(37)いかなる権力も手出しできない理想通貨
次々と存在感を増していく仮想通貨。通貨発行権を奪還する戦いは、始まったばかりである。仮想通貨が、ロスチャイルドの絶大な権力を脅かす理由として、5つ挙げる。
①世界のどの政府機関や中央銀行からも影響を受けない。
②ブロック・チェーン技術によって管理され、特定の管理者がいない。
③勝手に仮想通貨量を増やしたり、減らしたりできない。
④決済コスト(支払い、入金、送金など)がほとんどかからない。
⑤全世界のインターネットを止めない限り、消滅することがない。
ロスチャイルドが「通貨発行権を我に与えよ」と公言した事実を思い出してほしい。それは「国家を我に与えよ」と同義なのだ。通貨発行権を掌握するということは、国家を乗っ取ることと同じだ。
国家経済は、この国家の通貨で営まれる。その通貨の発行権は国家にあるのが当然だ。それを担うのが中央銀行だ。通貨を発行し、それを銀行や政府に貸し付ける。そこから市中に通貨が出回り、経済も回る。だから、中央銀行こそは、国家の最重要機関である。ところが欧米諸国では、この中央銀行がいつの間にか、国際秘密結社イルミナティに乗っ取られているのだ。わかりやすく言えば、ロスチャイルドとロックフェラー双頭の悪魔に乗っ取られて今日に至る。その典型がアメリカのFRB(連邦準備制度)だ。このFRBと言う表現ではさっぱりわからない。その正体は「アメリカ中央銀行」なのだ。しかし、FRBは株式会社である。そこで意味不明の名称を冠して国民を煙に巻いているのだ。
我が国の日本銀行もそうである。国民の99%以上は、日銀が株式会社であることなど知らない。→イルミナティが支配していることを隠しているのである。
イルミナティが中央銀行を奪取するメリットは何か? それは紙切れをお金に変える魔法の装置を手中にすることなのだ。それを政府に貸し付ける。次の諺がすべてを物語る。「借りた者は、貸した者の奴隷となる」 つまり、国家がイルミナティの奴隷となる。「マネー・サプライ(通貨供給)を管理する者が国家を支配する」のだ。アメリカの中央銀行を盗んだのはロックフェラー財閥である。アメリカでは、通貨発行権をフリーメーソンから取り返そうとして襲撃され暗殺されたり重傷を負った大統領が6人もいる。リンカーンやケネディがその典型だ。奴らに歯向かう者は大統領ですら平気で闇に葬るのだ。
「アメリカの通貨制度全体を支配しているユダヤは、現在、すべての政治家と、すべての新聞、そして、すべての大学を買収するのに十分なだけのお金を印刷した。この権力を用いて、ユダヤは術策を弄して、諸国家を第2次世界大戦に巻き込み、経済的に自由になったドイツと日本に対して酷い仕打ちを加えた」(宮城氏)
世界中には国家の数だけ通貨が流通している。それは、その国の中央銀行で印刷、発行するべきものだ。しかし、ほとんどの先進国は、中央銀行がイルミナティの闇の勢力に乗っ取られている。株式会社が中央銀行に化けているのだ。だから、多くの株を持っている者が中央銀行を支配できる。そして、通貨発行権を握った彼らは、国家をも支配できるのだ。これがイルミナティによる国家ハイジャックの手口だ。
日本もとっくの昔に奴らにハイジャックされて今日に至る。つまり、国家は奴らの言いなりだ。だから、その支配から逃れるためには、通貨発行権を奪還しなければならない。その切り札がビットコインだと宮城氏は主張しているのだ。
宮城氏は、近年、ビットコイン人気が高まっているので、「中には、この価格が1000万円以上にまで上昇するとみている人たちもいる」という。しかし、この年の暮れ、半額近くまで暴落したのがご存知の通り。しかし、熱狂的に上昇した相場は下がって当然だ。ビットコインの今後の課題は、バブル投機対象ではなく、健全な通貨として、安定して使えるようになることである。価格が乱高下する通貨は、極めてリスキーだからだ。パソコンが苦手な人には仮想通貨の敷居は高いだろう。しかし、宮城氏が断言するように、それはロスチャイルドなどイルミナティによる経済支配、つまりは、1%による地球支配を打破する底力を秘めている。富の分散は、自己防衛の一つの知恵である。単一通貨のみにしがみつくのではなく、多様な通貨や財産に転用する発想こそが闇の勢力の支配から脱する一歩なのだと思う。