数)が式の前についていますから、虚数を掛けることで、虚数と実数がひっくり返るんです。これは、例えば精神的な波動が変化すれば、物理的な実態を持ったエネルギーへ転換されるというわけです。」

江本「色即是空の世界ですね。」

五島「まさにその通りです。これで精神エネルギーが変化したときに、物理的エネルギーになると、確信しました。超能力はこれで説明ができます。このシュレーディンガーの式に対する解釈は誰もしていないんですね。これですべてのフリーエネルギーの説明がつくんです。波動測定機のメカニズムも説明できます。ですから、精神エネルギーは、そのままだと物理的エネルギーとしては取り出せないが、それを変化せた瞬間に、モノが動くとか、念力現象などの物理的エネルギーとして、つまり実数として観測される。心と物質と言うのは輪廻しているんですね」

江本「アインシュタインのエネルギーの法則「E=MC²」と言う法則とあわせて2大波動方程式として存在していたんですね」

五島「そうです。ただ解釈が誰もできなかったんです」

江本「あの当時そんなことを言っても誰も信用しないだろうし」

五島「これで、精神エネルギーを実用化することが可能になるでしょう。未来科学と言うのは、このシュレーディンガーの波動方程式において、精神エネルギーをそのままダイレクトに翻訳し、物理的エネルギーに変換することからスタートする。すでに基礎的な方程式も考えています。電気と言うのは電荷と言う素子がありますが、磁気には磁荷というモノはない。ポール・ディラックがモノポール、つまり単磁極というモノがあると言っているけれど、磁気の本質は解けていない。電気と磁気が存在しているにも関わらず、今の電磁気学は電解中心と言うことです。ところが、このシュレーディンガーの考えでいくと、電気は磁気になり、磁気は電気になるから、現在の電磁気学というモノが根こそぎひっくり返る可能性があるのです」

江本「ぜひ、ひっくり返してください」

五島「はい、私は将来的には21世紀のエネルギー技術というモノを構築していきたいのです。空中にあるフリーエネルギーは、意識で取り出せますが、理論がまだ確立していません。しかし基礎理論式はシュレーディンガーの波動方程式の中にあるのです。この解釈が中途半端であるから一歩も前に進まないのだと思うのです。さらに、全ての波動はサインカーブというモノの合成で出来ているんですね。ですから、その一番原始的なサインカーブで人生も表せるに違いないと確信しています。つまり、ミクロの世界に通用するものは、人生や宇宙と言ったマクロにも通用するはずです。私は科学をベースに、あらゆる現象を解明しようと考えています。そして科学こそが神そのものだと思っています。」

江本「そうなんですか。月刊「波動」のコンセプトの一つに「宗教と科学の融合を目指して」というモノがありますよ。」

五島「ポリシーは月刊「波動」と共通していると思います。限りなく宗教を科学に近づけないと、アメリカでの同時多発テロのように、お互いが正しいと思っていることをぶっつけ合いますから、ベースにそういう科学というものが無ければ、戦争というモノは無くならないと思うんです」

江本「絶望的と思う反面、これだけ時間のスピードが速い時だからこそ、ここ20年間でいろいろなことが可能になると感じています。・・・これからの宇宙時代において、時間の単位が違ってくるでしょう。時間は凄いスピードで進んでいくのではないでしょうか。凝縮された時間が用意されていると思います」

五島「生まれたばかりの赤ちゃんが不幸にして病院で亡くなっていくとき、外部の人は不幸だと見ますが、その子の中では驚くべきスピードで時間が経過して死を迎えたのであって、だからこそ、安らかな死に顔をしている。21世紀と言うのは、単純な物理的スケールだけでは計り知れない」

江本「ゾウの時間ネズミの時間」(本川達雄著)のようにね。私たち身体の中は、42オクターブ構造だと言っている人がいます。それを計算すると人間の体の中は572兆ヘルツ振動する世界、同じ1秒間でも人によって生命時間が違うのですね。過去を考察して分析することが、今の時代に特に必要な事でしょうね。運命的に「こうなる」というような啓蒙ではなく、このままだとどうかな、だからこそ意識を高めなければならないのだよ、というアプローチが必要でしょうね」

五島「そうですね。シュレーディンガーの波動方程式に基づいて、空中から電気が取れるような、原始的な実験モデルは作りました。これからの21世紀は日本から科学を発信してもいいのだから、その先鞭となればと思っています」

江本「日本発ですね。私も自分がなぜアメリカやヨーロッパで評判なのか、最初は判らなかったんですが、もっと日本人は海外で発信すべきです。私は意識して海外から発信しようと思いましたから。また、日本で話すより海外の方が良い話ができるように思います。そんな中、スイスに波動科学というモノを原点にした。新しい科学者集団をつくろうと計画を立てて、2013年までにこれを立ち上げようと思っています。これは宗教も哲学も含めた総合的な研究所をつくりましょうと提案しているわけです。五島先生もぜひその研究を続けて、海外からの発信をお願いします」


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